高野秀行「辺境の旅はゾウにかぎる」感想。
紀行文。2008年06月23日読了。

高野秀行 /本の雑誌社 2008/06出版 253p 19cm ISBN:9784860110833 \1,575(税込)
◆高野秀行の本は書き下ろしが多い。本書は、「本の雑誌」や「旅行人」などに掲載(連載ではない模様)された文章をまとめた本。
◆高野秀行の名著に「アヘン王国潜入記」という本がある。潜入記はビルマから立ち去るところで終わるが、実際はビルマからの出国がかなり大変だった。という顛末が「アヘン王国脱出記」として本書に掲載されている。これがまたけっこう笑えるのである。
◆「テレビの理不尽」という話では、ビルマのドキュメンタリー番組撮影に40日間同行し、いろんな(大変だったけど面白い)出来事が発生したのだが、ドキュメンタリーの趣旨から外れるエピソードは番組に反映されないという嘆きを書いている。文章にするのなら後からエピソードを思い出して書けばいいけど、テレビ番組に知るためには映像が撮られていなければならない。どんなに面白い出来事があっても、映像に残っていなければ番組としては成立しない。そういう嘆きも含まれている。ただこの話、どこかで読んだ記憶があって、何でだろうと奥付調べたら「旅行人」に掲載された話だった。
◆後半は高野秀行が薦める”エンタメ・ノンフィクション”本の紹介。
◆いろんな雑誌に掲載されたものをまとめた本だからしょうがないのだけど、けっこうバラバラな感じが。まあいいんだけど。
5点/10点満点
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