北方謙三「水滸伝(十二) 炳乎の章」感想。
歴史小説。2008年09月02日読了。
あらすじ(紀伊国屋Bookwebより)
青蓮寺は執拗に闇塩の道の探索を続け、ついに盧俊義の捕縛に成功した。
過酷な拷問を受ける盧俊義を救うため、燕青は飛竜軍とともに救出へ向かう。
一方、北京大名府に残る闇塩の道の証拠を回収すべく、宋江自らが梁山泊全軍を率いて出動する。
それに対して青蓮寺は、雄州の関勝将軍に出陣の命を出した。
宣賛と策を練り、梁山泊の盲点を見極めた関勝が静かに進軍する。
北方水滸、極限の第十二巻。
◆盧俊義が塩の道を造るのに尽力してきた、という設定はわかる。しかし、12巻に至るまで、塩の道を如何に作り、如何に守ってきたのかが、イマイチ見えない。1巻で阮三兄弟が出てきたあたりが、最も塩の道に近い描写だったような。梁山泊は塩の道が生命線でありとても大事だと言っているし、青蓮寺は塩の道をつぶすことが必須であると執念を燃やしている。にもかかわらず、守る致死軍・飛竜軍、攻める高廉闇軍、ともに姿があまり見えない。見てないところで死闘を繰り広げているという設定なのだから、しょうがないのだろうけど。やっぱりイマイチ消化不良の感がある。
◆そしてこの巻でまた好きなキャラクターが死んでしまった。そういう展開だからしょうがないんだろうけど。
8点/10点満点
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