トラスト立木「この国の経済常識はウソばかり」感想・
いわゆる新書。2008年10月29日読了。
◆著者は冒頭で「人口オーナス」と言う言葉と使っている。一国の人口構成が、高齢者が増え生産年齢が減った状態にあることを示す言葉らしい。著者の造語なのかと思って調べたら、本当に存在する言葉のようだ。
◆時給1,000円で働く若者がいる。この若者も税金や健康保険(=医療費)を負担しなければならない。しかし、老齢者の終末医療は1日数万円かかる。人口オーナスが進んでいけば、若者はいったい何人の老人の医療費を負担しなければならないのだろうか。このまま長寿大国がより一層進んでいけば、若者は老人がを養うために働くことになりかねない。
◆しかし、後期老齢者医療費問題を見てもわかるように、マスコミは事の本質を伝えようとせず、福祉こそが重大な政策であると、政府や官僚を叩きまくる。
◆厚労省が発表している日本の人口予測によると、2030年には65歳以上が4,000万人くらいになると出ている。対する生産年齢=15歳から65歳までは、6,000万人くらいで、15歳以下が1500万人くらい。(忘れなければ、後日このソースをきちんと載せます)
◆しかしね。今どき15歳から働いている輩が何人いるというのか。アルバイトまで含めたら15歳から22歳も生産年齢ではあるけど。
◆話が逸れました。この本は、今まで当たり前と思われてきた経済常識を、それは間違っているよとずばずば指摘する本である。小難しい話ではなく、ちょっとした発想の転換で自分でも辿り着くことができるような内容。目から鱗、とまでは行かないけど、かなり参考になる本。
◆ちょっと評価が低いのは、テーマがもう少し絞れていたらなあ、と惜しい感じがしたので。
6点/10点満点
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コメント
トラスト立木です
http://blogs.yahoo.co.jp/tachikimakoto
書評ありがとうございました。
すごく参考になります。
自作の参考にします。評価が上がるように頑張りますので、引き続き応援してください!
投稿: トラスト立木 | 2008/12/04 20:52
トラスト立木様
ご本人様からコメントをいただけて嬉しい限りです。
評点は辛めになってしまったのですが、人口オーナスはいままで知らなかったことで、若者一人が多数の老人を養う未来図は、空恐ろしいものを感じました。
立木様の既刊、続巻など、これからも注目していきたいと思っております。(が、積ん読が多いのでいつ読めるか……ですが)
投稿: 天野 | 2008/12/05 10:16