竹下節子「不思議の国サウジアラビア」感想。
いわゆる新書。2008年03月17日読了。

竹下節子 /文藝春秋 2001/07出版 204p 18cm ISBN:9784166601844 \714(税込)
「アラブの大富豪」という本を読み、サウジアラビアのことをもっと知りたくなった。「アラブの大富豪」を読むまで、サウジアラビアとは厳格なイスラム国家で酒が飲めない国であるとは知っていたけど、普通の外国人観光客をほぼ受け入れてなく、観光で行くのは非常に面倒な国とは知らなかった。興味がわいてきた。
で、ネットで本書を見つけたのでさっそく購入。
本書の著者(女性)はパリでアーティストを支援する団体を主催しているらしいが、メモ書き程度の経歴で何をやっている人なんだかよくわからない。よくわからないのだが、義弟がフランス人でサウジアラビアに赴任することになり(ということは著者の旦那がフランス人なんだろう)、その義弟からイスラム思想の研究家である著者の兄に「サウジアラビアに住んでいる人を紹介してくれ」とたのまれたことから著者自身がサウジアラビアに興味を持ち、実際にサウジアラビアに行ってみた、という体験記のような感じの本である。
厳格なイスラム国家であるサウジアラビアは、女性が一人で旅することが許されていない。基本的には男性家族(夫、息子、父親など)が同伴しないと旅することができない。これは外国人にも適用され、女性である著者が行くために著者の夫が同伴しなくてはならず、ビザ(商用ビザ)取得から戻ってきたパスポートは、著者と夫のパスポートがホッチキスでくっついていたそうだ。
意外だったのはメッカ巡礼に関する話で、サウジアラビアには巡礼ビザなるものがあり、世界中のイスラム諸国から巡礼者を受け入れており、毎年数百万人がメッカを訪れている。特にハッジと呼ばれる時期には、200万人以上がメッカに集まるらしい。その人数を受け入れることができるサウジアラビアという国の体制には驚くしかない。
もともと投資信託でアラブ投資を行っており、こんどはドバイの証券会社に口座を開いてドバイ&アブダビ株の現物に手を出そうとしていることから中東に関する本を読み始めたが、そんなこと抜きに興味がわいてきた。
7点/10点満点
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