栗本薫「グインサーガ119 ランドックの刻印」感想。
ファンタジー。2008年02月13日読了。

栗本薫 /早川書房 2008/02出版 315p 15cm ISBN:9784150309152 \567(税込)
最近のグインサーガの完成度の低さ、作者の我が儘っぷりに、「このままこういう展開が続くのならファンをやめようかなあ」と何度か書いたのだが、本作はタイトルがタイトルなので、やっぱりもうちょっとファンを続けようと思うに至った。
久しくなかった劇的な展開だし、今後数巻は期待が持てそうなので、まあ面白かった方なんだろうけど、やっぱりドラえもんがどこでもドアを出したような御都合の良さを感じてしまう。というか、こんな話にするなら、そもそも記憶喪失にする必要があったのかね?
更に言えば今回の展開は、なんだかまた新たな火種というか無理難題というか、後先考えずに書いてしまって、取り繕うのにえらく遠回りしそうな悪寒が。
あとがきに、【残された人生を「自分自身のためだけに」書いてゆくだけのことだ、とあらためて思います】と書いている。ま、作家ってのは究極的にはそういう存在なのだろうけど、読者無視の大先生になってしまったんだねえ、栗本薫様も。
※という感想を、ブログに書く前にamazonに書いたのだけど、amazonレビューでグインサーガを貶してばかりいるせいか、amazonから蹴られてしまった。というか、本書、amazonレビューがやけに少ない。ハヤカワが規制をかけたのかなあ。まあどうでもいいけど。
7点/10点満点
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