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2008/08/27

山田肖子編「アフリカのいまを知ろう」感想。
岩波ジュニア新書。2008年08月19日読了。

アフリカのいまを知ろう
山田肖子 /岩波書店 2008/03出版 245, 18cm ISBN:9784005005888 \819(税込)

◆岩波ジュニア新書で出版されたアフリカ関連書。内容は、
・編者によるアフリカの概要
・アフリカ研究者へのインタビュー(それぞれ10ページ程度)
 関西大学経済学部教授 北川氏の語る「日本とアフリカの交流史」
 日本貿易振興機構アフリカ研究グループ長 武内氏の語る「村から国家と経済を見る」
 福井県立大学教授 杉村氏の語る「農業と人々の暮らし」
 神戸大学大学院教授 高橋氏の語る「アフリカ経済と援助」
 東京外語大学准教授 舩田氏の語る「紛争・平和構築と外部者」
 東京外語大学研究員 亀井氏の語る「ろう者と手話」
 早稲田大学大学院客員教授 若杉氏の語る「アフリカの女性と健康」
 国士舘大学教授 鈴木氏の語る「アフリカ音楽と若者たち」
 名古屋大学大学院准教授 佐々木氏の語る「村の社会と仮面結社」
 熊本県立大学教授 砂野氏の語る「文学と社会」
 国立民族学博物館教授 池谷氏の語る「自然環境に依存する人々の暮らし」

◆この中では、アフリカにも当然のことながら聾唖者がいて、そこには手話が存在するという「ろう者と手話」が最も興味深かった。アフリカの手話は、普及させたアメリカの黒人ろう牧師とキリスト教団体のおかげで、喋り言葉とは全く別の言語体系を持っていて、ろう教育はかなりの成功を収めているとのこと。こういう研究テーマがあるのだなあ。
 
◆高橋氏の語る経済援助で、「日本がODAを通じて途上国のために学校を建設すると、なぜ優先的に天然ガスをもらえるようになるのか、その理屈が私にはよくわかりません。全く次元が違う話ではないでしょうか」と言っている。その言葉には頷けるものがある。

◆ジュニア新書なので対象読者である中高生に、もっとアフリカに興味を持ってもらおうという出版意図があると思うのだが、本書はやや詰め込みすぎの印象を受ける。でもこれ以上内容を濃くしてしまうと、まじめな研究書と大差がなくなってしまうので、このぐらいがちょうど良いのかな。

◆ま、良書です。


6点/10点満点

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栗本薫「グインサーガ122 豹頭王の苦悩」感想。
ファンタジー。2008年08月18日読了。

豹頭王の苦悩―グイン・サーガ〈122〉

ああつまらない。


1点/10点満点

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2008/08/26

泉流星「僕の妻はエイリアン」感想。
エッセイ風ノンフィクション。2008年08月14日読了。

僕の妻はエイリアン―「高機能自閉症」との不思議な結婚生活
泉流星 /新潮社 2008/07出版 300p 15cm ISBN:9784101350516 \459(税込)

◆ふつうの人とは違う行動をする妻。実は自閉症の一種であるアスペルガー症候群だったというのはあとでわかったこと。病気だということがわかるまでは、夫から見て妻の行動はとても変。そんな変な行動を、ユーモラスなエッセイ風にまとめたノンフィクション。

◆子供の頃に自閉症と診断されずに大人になってしまった場合、こういう変な人に見えるのだ、という実例(実体験)を詳細に記しているので、ジャンルとしてはノンフィクションなのだろう。けど、エッセイ風に書かれているので、同じようなことが何度も書かれた、ちょっとくどいエッセイに思えてしまう。

◆でも後書き読んだら、くどさの理由がわかってすっきりしたのですが、ちょっと惜しいような気がしてならない。


6点/10点満点

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武田邦彦「偽善エコロジー」感想のコメント、に対する返事。

どなたかわかりませんが、コメントありがとうございます。
リンク先は全部見ました。(全部安全なサイトです)

私は、武田邦彦の主張が全て正しいとは思っていませんが、エコ推進派やリサイクル推進派のアナウンスの方がよほど欺瞞に満ちていると感じています。少なくとも、北極の氷が溶けたから海面上昇につながるというのは、普通に理科を学んでいたら、どう考えてもおかしい事象です。テレビを中心としたバカマスコミが、どう考えてもおかしい事象を垂れ流しているとき、武田邦彦は「そんなのウソだよ」と書籍を出版しました。


武田邦彦の書籍も突っ込みどころ満載です。


地球温暖化を防止するために、今の日本が行っていることは、
→二酸化炭素を減らそう
→石油の消費を減らそう
→PETボトルや紙やその他何でもリサイクルしよう
という流れですが、


・地球温暖化を防ぐ=二酸化炭素排出を減らす、
・石油の消費を押さえる=省エネ、
・勿体ないから使い捨てしないでリサイクル促進、

の3つのことをごちゃ混ぜにして実施しいます。


例えば、武田邦彦がやり玉に挙げるPETボトルのリサイクルを考えると、

・PETボトルを新規に作り、使い捨てしたとき、
・PETボトルを洗って、ガソリン使ってリサイクルセンターに運んで、選別のうえ圧縮して、溶かして、新たなプラスチック製品を作るとき、

この2点を比べてどちらがより多くの二酸化炭素を排出するのか、を比較すべきだと私は思います。

武田邦彦はこれをコスト=エネルギーで話を進めてしまう。だから話がおかしくなってしまう。
エネルギーの全てが二酸化炭素を排出するわけではないのだから。


また、武田邦彦は、地球温暖化や環境問題にかこつけて利益を貪る集団のことを批判していますが、こういう利権集団の存在は証拠がなく、単なる憶測です。こういうテーマの書籍は、科学的批判にだけ留めておけばいいのに、憶測を同列に書いてしまう。そうすることで、一冊の本が丸ごと胡散臭くなってしまう。「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」シリーズは、そういう意味では胡散臭い本でした。が、本書「偽善エコロジー」は、かなり憶測を減らして書かれています。だから私は武田邦彦の次回作に期待する。


武田邦彦も適当なことを書いているのかも知れないが、武田邦彦の主張が全てウソとは限らない。と私は思う。


なお、私が地球温暖化に関して、今のところ一番信用している書籍はnewtonです。

とりとめがなくなった&保存失敗して原稿が一度全部飛んでしまったので、終わり。

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武田邦彦「偽善エコロジー」感想。
いわゆる新書。2008年08月12日読了。

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する
武田邦彦 /幻冬舎 2008/05出版 230p 18cm ISBN:9784344980808 \777(税込)

◆本書の内容は「環境問題はなぜウソがまかり通るのか1」「2」の焼き直しに近い。この両書は、自分が調べたデータを用いて環境問題はウソが多いと批判していたのだが、自分が調べたデータというのはいくらでも捏造(でっち上げ)できるじゃないか、という胡散臭さがあったのだが、本書ではその点が大幅に改善されている。

◆そういう胡散臭さが大幅になくなった本書は、アンチエコ本のひとつの到達点なのかもしれない。今のエコ活動に疑問を感じたら、とりあえずこの本を薦める。それで疑問はかなり解決されるはずである。

◆私は、今の世の中で流行っているエコ活動は、エコを隠れ蓑にした単なる商売と思っている。特に二酸化炭素排出権ビジネスは、どうしようもないくらいひどい。本書では二酸化炭素排出権ビジネスにはほとんど触れていないが、次回作で期待したい。


8点/10点満点

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北方謙三「水滸伝(九) 嵐翠の章」感想。
歴史小説。2008年08月11日読了。

水滸伝〈9〉嵐翠の章
北方謙三 /集英社 2007/06出版 390p 15cm ISBN:9784087461640 \630(税込)

あらすじ(紀伊国屋Bookwebより)
死んだはずの妻、張藍が生きている。
その報を受けた林冲は、勝利を目前にしながら戦を放棄し、ひとり救出へと向かう。
一方、呉用は攻守の要として、梁山泊の南西に「流花寨」を建設すると決断した。
しかし、新寨に楊〓(せん)率いる三万の禁軍が迫る。
周囲の反対を押し切って、晁蓋自らが迎撃に向かうが、禁軍の進攻には青蓮寺の巧みな戦略がこめられていた。
北方水滸、激震の第九巻。

◆また新しい人物登場。入れ替わるようにどんどん死んでいく。これだけ登場人物が多くなってくると(人物紹介だけで4ページもある!)、どういう過程で梁山泊に合流した人物だったのか忘れてしまう。

◆昨日通勤電車の中で、水滸伝を読んでいる青年を見た。20代半ばくらいに見えたその青年は、表紙をつけたまま、カバーを掛けずに水滸伝を読んでいた。表紙の色から察するに、四巻か八巻を読んでいたように思う。九巻を読んでいる私は、その青年に「オレも水滸伝読破中」と言ってみたくなってしまった。さすがに電車の中で見ず知らずの人に声をかけるようなことはしなかったけど、この長大長編を読んでいる人を見ると、仲間って感じがしてしまう。


7点/10点満点

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2008/08/25

下川裕治「アジア国境紀行」感想。
旅本。2008年08月06日読了。

アジア国境紀行
下川裕治 /徳間書店 2004/06出版 254p 15cm ISBN:9784198920746 \559(税込)

◆陸路で国境を越えることが大好きな著者下川裕治。本書には14カ所の陸路国境越え体験記が載っている。例として最初の2カ所は、

(1) 中国・広州→南寧→憑祥→国境越え→ベトナム・ドンダン
(2) タイ・チェングコーング→ラオス側で国境越え→ラオス・フエサイ→バスでウドムサイ→中国・モーハン

◆本書には陸路国境の状況を書いた著者のメモ書きのような地図が載っているのだが、国境の状況よりも、その場所がよくわからないのだ。上記例でいうと、ドンダンもチェングコーングもフエサイも、地名だけ書かれてもよくわからないのだ。

◆下川裕治の本はいつもこんな感じ。もっと地図情報があれば、「下川裕治という旅人はこんなすごいところを陸路で旅しているんだ」と思いながら読むことができるのに、地図がないから「僻地を旅しているんだねえ」という程度で終わってしまう。

◆下川裕治のようなタイプの旅行作家は、ネットにつなげられる電子書籍で出版するのが一番良いような気がする。旅先すべてにGoogleEarth(かGoogleMap)のリンクが埋め込んであれば、「おお、こんなすごいところに!」と旅の共感がもっと得られるような気がする。


5点/10点満点

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北方謙三「水滸伝(八) 青龍の章」感想。
歴史小説。2008年08月05日読了。

水滸伝〈8〉青龍の章
北方謙三 /集英社 2007/05出版 395p 15cm ISBN:9784087461558 \630(税込)

あらすじ(紀伊国屋Bookwebより)
解珍・解宝父子は、祝家荘に大量の兵が入っていることに気づく。
官軍が梁山泊の喉元に、巨大な軍事拠点を作ろうとしていたのだった。
宋江、呉用らはそれを阻止しようとするが、堅固な守りと、張りめぐらされた罠によって攻め切ることができない。
勝利を確信した官軍に対し、梁山泊軍が繰り出した秘策とは。
最初の総力戦が、いま幕を開けようとしていた。
北方水滸、緊迫の第八巻。

◆解珍・解宝父子という新しいキャラクターが出てきた。解珍という父親が、実に味のある人物だ。

◆この巻で祝家荘の戦が始まる。横山光輝のマンガではあっさり始まった祝家荘戦であるが、北方水滸伝ではじっくりと書かれている。十九巻もあるのだから当たり前か。

7点/10点満点

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川上健一「BETWEEN」感想。
エッセイ。2008年08月04日読了。

BETWEEN―ノーマネーand能天気
川上健一 /集英社 2008/07出版 212p 15cm ISBN:9784087463217 \499(税込)


◆川上健一という作家のことは全く知らなかったのだが、高野秀行があとがきを書いている、と高野秀行のWebサイトに書かれていたので買ってみた。

◆病気で小説を書けなくなった作家川上健一は、療養のため「涼しいところの方が身体は楽だよね」という医者の一言で、八ツ岳南麓の高原の村に引っ越した。十六歳年下の奥さんが一緒に来てくれた。小説を書けない作家は金がなく、保険も解約。自給自足の生活をしている。自給自足といえば聞こえは良いけど、猛吹雪の4月、晩ご飯のおかずを得るため、釣りに出なくてはならない。ヤマメかイワナがごちそうなのである。

◆妻子ありの極貧生活。でも頼もしい妻と明るい娘と、楽しい仲間に囲まれているその生活は、貧しさをあまり感じさせない。そんな微笑ましい(?)エピソードが載っているエッセイである。


6点/10点満点

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2008/08/24

北方謙三「水滸伝(七) 烈火の章」感想。
歴史小説。2008年07月30日読了。

水滸伝〈7〉烈火の章北方謙三 /集英社 2007/04出版 389p 15cm ISBN:9784087461442 \630(税込)

あらすじ(紀伊国屋Bookwebより)
聞煥章が宋江の居場所を掴んだ。
宋江は太原府の山中に追い込まれ、一万数千の官軍に包囲されてしまう。
陶宗旺が石積みの罠を仕掛け、攻撃に備える。
官軍は包囲網をせばめ、ついに火攻めを開始した。
飛竜軍、朱同と雷横の兵、さらに林冲の騎馬隊が宋江の元へ駆けつけていく。
一方、青蓮寺は史進率いる少華山の殲滅を目論む。
その謀略に対して、史進はある決断を下した。
北方水滸、動乱の第七巻。

◆全軍ぶつかり合いの本格的な戦闘が始まった。ここが第一の山場なのだろう。しかし文章がすっと頭の中に入ってこない。体調が悪いのか、水滸伝漬けで頭が混乱してきたのか。ちょっと一気に読みすぎたかもしれないなあ。これからは少し読むペースを落とそう。

6点/10点満点

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2008/08/21

どうにもこうにも

ブログを更新する気力が湧きません。
前回更新から、既に7冊の本を読み終えているのですが…

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2008/08/10

北方謙三「水滸伝(六) 風塵の章」感想。
歴史小説。2008年07月28日読了。

水滸伝〈6〉風塵の章
北方謙三 /集英社 2007/03出版 388p 15cm ISBN:9784087461336 \630(税込)

あらすじ(紀伊国屋Bookwebより)
楊志を失った梁山泊は、その後継者として官の将軍・秦明に目を付けた。
秦明を梁山泊に引き入れるため、魯達は秘策を考え出す。
また、蔡京は拡大する梁山泊に危機感を抱き、対策を強化するため青蓮寺に聞煥章を送り込む。
聞煥章は李富が恐怖を覚えるほどの才覚を持っていた。
聞煥章が最初に試みたのは、宋江の捕縛である。
強力な探索網が宋江を追い詰めていく。
北方水滸、緊迫の第六巻。

◆聞煥章という官軍側の人物が突然出てくるが、優秀な人材はいつか日の目を見る、というこの時代を象徴しているような人物である印象。北方水滸伝(というかもともとの水滸伝も同じかもしれないが)は登場人物がやたらと多いが、全ての登場人物が、梁山泊側、官軍側という違いはあれ、全て傑出した人物であるというのが、読んでいて心地よい。

◆地方各地をまわる宋江らが、青蓮寺の一軍に囲まれる終盤、陶宗旺の秀でた能力が都合がいいなあと思ってしまうほど、優れた能力である。こういう御都合主義のような展開は、ひとつ間違えると香港映画のようになってしまうけど、そうはならないところが、さすが北方謙三ということなのだろうなあ。


7点/10点満点

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北方謙三「水滸伝(五) 玄武の章」感想。
歴史小説。2008年07月23日読了。

水滸伝〈5〉玄武の章
北方謙三 /集英社 2007/02出版 390p 15cm ISBN:9784087461244 \630(税込)

あらすじ(紀伊国屋Bookwebより)
宋江の居場所が青蓮寺に発覚した。
長江の中洲に築かれた砦に立て篭るが、官軍二万に包囲される。
圧倒的な兵力に、宋江は追い詰められていく。
魯智深は、遼を放浪して女真族に捕縛される。
救出へ向かうが、幾多の危難がそこに待ち受けていた。
そしてついに青蓮寺は、楊志暗殺の機をつかむ。
妻子と共に闇の軍に囲まれ、楊志は静かに吹毛剣を抜いた。
北方水滸、衝撃の第五巻。

◆怒濤の展開だなあ。予備知識なしで読んだらもっとゾクゾクした感じが味わえたのだろうなあ。だが前巻で死んでしまえ池上冬樹がネタばらししたおかげで、話の展開がわかってしまっているから興を削がれる。

◆全十九巻の話として、第一の山場なのだろう。ここから急展開していくような印象を受ける。

◆それだけに、死んでしまえ池上冬樹。および池上冬樹の解説を載せた集英社の馬鹿担当も死んでしまえ。


7点/10点満点

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緒方信一郎「もっと賢く・お得に・快適に空の旅を楽しむ100の方法」感想。
実用書。2008年07月22日読了。

もっと賢く・お得に・快適に空の旅を楽しむ100の方法(地球の歩き方books ) 海外旅行私にぴったりの航空会社はどこ?

◆死んでしまえ池上冬樹のおかげで、北方水滸伝を読むのに若干しらけてしまった。北方水滸伝は一気読みしようと思っていたけど、その気が失せてしまった。

◆というわけで趣味の本を読む。本書は、飛行機を使った旅の方法として、どこの航空会社を選ぶと旅が快適になるか、世界中の航空会社にはどういった特徴があるのか、を紹介している本である。

◆格安チケットと、航空会社の正規割引運賃との、運賃以外の違いを比べたり、目的エリア別に利用しやすい航空会社の解説があったりと、お役立ちデータとして、各航空会社ごとに、パーソナルTVはついているか、リコンファームが必要か、日本人客室乗務員はいるか、燃油サーチャージはいくらか、などのデータが載っている。

◆まあまあ有益な情報が載っているが、1260円も払ってまで読むほどのもんじゃないかな。ちなみに私は日経BP社のアンケートサイトに回答してもらった2000円分の図書カードで本書を買いました。自腹じゃ買わなかったかも。


5点/10点満点

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池内了「疑似科学入門」感想。
駄エッセイ。2008年07月21日くだらなくて読み終えられず。

久しぶりにひどい本を読んでしまった。

タイトルが「疑似科学入門」で、著者は宇宙物理学などを専門にしている大学教授であり、帯には「エセ科学のわなに落ちないために」と書かれていて、岩波新書である。

エセ科学をばったばったと切り落としてくれるのかと期待していたのだが。


本書12ページ、幸運グッズを売る人たちと、それを買ってしまう人たちに対して、

「人生は山あり谷ありだから、逆境の時期はそのうち去って好調の時期が必ず訪れる。幸運グッズを買おうが買うまいが、いずれ時期が来れば不調を脱することができるのである。」

それは経験に基づく人生訓であって、科学ではない。


本書50~51ページ、浄水器に対して苦言を呈している、

「水道水が悪いという評判から、浄水器が大いに売れている。カルキを抜くという触れ込みだが、頻繁に手入れをしなければその効果はすぐに薄れてしまう。しかし浄水器を通していることに安心してしまって面倒な掃除をしない家庭が多い」

浄水器は10万円以上するものから、3000円でくらいで買えるものまでピンキリである。

安いものに多いカートリッジタイプは、手入れをあまりさせずに、カートリッジそのもの交換させる。そうすることにより、手入れをしないでも効果が続くようにしている(カートリッジを交換するんだから効果が続くのは当たり前だが)。

効果がすぐに薄れてしまうというのは、どういう種類の浄水器を、何日放っておいたら薄れるのか?


本書はデータらしいデータが何も載っていない。

本書は、大学教授である著者が、エセ科学の蔓延に腹を立て、勢いだけで書いてしまった単なるエッセイである。


あまりのくだらなさに、半分程度読んだ段階で投げ出してしまった。つまり読み終えることができなかった。私はあまり読んでいる本を途中で投げ出さない方だが、これはダメだ。

本書は駄本だ。

それもかなりひどい駄本だ。

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2008/08/08

ロト6

ロト6で4等が当たって11,800円。
長いこと買っているけど、初めての4等。
こんなことで運を使ってどうするのだ。

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2008/08/04

北方謙三「水滸伝(四) 道蛇の章」感想。
歴史小説。2008年07月17日読了。

水滸伝〈4〉道蛇の章
北方謙三 /集英社 2007/01出版 390p 15cm ISBN:9784087461145 \630(税込)

あらすじ(紀伊国屋Bookwebより)
馬桂は愛娘を殺され、悲嘆にくれていた。
青蓮寺は彼女を騙して梁山泊への密偵に仕立て上げ、ひそかに恐るべき謀略を進めていく。
一方、宋江は、民の苦しみと官の汚濁を自らの眼で見るため、命を懸けて過酷な旅を続けていた。
その途中で、純真さゆえに人を殺してしまった李逵と出会う。
李逵は次第に宋江に惹かれていくが、そこに思わぬ悲劇が待ち受けていた。
北方水滸、波乱の第四巻。


◆この巻あたりから、宋国の官軍側にいる李富という策士の存在が目立つようになってきた。他の水滸伝は読んだことがないから比べられないけど、叛乱側である梁山泊軍だけでなく、官軍側にも魅力的な人物が居るという話の作りにするのだろう。

◆解説は池上冬樹。貴様死んでしまえ、というくらいネタバレしまくりの解説である。私はこれから続巻を読むというのに、このネタバレは読む気を萎えさせてしまうくらいひどい。

◆再度書く。池上冬樹、貴様死んでしまえ。


6点/10点満点

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北方謙三「水滸伝(三) 輪舞の章」感想。
歴史小説。2008年07月14日読了。

水滸伝〈3〉輪舞の章
北方謙三 /集英社 2006/12出版 388p 15cm ISBN:9784087461039 \630(税込)

あらすじ(紀伊国屋Bookwebより)
楊志は盗賊に襲われた村に遭遇する。
人々は惨殺され金品は奪い尽くされていた。
何も手を打とうとしない政府に衝撃を受けた楊志は、魯智深と共に盗賊の根城・二竜山に乗り込む。
そして初めて吹毛剣を抜く。
一方、国を裏から動かす影の組織・青蓮寺は、梁山泊の財源である「塩の道」を断とうと画策する。
それに対抗するため、公孫勝率いる闇の部隊・致死軍が動き出す。
荒ぶる北方水滸、灼熱の三巻。

◆話が進んできたなあ。主要登場人物の行動に具体性が出てきて、先へ先へと読みたくなってくる。

◆解説は逢坂剛。この解説も、前巻の大沢在昌同様、北方謙三という人物についての解説である。北方と同年代の作家で、ジャンルの同じハードボイルドを主戦場としている逢坂ならではの北方像が解説されている。北方水滸伝の文庫版は、解説陣も強力で楽しみのひとつ。


7点/10点満点

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北方謙三「水滸伝(二) 替天の章」感想。
歴史小説。2008年07月10日読了。

水滸伝〈2〉替天の章
北方謙三 /集英社 2006/11出版 389p 15cm ISBN:9784087460940 \630(税込)

あらすじ(紀伊国屋Bookwebより)
梁山湖に浮かぶ天然の寨には、世直しを志す者たちが集まっていた。
しかし頭領である王倫の堕落により、今は盗賊同然の集団となっている。
宋江の命を受けた林冲は、安道全とともに寨に入りこんだが、そこには幾多の罠が待ち受けていた。
一方、晁蓋は、巨額の税が賄賂として宰相に贈られることを知る。
民の苦しみの結晶であるその荷を奪うための秘策とは。
熱く血がたぎる「北方水滸伝」、第二巻。


◆第一巻は登場人物が多すぎて名前を覚えるので精一杯、という感じだった。だれが重要な人物で、誰が脇役なのかがよくわからないところもあった。が、第二巻で、重要な登場人物が誰なのかがようやくわかってきた。話の流れも見えてきた。全十九巻のうちの第二巻。これから主要な登場人物たちが、縦横無尽に暴れ回る姿が描かれていくのだろうなあ。

◆大沢在昌が解説を書いている。本作についての解説ではなく、北方謙三という人物についての解説である。これがなかなか秀逸。


7点/10点満点

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