
手嶋龍一 /新潮社 2007/12出版 448p 15cm ISBN:9784101381152 \660(税込)
こんな駄作に手間書けるのが面倒なのでamazonに書いたレビューをそのまま転載。
本邦初のインテリジェンス小説、といわれている本書を今さらながら読了。
・心理描写がほとんど無く薄っぺら、かつ魅力に乏しい人物像。
・登場人物が多すぎて主人公が誰か判らないくらい。
・話が予想できてしまう陳腐な展開。
・たびたび発生する神様視点での描写。
・呆れるくらいつまらないラスト。
小説として読んだけど、すさまじく期待はずれのダメダメ駄作。
これはですな、ミステリファンが「密室ミステリの最高傑作」と絶賛している小説を、ミステリファンじゃない私が読んだとき、ちっとも面白くねえじゃねえか、と感じるときと同じがっかり感ですな。(例:私は、ミステリファンが絶賛している山口雅也の『生ける屍の死』のあまりのつまらなさに、200ページくらいで読むのをやめた)
そんでまあ、文庫版である本書の巻末には、佐藤優の解説が付いているのだが、
・冷戦後、日本人によって書かれた初のインテリジェンス小説だ。
・この小説は細部が実に面白い。
・『ウルトラダラー』はインテリジェンス小説の古典となった。
などと書かれている。
が、この佐藤優の解説をよーく読むと、どこにも「この小説は面白い」「この小説は傑作だ」のようなことは書いていないのだな。
絶賛しているのかと思えてしまうような書き方をしているけど、実はちっとも誉めていないのではないか? とも思えるこの解説は、佐藤優の精一杯の表現なのかな。
1点(駄作だってこと)/10点満点
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