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2009/06/23

船戸与一「夜来香(イエライシャン)海峡」感想。
冒険小説。2009年06月17日読了。

夜来香(イエライシャン)海峡<br />
船戸与一 / 講談社 2009/05 ¥1,890 (税込)

◆あらすじ(紀伊国屋BookWebより)
花嫁斡旋業・国際友好促進協会の蔵田雄介が中国旧満州の黒龍江省から仕入れ、山形の寒村に嫁がせた輸入花嫁・青鈴。
日本の暴力団から中国の黒社会への資金二億円を持って遁走した。
蔵田はやくざに脅され、花嫁を捜し北へ北へと向かう。
怪死事件が相次ぎロシア・マフィアも蠢く闇の世界に引きずり込まれる蔵田。
女は津軽海峡を渡り日本最北端の稚内へ逃げる―疲弊した地方に繰り広げられる、夢を追う花嫁と蒼然と死にゆく男たちの哀愁のバイオレンス。

◆バイオレンスに縁のない普通の男が、すさまじいまでのバイオレンス沙汰に巻き込まれてしまいました。後味の悪さも含めて、いつもの船戸節。

◆主人公は、中国の農村から日本の農家へ花嫁を斡旋するNPO法人の代表。NPO法人だから建前上は利益を求めない集団であり、日本の農家にヨメを斡旋するという事業は、公益的に思える部分もあるけれども、要するに人身売買なわけで、ブラック商売なのである。

◆主人公は、ヨメの斡旋が人身売買である実態に引け目を感じていることから、ヤクザに付け入れられバイオレンスに巻き込まれていくのだが、巻き込まれ方がいつもの船戸にしては甘いなあ、と感ずるのである。組の名前を出して脅しをかけるなんて、今時のヤクザはそういうことはやらなくなったと思うのだが。

◆二日で読み終えたので、面白いっちゃ面白い。船戸与一は大好きな作家だから読み続けているけど、いつも似たような展開だし、救いのない終わり方だし、さすがに飽きてきた。


6点/10点満点


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2009/06/22

坂本達「やった。」感想。
自転車旅行記。2009年06月15日読了。

やった。 ― 4年3ケ月の有給休暇で「自転車世界一周」をした男
坂本達 / 幻冬舎 2006/04 ¥559 (税込)

◆自転車で4年3ヶ月の世界一周をした旅行記。著者はミキハウスに勤めていて、旅行期間中は有給休暇扱いだったため、ビジネス系のテレビや雑誌でも取り上げられた。

◆普通の旅行記、作家の旅行記、バックパッカー旅行記、アホ旅行記、哲学的旅行記など旅行記は好きでいろいろ読んでいる。読み過ぎているくらい読んでいる。自転車で世界一周をした旅行記は、石田ゆうすけの著作、「行かずに死ねるか」「いちばん危険なトイレといちばんの星空」「洗面器でヤギご飯」を読んでいる。

◆本書は、自転車で世界一周をしたということ以外、たいした内容ではない。自転車旅行ならではの辛さが伝わってこない。世界一周旅行記として読んでも、まあ、普通の内容。要するに、イマイチ。


4点/10点満点


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2009/06/21

里見清一「偽善の医療」感想。
エッセイ。2009年06月10日読了。

偽善の医療
里見清一 / 新潮社 2009/03 ¥735 (税込)

◆本書は、現役の肺癌治療内科医である著者が、医療に関する問題点を列挙した本である。しかし、あえて言う。本書は、医者が医療に関して書いたエッセイである。


◆本書の概要(紀伊国屋Bookwebより)
「患者さま」という偽善に満ちた呼称を役人が押し付けたことで、医者は患者に「買われる」サービス業にされた…。
医療にまつわる様々な偽善を現役医師が一喝する。
「セカンドオピニオンのせいで患者と医者が疲弊する」「インフォームドコンセントは本当に良いことか」「有名人の癌闘病記は間違いだらけ」「病院ランキングは有害である」「安楽死を殺人扱いするな」―。
毒と怒りと医者の矜持が詰まった問題提起の書。


◆このテーマの本は、小松秀樹という医師が書いた「医療の限界」3点/10点満点および「医療崩壊」8点/10点満点という2冊と、アメリカ製薬業界は広告まみれで金まみれの実態を暴いたマーシャ・エンジェル「ビッグ・ファーマ」8点/10点満点を読んでいる(記憶に残っている本のみ列挙)。数冊の書籍から得ている知識ではあるが、今の日本の医療の問題は医師不足などではない。産科医や小児科医の不足は、医師を増やしたって解決できない。使命感溢れる医師がいたところで、訴訟リスクから逃れられるわけではない。急患を受け入れて治療の甲斐無く患者が死んでしまったら、医療ミスではないかと訴えられる。世の中間違っているよなあ。

◆そういう考えを持っている人には、納得いく話が多数載っている。

◆とはいえ、本書は医学をテーマにした新書というより、冒頭に記したように、医者が書いたエッセイと捉えるべきだろう。


8点/10点満点


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2009/06/16

石破茂×小川和久「日本の戦争と平和」感想。
国防論対談。2009年06月09日読了。

日本の戦争と平和
石破茂/小川和久 / ビジネス社 2009/06 ¥1,890 (税込)

◆日テレの「太田総理」をよく見ている。かの番組に出演している政治家は、なぜああも太田光と番組視聴者(受けする提言)に阿るのだろうか。政治家なんだから、自らの思想を言葉に出して説明するのが仕事だろうに、太田光と言い合いになったら勝てないと最初から諦めているような輩ばかりである。太田光は頭が回るし、20年もテレビの仕事をしているから、大衆(マス)の心をくすぐる術をよく知っている。かの番組で太田光が提案するマニフェストは、それこそ大衆受けするマニフェストばかりであり、中長期的視野に欠けるものが多い。だからこそ、かの番組に出演する政治家は、太田光や番組視聴者に阿ることなく、太田の意見が間違っていると思うならその理由を短くかつ易しい言葉で伝えなくてはならない。言い換えれば、太田光ごときを凹ませることが出来ない程度の言葉しか持たない政治家が多すぎる。
 かの番組を見て、太田光が一目置いているのは唯一、石破茂のように思える。平沢勝栄や鴨下一郎は、太田光より年齢もかなり上であるし、まともなことも言うのでそれなりの扱いであるが、でもしょっちゅう太田に反撃を食らっている。残りの政治家は、原口一博を筆頭に、太田にいいように操られているだけだ。(あと適当なことしか言わず日本を破滅に導きそうなミスリードばかり言いまくるエセ経済評論家の森永卓郎は、1年以内にぜひテレビの画面から消え去ってくれ)


◆というわけで、太田光に言い勝つ唯一の政治家石破茂と、私的10点満点をつけた「日本の戦争力」の著者小川和久の対談集を読んだのである。

◆本書帯「太田光の推薦文」
保守の立場にいながら、
国、防衛省、自衛隊、政治家、の現状を、
これほど、喜劇的に語られるお二人の
ココロザシを、
私はコメディアンとして、
とても信頼する。
……石破サン。
がんばってネ。

◆石破茂のまえがきの抜粋
小川氏は、私が敬愛する軍事アナリストである。現場を踏まえた豊富な知識や洞察力、一貫した姿勢など超一流である。私が議員になった頃は、自主防衛論よりで歴史認識も「自虐史観反対」の立場だった。だが、彼の著書に出合い変わった。彼の論説は決して難解ではないが、奥が深く簡単には読み飛ばせない。この対談は私の思考を再整理した過程の記録でもあり、賢明な読者の理解を早めるのに役立つだろう。


◆本書は、小川和久と石破茂の対談を元に、小川和久が補筆し書かれた本である。

◆憲法の問題、憲法改正とまともに向き合おうとしない政治家・マスコミ・国民の問題、田母神論文は間違っており間違った思想を持った人物が自衛隊の頂点に立っている問題、1機100億円もする戦闘機を買って運用していながら戦闘機はシェルターに格納されているわけではなく出撃前に攻撃されたら終わりという木を見て森を見ずな自衛隊の問題、国連至上主義というどう考えても誤っている政策をぶち上げて政権奪取を狙っている小沢一郎の問題など、300ページを超える本書には、この国が抱える問題がぎっしりと詰まっている。

◆本書で指摘されている数々の問題点は、国民として深く考えなければならない問題である。大多数の政治家が避けている問題を、それも左翼筋が大嫌いな内容を、正面からぶつけてくる石破茂という政治家の誠実さと真剣さに、政治家のあるべき姿が見える。


8点/10点満点

<アップ後、深夜にちょっと改訂>


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2009/06/12

寺谷ひろみ「暗殺国家ロシア」感想。
事実列挙記。2009年06月03日読了。

暗殺国家ロシア ― リトヴィネンコ毒殺とプ-チンの野望
寺谷弘壬 / 学習研究社 2007/06 ¥787 (税込)

◆誰がリトヴィネンコを殺したのか! ネットに出ている事実(主に英語)を拾い集め、リトヴィネンコ暗殺と、暗殺国家ロシアの真実に迫る!

というような感じの本だけど、トンデモ本と紙一重。著者が青山学院大学名誉教授でなかったら、トンデモ本と決めつけていた。本書では「寺谷ひろみ」と名前をひらがな表記しているが、これで検索しても本書が出てこない。書籍データベースには「寺谷弘壬」で登録されており、漢字の著者名で検索すると著作が多数あり。何のためにこの本だけひらがな表記にしたんだろう? ひらがな表記だったので女性だと思っていたが、字面は男性っぽい。どうでもいいことだけど。

◆リトヴィネンコはKGBに在籍していたロシア秘密工作員で、プーチン弾圧政権に嫌気がさして、KGB時代の秘密を暴露してイギリスに亡命し、(たぶん)プーチン政権に毒殺されたライター・ジャーナリスト。

本書の第1章はまあまあ良い。リトヴィネンコの死の床の描写から始まり、暗殺の毒として使われた放射性物質ポロニウムの解説、遡ってリトヴィネンコのバックボーンの説明。

しかし、第2章、第3章で「おや?」となり、第4章以降は読むのが苦痛になってくる。

◆第4章以降は、リトヴィネンコを軸として、リトヴィネンコ以外にどれだけ大勢がプーチンに弾圧され、殺されてきたのか列挙されているのだが、もうこれがただ単に列挙しているだけのダダ書きで、


もういいや、こんな本。


2点/10点満点


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2009/06/11

石平×三橋貴明「中国経済がダメになる理由」感想。
ビジネス書。2009年06月03日読了。

中国経済がダメになる理由―サブプライム後の日中関係を読む
石平/三橋貴明 / PHP研究所 2009/05 ¥1,260 (税込)

◆まあ、タイトル通りの内容が書かれた本。三橋貴明は「トンデモ!韓国経済入門」「本当はヤバイ!韓国経済」などのビジネス書を書いている2ch出身の作家で、石平は北京大学を卒業し日本に留学し、現在は日本で活動する1962年生まれの評論家(らしい)。

◆第1章と第2章は両者の対談。第3章と第5章は三橋貴明、第4章と第6章は石平が執筆担当。
第1章 なぜ、中国経済が衰退するのか
第2章 メディアは事実を正しく伝えているのか
第3章 成長限界点に達した中国経済
第4章 絶体絶命の中国経済と爆発寸前の中国社会
第5章 日本マスメディアの黄昏
第6章 ネットと市場経済がつくり出す革命の新時代

◆雇用統計など公表されている経済指標(数字)を元に、理詰めで持論を展開していく三橋貴明のビジネス書は、説得力があり好感が持てる。ただ、2ch出身の三橋貴明は、ネットの意見を世論と思い込む節があり、本書でもネットの論調を是とするような内容がいくつか見受けられた。ネットを全く見ない人(年寄りやお馬鹿ちゃーん)は必ずしもネットの論調と一致しないんだけど、と思いつつも、まあこれが三橋貴明の味だからいいか、とも思うのである。

◆対談部分と執筆部分で話がかなり重なっており、「これさっき読んだよ」と感じることしばしば。それと、本書のタイトルである中国経済とは直接的に関係ない毎日新聞叩きに多くのページ数を割いているのだが、予備知識なしで読んだら唐突感がある。毎日新聞を筆頭に、日本のマスコミは親中・反日で、中国に関する報道は信用しない方がよいという警告的な内容なのだが、やっぱり本書の主題とはかけ離れているのである。おもしろおかしく読めたからいいんですけどね。

◆最後に。新書で1260円は値段が高い。819円(税抜き780円)程度にしていただきたいのである。


5点/10点満点


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2009/06/10

細野真宏「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?」感想。
マスコミってバカだね本。2009年06月02日読了。

「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った?
細野真宏 / 扶桑社 2009/03 ¥735 (税込)

◆じっくり読んでも2時間くらいで読み終えてしまう、ライトな年金(と経済の)解説書。

◆年金未納者が増えても、未納者は年金を貰えないから、年金財源に影響はない。まあちょっと考えたら、そりゃそうだなというようなことが多々書かれている。

◆お手軽に読むべき本なので、あまり詳しくは紹介しない。良くできている本だと思うけど、やや出来過ぎの感もあり、一度読んだだけだと内容を覚えた気になってしまうだけで、実際はそれほど身についていなかったりするかも。何度か読み返し、内容を空で言えるくらいに覚えたら、飲み屋で披露するうんちくネタとして使える。ような気がする。


6点/10点満点


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2009/06/09

田中真知「孤独な鳥はやさしくうたう」感想。
紀行エッセイ。2009年06月01日読了。

孤独な鳥はやさしくうたう
田中真知 / 旅行人 2008/07 ¥1,680 (税込)

◆旅行人という雑誌を出版している旅行人という出版社がある(要は雑誌名と出版社名が同じなのである)。主催者兼編集発行人はバックパッカー紀行モノで有名な蔵前仁一氏で、私が旅行人(という雑誌)を定期購読しはじめた頃、月刊誌ではなくなり季刊誌になっていた。今の旅行人(という雑誌)は、編集発行人である蔵前仁一氏が年とって編集作業が辛くなってきたから、年2回出版される雑誌になっている。

◆本書「孤独な鳥はやさしくうたう」は、雑誌旅行人に定期的にコラムを載っけている田中真知氏の、1990年頃からの旅の記録をまとめた本である。著者の田中真知という名前は、字面で判断し女性だと思っていたが、本書を読んで男性だと知った。ううむ。

◆1990年頃の私は、何となく就職した会社も3年目を迎え、仕事が面白くなりだし、朝も昼も夜も仕事に打ち込んでいた。旅に行こうなんて思ったこともなかった。その頃、私と同世代の著者はザイール川を渡っていた。数年前から旅に取り憑かれてしまった私は、若い頃に旅の魅力に気づいていれば良かったなあ、とつくづく思う。

◆著者の書く文章が少し哲学的で、「深夜特急」っぽく感じる部分もあるが、良くできた佳作である。


6点/10点満点


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なんか変。

過去30日の当ブログ、アクセス者数と訪問者数。
 アクセス数: 3,050
 訪問者数: 1,986

その内訳、第1位。
 2008年9月・週末海外で台湾(6)
 アクセス数:554
 訪問者数:160

たいした話が書いてあるわけでもないのに、なぜこの記事ばかり読まれるんだろう?
どこぞの人気あるブログで取り上げられたのかなあ。謎だ。

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2009/06/08

曽野綾子「貧困の僻地」感想。
エッセイ。2009年05月28日読了。

貧困の僻地
曽野綾子 / 新潮社 2009/05 ¥1,470 (税込)

◆曽野綾子大先生の本は、高校生くらいの時に「太郎物語」を読んだのが最初だったように記憶している。今となっては読んだという記憶があるだけで、「太郎物語」内容はまったく覚えていないけど、曽野綾子大先生は素晴らしい作家なのだなあ、との印象が残っている。以降も時たま曽野綾子大先生の著作を読んでいる。

◆小説と同じくらい大量のエッセイを書かれている曽野綾子大先生の最新エッセイ集である。アフリカの貧困地にに何度も足を運ぶクリスチャンの曽野綾子大先生ならではのエッセイかと思っていたが、タイトルに偽りがあり、「貧困の僻地」というタイトルをつけるほど貧困について書かれているわけではない。ちょっとがっかり。


5点/10点満点


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2009/06/07

崎山克彦「何もなくて豊かな島」感想。
移住記。2009年05月25日読了。

何もなくて豊かな島―南海の小島カオハガンに暮らす
崎山克彦 / 新潮社 1998/11 ¥499 (税込)

◆離婚し定年を迎えた著者の元に、ひょんなことからフィリピンのセブ島に近いところに位置するカオハガン島を買わないかという話が来て、多少のトラブルはあったけどその島を買ってしまって、そして移住してしたら、何もない島だけど天国のように居心地のいい島だった。という移住記。
カオハガン島のgoogleMap
http://maps.google.co.jp/?ie=UTF8&ll=10.202801,124.019723&spn=0.02247,0.027294&t=h&z=15

◆本書が出版されたのは1995年で、移住したのは1991年となっている。カオハガン島には住民が300人くらい住んでいて、島の8割の土地を著者は購入した。土地の購入に伴って、住民を追い出すこともできたらしいが、著者は追い出さずに一緒に暮らすことを選択した。住民は貧しく、教育もあまり受けることができない。著者は突然やってきた異国の地主。著者は、昔ながらの地主のようなイメージで接するのではなく、島の住民と仲良くやっていこうとする。でもそのために頑張るわけでもなく、四苦八苦するわけでもなく、緩やかに生活しながら、自然に住民に受け入れて貰えるように、ゆっくりゆったりと過ごしていく。

◆今で言うところのスローライフ実践教科書、のような感じの本である。

◆本人がよければこういう生き方もありですね、と思うけどそれ以上の感想は無し。


4点/10点満点


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素樹文生「クミコハウス」感想。
フォトエッセイ。2009年05月20日読了。

クミコハウス
素樹文生 / 新潮社 2003/08 ¥660 (税込)

前作「上海の西、デリーの東」の続きのようなエッセイで、前作よりきわどい話が多い。
しかし、普通のバックパッカー危ない旅行記、みたいな内容になってしまっている。
文章が上手いから、普通のバックパッカーモノよりは面白く読めたけど、まあその程度。


5点/10点満点


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