船尾修「カミサマホトケサマ」感想。
国東半島の写真集。2008年11月19日拝見。
◆写真集は好きなので良く買っています。しかし、当ブログは読書感想をメインとしているので、写真集はあまり紹介していないのですが、本書はあまりにもインパクトが強かったので紹介いたします。
◆今から30年以上前、私が小学生の頃、私は小説版の「ターザン」シリーズをいくつか読みました。私が小学生の頃、同級生の母親が図書館司書だったこともあり、図書館は非常に身近な存在でした。以前も書きましたが、私の生まれた街の公立図書館には、篤志家の寄贈によりハヤカワと創元のSF文庫が線数百冊あったのです。しょっちゅう行っている図書館にハヤカワと創元のSFが山ほどあったのです。「ターザン」シリーズで私は秘境に憧れるようになりました。しかしその後はSF小説を多く読むようになり、中学生になった頃、科学雑誌Newtonが創刊され、私の好みはより一層SFに傾いていきました。
◆10代、20代はSFを多く読んでいました。しかし、30過ぎてから、読書の傾向が少しずつ変わっていき、ある日、船尾修の「アフリカ赤道編」という本と出会いました。1999年のことです。この本を読んでから、私は秘境が好きで、秘境旅行をしたかったことを思い出しました。若くないし、仕事も順調だし、将来のこともまじめに考える歳になってきていたので、本を一冊読んだくらいですぐに仕事を辞め冒険に旅立つほど無謀なことはしなかったのですが、秘境を旅したいという思いは沸々と湧いてきました。ひとつの形として2006年にケニア旅行(本当はマリに行きたかった)に行きましたが、秘境旅行をしたいという思いはつのるばかりです。
◆本書は、そんなきっかけを与えてくれた船尾修氏の最新写真集です。
◆普段はアフリカやアジアの辺境に行き、現地に住む人々の圧倒的なエネルギーを写真に著す写真家さんですが、本書は舞台が日本の国東半島(大分)です。国東半島に伝えられる圧倒的なエネルギーを持った祭。それが本書にのっている写真のテーマです。この圧倒的なエネルギーはいったい何なんだろう、と考えさせられるほど、凄まじいエネルギーを感じます。
◆文章中心の本と違い、写真集は表紙以外の写真を掲載することが(著作権上)難しいので、言葉だけでどれだけ伝わるかわかりませんが、日本という国は、歴史があり伝承が残っている国なのだと強く感じさせられるのです。
9点/10点満点
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