宮嶋茂樹「不肖・宮嶋 ちょっと戦争ボケ・下 1996-1999」感想。
戦場ルポ。2008年04月23日読了。

宮嶋茂樹 /新潮社 2005/11出版 462p 16cm ISBN:9784101242347 \660(税込)
◆下巻に掲載されているルポは、ゴラン高原での自衛隊PKOの同行取材→イスラエルとシリアを行ったり来たり、航空自衛隊の戦闘機F-15への体験搭乗、海上自衛隊の演習航海に同乗して釜山港へ、またも海上自衛隊の演習公開に同乗してロシアへ、破壊されたコソボ取材、トルコ地震の支援のために支援物資を運ぶ自衛隊に同行取材、とまあ盛りだくさんである。
◆過酷な場所で取材をしているのに、それを感じさせない文体。花田紀凱の解説を読み、不肖・宮嶋の文体が作られたキャラクターであることを知る。週刊文春をメインにしているからしょうがないのかも知れないけど、実にもったいない気がする。真面目なルポを書けば、もっと評価が上がると思うのだが、評価が上がったところで金にはならない現実があるのだろうな。国際ドキュメント雑誌「DAYS JAPAN」も、毎号毎号金穴のようだし。
◆最近真面目なルポばかり読んでいるから、こういう感じのルポはとても新鮮に読めた。宮嶋茂樹の集大成的な上下巻を読み、とりあえず他の不肖・宮嶋ルポも読んでみようと思うのであった。
7点/10点満点
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