池内了「疑似科学入門」感想。
駄エッセイ。2008年07月21日くだらなくて読み終えられず。
久しぶりにひどい本を読んでしまった。
タイトルが「疑似科学入門」で、著者は宇宙物理学などを専門にしている大学教授であり、帯には「エセ科学のわなに落ちないために」と書かれていて、岩波新書である。
エセ科学をばったばったと切り落としてくれるのかと期待していたのだが。
本書12ページ、幸運グッズを売る人たちと、それを買ってしまう人たちに対して、
「人生は山あり谷ありだから、逆境の時期はそのうち去って好調の時期が必ず訪れる。幸運グッズを買おうが買うまいが、いずれ時期が来れば不調を脱することができるのである。」
それは経験に基づく人生訓であって、科学ではない。
本書50~51ページ、浄水器に対して苦言を呈している、
「水道水が悪いという評判から、浄水器が大いに売れている。カルキを抜くという触れ込みだが、頻繁に手入れをしなければその効果はすぐに薄れてしまう。しかし浄水器を通していることに安心してしまって面倒な掃除をしない家庭が多い」
浄水器は10万円以上するものから、3000円でくらいで買えるものまでピンキリである。
安いものに多いカートリッジタイプは、手入れをあまりさせずに、カートリッジそのもの交換させる。そうすることにより、手入れをしないでも効果が続くようにしている(カートリッジを交換するんだから効果が続くのは当たり前だが)。
効果がすぐに薄れてしまうというのは、どういう種類の浄水器を、何日放っておいたら薄れるのか?
本書はデータらしいデータが何も載っていない。
本書は、大学教授である著者が、エセ科学の蔓延に腹を立て、勢いだけで書いてしまった単なるエッセイである。
あまりのくだらなさに、半分程度読んだ段階で投げ出してしまった。つまり読み終えることができなかった。私はあまり読んでいる本を途中で投げ出さない方だが、これはダメだ。
本書は駄本だ。
それもかなりひどい駄本だ。
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