宮嶋茂樹「不肖・宮嶋 ちょっと戦争ボケ・上 1989-1996」感想。
戦場ルポ。2008年04月21日読了。

宮嶋茂樹 /新潮社 2005/11出版 445p 16cm ISBN:9784101242330 \619(税込)
◆スチャラカ戦場カメラマンという印象しかなかった宮嶋茂樹。でもチェチェンのルポを読み、意外とすごい取材をやっているのかもしれん、とも思ったので、宮嶋茂樹戦場ルポ集大成のような本書を買ってみた。
◆上巻である本書には、チャウシェスクがクーデターで失脚した直後のルーマニア、ペルシャ湾での自衛隊掃海同行取材、空爆後のボスニアに一人レンタカーで陸路で突撃取材、ルワンダ大虐殺の取材のためにウガンダのカンパラから陸路ルワンダそしてルワンダ難民が多数なだれ込んだ旧ザイール、そしてゴラン高原での自衛隊PKOの取材。
◆この本は「不肖・宮嶋」という極右的な愛国主義者が、下品な印象を受けるような関西弁で書いているため、取材地の苛烈さを考えたら凄まじく真面目なルポのはずなのに、何だかスチャラカな印象を受けてしまう。商売的にはスチャラカな方が売れるのかも知れないが、もったいないなあ。でも真面目きわまりない広河隆一が国際ジャーナリズム雑誌「DAYS JAPAN」の運営に苦しんでいる現状を見ると、商業的に走っても仕方ないのか。
◆ここ数年、世界情勢に関する本をよく読むようになった私には興味のあるルポなのだが、世間一般では他国の、それも紛争が起こっている(貧乏)国のことなどあまり歓心を引かないのであろう。そういう意味では、この下品な語り口は、世界情勢を分かり易くかつ的確に伝えるためにはとてもよいのかも知れない。下巻にも期待。
7点/10点満点
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コメント
こんにちは天野さん。
ワタクシも、「不肖・宮嶋」好きです!
南極にいったやつとか、わしは降り立ったとか。ほとんど読んでます。
不肖・宮嶋好きとしてランキング、クリックしときますね!masaki
投稿: masaki | 2008/05/02 23:48