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2009/03/09

門倉貴史「貧困ビジネス」感想。
ビジネス書。2009年03月03日読了。

貧困ビジネス
門倉貴史 / 幻冬舎 2009/01 ¥777 (税込)

◆貧困者をターゲットにしたビジネスについて書かれた本。合法的なビジネス(100円ショップやマクドナルドなど)、非合法なビジネス(闇金や偽装国際結婚など)、どちらとも言えないグレーなビジネス(ゼロゼロ物件や名ばかり管理職など)にカテゴリわけされている。とはいえ。少なくとも私には知っている話が多く、個々の事例の掘り下げも甘く、薄っぺらく感じた。

◆唯一、「高級腕時計のレンタル屋」と「質屋」が結託した闇金ビジネスについては目新しかった。現金が欲しい多重債務者が「高級腕時計レンタル屋」から時計をレンタルする。その時計を即「質屋」で換金する。多重債務者は借りた時計を質屋から取り戻すまで、「レンタル屋」にレンタル料金を払い続けなければならない。多重債務者は「闇金」から金を借りるのではなく、「レンタル屋」に金を払い続けるだけで、実態は「闇金」であるというもの。しかしこの仕組みは「パチンコ屋」と「景品買い取り屋」の組み合わせと同じで、パチンコ業が野放しになっている現状、グレーではあるが取り締まりはできないだろう。

◆その目新しく感じた「レンタル屋」+「質屋」の構造も、細かな契約内容がどうなっているのかは本書に書かれてなく、深く掘り下げた話ではない。つまりはテレビや新聞が「こういうことに注意しましょう」と紹介しているのと同じ程度の情報量。

◆掘り下げが甘すぎる点では、本書は雑誌連載をまとめた程度のものであり、金を出して読むほどの内容じゃない。おまけに私の嫌いな左巻き思想に輝いており、買わなきゃよかったと思わせるに十分な内容だった。まあいいや。


3点/10点満点


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