寺谷ひろみ「暗殺国家ロシア」感想。
事実列挙記。2009年06月03日読了。

寺谷弘壬 / 学習研究社 2007/06 ¥787 (税込)
◆誰がリトヴィネンコを殺したのか! ネットに出ている事実(主に英語)を拾い集め、リトヴィネンコ暗殺と、暗殺国家ロシアの真実に迫る!
というような感じの本だけど、トンデモ本と紙一重。著者が青山学院大学名誉教授でなかったら、トンデモ本と決めつけていた。本書では「寺谷ひろみ」と名前をひらがな表記しているが、これで検索しても本書が出てこない。書籍データベースには「寺谷弘壬」で登録されており、漢字の著者名で検索すると著作が多数あり。何のためにこの本だけひらがな表記にしたんだろう? ひらがな表記だったので女性だと思っていたが、字面は男性っぽい。どうでもいいことだけど。
◆リトヴィネンコはKGBに在籍していたロシア秘密工作員で、プーチン弾圧政権に嫌気がさして、KGB時代の秘密を暴露してイギリスに亡命し、(たぶん)プーチン政権に毒殺されたライター・ジャーナリスト。
本書の第1章はまあまあ良い。リトヴィネンコの死の床の描写から始まり、暗殺の毒として使われた放射性物質ポロニウムの解説、遡ってリトヴィネンコのバックボーンの説明。
しかし、第2章、第3章で「おや?」となり、第4章以降は読むのが苦痛になってくる。
◆第4章以降は、リトヴィネンコを軸として、リトヴィネンコ以外にどれだけ大勢がプーチンに弾圧され、殺されてきたのか列挙されているのだが、もうこれがただ単に列挙しているだけのダダ書きで、
もういいや、こんな本。
2点/10点満点
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