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2009/07/31

私は会社を辞めて旅に出る。

2007年10月に辞意表明した。その時は2008年の夏に辞める予定だった。
2008年の5月に勤務先が民事再生を出してしまい、ドタバタになってしまった。
スポンサーが決まっていたので雇用は継続されたが、取引先からは苦情の嵐だった。
2008年の夏に辞める話は、とてもじゃないが言い出せなくなっていた。
仕事が一段落した2008年の12月に、改めて辞意を表明した。
そのときやっていた仕事が、引き継ぐには中途半端な状態だったので、一段落ついたら辞めると宣言した。

2009年5月、辞表を出した。

私は明日2009年7月31日をもって、会社を辞める。

世界一周を行うために、会社を辞める。

そう、半年かけて世界一周するために、会社を辞める。

現在43歳、不安はいっぱいあるが、長年の夢を実現するために私は会社を辞める。
明日7月31日が、当面の最終出勤である。

7月だけで、今晩も含めて4回の送別会を行ってもらった。
社会人人生冥利に尽きる。明日は大宴会の予定である。飲むぞ飲むぞ飲むぞーー!

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2009/07/30

下川裕治「格安エアラインで世界一周」感想。
実践旅行記。2009年07月14日読了。

格安エアラインで世界一周<br />
下川裕治 / 新潮社 2009/07 ¥539 (税込)

◆格安エアラインで日本に乗り入れているうち最も有名なのはオーストラリアのジェットスターで、ゴールドコースト往復4万円。燃油サーチャージが無い今の時期なら、本当に4万で行けるわけだ。日本では空港利用料が割高なのでイマイチ普及しない格安エアラインだけど、世界的には大手航空会社を食って主流となりつつある事実は、いろんな本で紹介されている。私が読んだだけでも、緒方信一郎「もっと賢く・お得に・快適に空の旅を楽しむ100の方法」5点/10点満点とか、チャーリィ古庄「格安航空会社の選び方」7点/10点満点などがある。(私が知っているの日本乗り入れ格安エアラインは、ビバマカオがチャーター便の形で羽田に乗り入れている)

◆サービスの良い航空会社や、マイレージを貯められる航空会社より、単純に値段が安いことにメリットを感じる客が多くなってきている。今まで国際線を利用しなかったような客層=労働者層が多い=が増えてきたことにより、格安エアラインはシェアを拡大してきている。日本では静岡空港や、茨城空港(というのが来年水戸の近郊にできるらしい)あたりに、タイガーエアとかエアアジアが乗り入れるのでは、との噂。

◆前置きが長くなりましたが、貧乏旅行で名を馳せた下川裕治がトライする新たな企画、それが本書で、格安エアラインを乗り継いで世界一周をするというもの(本書のどこに書いてあったのか忘れてしまって正確じゃないけど、世界一周に要した期間は2週間くらい)。

ルートは

・関空→フィリピン・マニラ・ニノイアキノ国際空港
 \24,286 セブパシフィック航空 

・マニラ・クラーク空港(マニラ市内から80km)→マレーシア・クアラルンプール国際空港の敷地のはずれ(空港のメインターミナルから20km離れている)
 \9,950 エアアジア

・クアラルンプール国際空港→シンガポール・チャンギ国際空港
 \2,470 エアアジア

・チャンギ国際空港→インド・バンガロール
 \11,878 タイガーエアウェイズ

・バンガロール→UAE・シャルジャ(ドバイの隣の首長国)
 \10,822 エアアラビア

・シャルジャ→エジプト・アレキサンドリア
 \19,343 エアアラビア

・エジプト・カイロ(アレキサンドリアから電車で4時間)→ギリシャ・アテネ
 \20,034 エージアンエアライン

・アテネ→イギリス・ガトウィック(ロンドン近郊)
 \14,681 イージージェット

・ガトウィック→アイルランド・ダブリン
 \13,224 エアリンガス

・ダブリン→ニューヨーク経由ロサンゼルス・ロングビーチ
 \35,310 ジェットブルー(なんとユナイテッドとのコードシェア)

・ロングビーチ→成田
 \57,230 普通の航空会社シンガポール航空の普通の片道チケット

というわけで飛行機代だけの合計は\219,228。格安エアラインの乗り入れる空港までは町中から離れていることが多く、そこまでの移動費用を考えるともっとお金はかかっている。


◆旅情が書かれた部分もあるけど、移動距離と移動時間を比べると飛行機に乗っている時間の方が多いのではないのか?と思え、旅というより格安エアラインで世界一周をしましたという貧乏移動の記録である。まあいつもの下川本なのである。


5点/10点満点

※7/31、茨城空港の場所を水戸から水戸近郊に修正しました。正確には小美玉市だそうです。


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2009/07/29

DELLに不満たらたら。

キーボード周辺に液体の痕跡があり、これが原因で故障した。ユーザーの不注意だから部品交換は有料だ。有料でよければ修理する。とDELLから連絡があった(しかも珍しく日本人)のだが、「幾ら?」と聞いたら「電話をかけている私にはわからない、工場じゃないとわからない」だとさ。子供の使いかお前は。

交換費用が2~3万円を超えるのだったら修理は諦めようかと考えている。

ノートPCは手に入れてしまったのだから、安いデスクトップを買った方がマシだなあ。

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きたみりゅうじ「新卒はツラいよ!」感想。
ビジネスエッセイ(コミック)。2009年07月11日読了。

新卒はツラいよ!
きたみりゅうじ / 幻冬舎 2009/04 ¥519 (税込)

◆リクルートのサイトTECH総研(だったかな)に連載されている「エンジニアの生態」というエッセイコミックは、NECで働いていたときの上司や同僚、外注の人たちの生態そのまんまで、元エンジニアの私はゲラゲラ笑いながら読んでいる。その作者がきたみりゅうじという人なのだが、本を出しているとは知らなかった。ふとしたことからきたみりゅうじで検索かけたら、結構たくさんの本を出していたので、まとめて買った。

◆で、本書。孫請けくらいの小さめのシステム会社に新卒で入社した著者が、あり得ないバカ上司とバカ先輩とバカ同僚に悩みながら、幸運にもできる先輩の指導を受け、2年もたったらばりばりのシステムエンジニアになって、気がつけばボケナスどもの尻ぬぐいに奔走する毎日。帰宅できない日々が続き、会社を辞めるタイミングを狙っていたら、やめることを知った社長の逆鱗に触れクビになってしまいました。というような内容の、いたく共感できるエッセイコミック。

◆バカ社長とバカ上司とバカ先輩とバカ同僚とバカ部下が多い職場ってのは、働いていて本当に疲れるし、むなしいんだよね。いやほんと共感できるったりゃありゃしない。


7点/10点満点


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2009/07/28

産経新聞取材班「すごいぞ日本」感想。
新聞連載。2009年07月09日読了。

すごいぞ日本
産業経済新聞社 / 扶桑社 2009/06 ¥1,575 (税込)

◆世界に誇る日本の技術、会社、人物などを紹介する本。
・オリンピックの砲丸投げ。埼玉県の町工場で作られている砲丸が三大会連続金銀銅を独占。
・富山県にあるマシワイヤー社が作るF1のホイールはフェラーリに採用。
・シマノの作る自転車用部品は、ツールドフランス7連覇。
・1753年創業の醤油醸造元「かめびし屋」が作ったフリーズドライ醤油「ソイソルト」は、売り上げの半分がアメリカとフランスへの輸出。

なんていう話がたくさん載っています。
新聞連載をまとめた本。まとめただけの本。それ以上ではありません。


6点/10点満点


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2009/07/27

武永賢「それでも日本人になった理由」感想。
人生記。2009年07月08日読了。

それでも日本人になった理由<br />

◆本書は、曽野綾子が「貧困の僻地」で紹介していた本である。

◆本書の著者武永賢氏は1965年生まれで、共産主義の北ベトナムから、アメリカが支援する南ベトナムへ政治亡命したキリスト教徒の父を持ち、ベトナム戦争終了、アメリカ撤退、北ベトナムが全土を支配するようになり、北から南へ政治亡命した父親への迫害、キリスト教徒であることに対する迫害などが続き、1982年(著者17歳のとき)に、ベトナムから難民として命からがら日本にやってきたボートピープル。

◆著者は、日本語など全く喋れなかったが、高校に行き、レストランででアルバイトし、努力して杏林大学医学部に合格し、しかし経済的に学費が払えなくて入学を断念するところを、キリスト教の縁で曽野綾子と知り合い、曽野綾子を通じて産経新聞にエピソードが紹介され、全国から支援金が集まり、無事入学することができた。そして今は日本に帰化し、日本人医師として活躍している。

◆本書は、ベトナム戦争の最中に起きていた様々な出来事や、その後に起きた社会主義政権による迫害、そして祖国を捨て他国に身を寄せなければならない切なさを、日本語で読み書きができるベトナム人が日本語で書いた本である。ベトナム人がベトナム語(もしくは英語)で書いた本を翻訳したものとは、ちょっと違う。

◆構成が少し悪いけど、努力は報われる、ということをストレートに伝えているところはとても好感が持てる本である。


7点/10点満点


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藤井リナ。

Lena ― 1st photo book Lena Fujii
中村和孝 / SDP 2008/05 ¥2,000 (税込)

藤井リナ最高。バカだけど。


10点/10点満点


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2009/07/26

フランソワ・ラファルグ「ブラッド・オイル」感想。
ルポ。2009年07月03日読了。

ブラッド・オイル―世界資源戦争<br />
フランソワ・ラファルグ/藤野邦夫 / 講談社 2009/01 ¥1,995 (税込)

◆貧弱な性能のノートパソコン(ネットブック)、ようやく使い慣れてきたので、ブログを再開します。

◆石油を中心とした資源は世界中で争奪戦が始まっており、中国は貿易で得た豊富な資金力をバックに、政府主導で貪欲なまでに他国の資源を開発しまくっている。というような、よくある話をまとめた本かと思って買ったらちょっと違った。

◆ルポもしくはドキュメンタリーとして本書を読むと、物語性が少なく、おもしろみはない。どちらかといえば資料的な内容に偏っており、たとえば、スーダンの内戦は(すさまじくおおざっぱに言うと)石油が取れ非アラブで反政府な南部と、石油が取れなくてアラブ系で政府な北部の争いだが、そんなダルフール戦争なんかお構いなしで、中国は官民挙げてスーダンの石油開発に乗り出している。CNPC=中国石油天然気集団公司が中心となっているのだが、カナダのタリスマン社、マレーシアのペトロナス社なども半分以上の金を出している。カナダのタリスマン社は、アメリカの人道団体の批判を浴びスーダンから撤退したが、代わって入ったのはインド石油天然ガス公社である。

◆歴史上まれにみる失敗国家ジンバブエ。アフリカで有数の農産地であり、白人農場主が効率のよい農業を展開し、農産物を近隣諸国に輸出できるくらいの国であったが、現大統領で独裁者のムガベが、白人から農地を強制収容し、農業の知識のない黒人に土地をばらまいた。その結果、ジンバブエの農業は崩壊し、輸出できるほど豊富に取れていた農作物は、自国の国民を食べさせることができないくらい取れなくなった。しかし、そんなジンバブエにも経済的に優位に立てるものがある。ジンバブエはプラチナの埋蔵量が世界第2位なのだ。しかし鉱物資源を採掘するためには、電気や道路などのインフラ開発が必須となる。インフラ開発を無償(もしくは借款)提供することと引き替えに、中国とインドが採掘権を得ている。

◆というような話が、ただ単にデータを書き連ねるという非常に退屈な形で展開される。それが本書。

◆資料的な価値が高く感じたので、個人的に8点をつける。しかし、普通の人は十中八九つまらない本と感じると思う。


8点/10点満点


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2009/07/22

DELLのノートPCはお亡くなりに。

DELLのノートPCは引き取り修理と相成った。

土曜日に電話して、最短で木曜引き取り。そこから修理に10日前後。

そんな長い間PCが手元にないと、非常に困る事情があるため、やむなくネットブックを買ってきた。

東芝のdynabook UX23J というもの。
Img_0583

ヨドバシ店頭でポイント使って45000円ほど。20%ポイントついたので、外付けのDVDリーダーも併せて買う。
3月にDELLのノートのWINDOWSを再インストールしたばかりなので、各種セットアップ情報をメモっておいたから、それほど困らずにさくさくインストール。常用しているbeckyにATOK、WORDとEXCELもインストールして、これでようやくブログ再開できるかな。と思っていたんだけど、キーボードの配列が全体的に左寄りで、特にaの文字がブラインドタッチしづらく、あとやっぱり画面が小さくて見づらい。ネットブックに多くを望んではいけないんだけどさ。

で、このdynabook、カカクコムのクチコミでwebカメラの横に磁石があると載っていた。ので調べてみたら、
Img_0584

ライターがくっつきました(笑)

磁気式のクレジットカードを近くに置くと、カード情報が消し飛ぶそうです(カカクコムのクチコミより)

ちょっとしゃれにならんな。

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2009/07/17

自宅のノートPCが壊れたのかも (むかつき備忘録)

以下のような理由でブログ更新が滞っております、すいません。
復帰は8月になってしまうかもしれません。


自宅のノートPCのキーボード不調が続く。
自宅にいる間はDellサポート時間外なので、会社から電話する。


月曜、Dellサポートに電話。
・どうしましたか?
・これこれこんな感じでキーボードが使えなくなった
・原因がソフトかハードか切り分けましょう。
・ハードウェア診断ツール(Diangnostics)は既にテストして、問題なしと出た。
・どんなメッセージが出ましたか?
・普通にOKメッセージだったような覚えがあるけど。
・それじゃあ私どもでは判断できないですね。
・じゃあどうしろと?
・Diagnosticsを実行してください。
・やったって言ってるじゃん。何も出なかったからソフトの問題なんだろ。3月に電話したときもそうだったじゃないか(3月にもキーボードが変になり、Windows再インストールする羽目になった)。
・3月のトラブルは解決済みになっています。
・解決したという連絡はしてないよ。
・それでは、3月のトラブルをもう一度解決したいと言うことですか?
・違うって、今キーボードがおかしくなってPCが操作できないから困っているんだって。
・それでは、原因がハードかソフト化に切り分けを行いますので、Diagnosticsを実行してください。
やったって言ってるじゃねえか、どうせまたソフトが原因って言うんだろ、だから今回のような現象の場合はどんなケースが考えられるか教えろと言ってるんだ!
・それでは、原因がハードかソフト化に切り分けを行いますので、Diagnosticsを実行してください。
ふざけてんのか、てめえこの野郎!

頭に来たので電話をぶち切る。ちなみにDellのサポートは日本語を喋れる中国人男性。

切ってすぐにもう一度サポートに電話をかける。
・さっき電話したんだけど、バカな回答しかしないからかけ直した。
・どうしましたか?
・さっきのやり取りはまだ記録に残っていないの?
・まだ入力されていないですね。
・そうなんだ。こんな症状で困っとるのよ。
・キーボードに静電気が蓄積されている可能性がありますね。
・それってACとバッテリを抜いて電源スイッチを何回か押す、って対処方法だよね。3月の時にも言われているから今回もやったよ。
・いえ、それだけでは不十分で、ACコードを抜いて、バッテリも抜いて、数時間放置してください。当社から提案できるのは今のところここまでです。
・そんなコトしなきゃ駄目なんだ。じゃあやってみる。

今回のサポートは中国人女性。

対処方法はスッキリしないが、寝る前にACとバッテリ抜いておく。

翌夜、PCを起動する。今度は、遂にキーボードから文字が入力できなくなった。一文字も打てない。BIOSセットアップを選択できる画面で、F2キーやF12キーを押すことすら出来ない。当然Windowsが立ち上がったあとも、まったくキーボードが使えない。電源を入れると2回に一度、ビープ音がけたたましく鳴り、Systemなんちゃら画面が表示されるが、キーボードが使えないから何も操作できない。どうしようもないじゃん、これ。

水曜、再度Dellに電話をする。
・てな感じで、まったく使えんのよ、どうすりゃいいんだい?キーボードが使えないから、Diagnosticsも起動できないよ。
・キーボードにコーヒーなどの飲み物を零(こぼ)したことはありませんか?
・ないよ(あったらそれが原因だろうと思うわい)
・立ち上げるときにビープ音が鳴るのは、CTRLキーが常に押されている状態である可能性が高いです。PCを逆さにして、軽くぽんぽんと叩いて、キーボードから雑物を取り除いてください。
・そんなことが原因なの?
・現状、お電話でお伝えできるのは以上となります。土曜日も電話サポート対象となっておりますので、土曜日にPCを目の前において状態で、電話をおかけください。それではさようなら。

その昔私はNECに勤めていて、1987年から1993年までノートPCの設計をやっていた(キーボードとか液晶パネルなど大物構造体のデバイス選定・評価というのを担当していた)。学生の時はMSXパソコンとかを触っていた。パソコン歴は27年目となる。今回の現象は、27年のパソコン歴で始めて経験する、わけのわからない状態。買って3年くらいで、4回目のキーボード不具合。こうも同じところばかり不具合が発生するというのは、経験上、設計不良の可能性が一番高いんだけど、そんなことメーカーは認めないよな。

しなしまあなんというか、ああむかつく。

以上、会社からUP。

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2009/07/13

ノートPCのキーボードが壊れた

自宅のノートPCのキーボードが壊れ、
ブログもメールもまともに書けなくなってしまった。
それどころかネットを見ることも出来なくなってしまった。
叩いたらとりあえず使えるようになったが、いつまで持つかわからない。
ここ一週間、ずっとこんな状態だ。

これでハードは壊れていないって言い張るDELLってどうなんだろう。

金がないのに買い換えかなあ。

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2009/07/06

菅原出「戦争詐欺師」感想。
ドキュメンタリー。2009年07月02日読了。

戦争詐欺師
菅原出 / 講談社 2009/04 ¥1,890 (税込)

◆タイトルから想像していた内容は、戦争をネタに様々な詐欺を働く輩の実態を暴いた本なのかと思っていたが、まったく違った。

◆本書は買ったときに考えてた内容とは異なり、アメリカによるイラク戦争を分析した本である。

◆イラクから政治亡命したアフマド・チャラビ イラク国民会議議長(実は自己の権力拡大にしか興味のないエセ政治家)が、如何にして、好戦的なネオコン(=ネオコンサバティブ=新保守主義)であるチェイニー副大統領、国防総省のラムズフェルド長官・ウォルフォウィッツ副長官に取り入り、アメリカ政府を好戦的な国に仕立て上げていったのか、その政治的プロセスと、

リアリスト(=現実主義)と呼ばれるパウエル国務長官やCIAとの暗闘、

そしてネオコンが負け、リアリストが、つまりはオバマが政権を取るようになったのかを、克明に描き出している。

◆本書の著者、菅原出は「外注される戦争」7点/10点満点を書いた、戦争を冷静に分析できる優れたライターである。

◆本書は、アーミテージ国務省副長官(パウエルの部下)とのインタビューを筆頭に、ブッシュ政権に於けるキーマン数人とインタビューし、その他アフガン戦争やイラク戦争などに関する膨大な書籍にしながら本書を記した。巻末に記載されている参考文書の一覧は14ページにも及び、そのリストは資料的価値も高い。

◆日本のマスメディアが如何に役立たずなのかを、如実に示す良書であると思う。


8点/10点満点


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2009/07/05

藤原章生「翻弄者」感想。
ルポ。2009年06月22日読了。

翻弄者<br />
藤原章生 / 集英社 2009/04 ¥1,600 (税込)

◆概要(紀伊国屋Bookwebより)
14歳のときから、十数年間もフセインの宮殿に軟禁されていたという予言者。
薬物依存症の娼婦に思いを寄せ、併走するかのように、その世界に堕ちていく男。
キューバ革命の陰で、表現の自由を奪われ、追憶だけで命をつなぐ詩人。
時代に翻弄され、不条理に疲れ、それでも拠りどころを手探りする人間たち。


◆第1章は、イラクのフセイン大統領の下で、予言者として雇われていた(実質的には幽閉されていた)男の独白。第2章は、恋い焦がれる娼婦が麻薬におぼれていくのを、恋い焦がれるあまり一緒になって麻薬を吸い、麻薬を買う金まで出してしまうケープタウンのタクシードラ-バーの話。第3章は、キューバの同性愛作家、レイナルド・アレナスの友人である同性愛詩人デルフィン・プラッツが語る故郷の風景に関しての話。

◆著者藤原章生は、デビュー作「絵はがきになった少年」7点/10点満点で、第3回開高健ノンフィクション賞を受賞した、新進気鋭のノンフィクションライター。本書「翻弄者」のレビューが雑誌に載っていて、新刊が出たのだと思い期待して買った。

◆掲載されている3つの話があまりにも趣が異なる話であり、これを一冊にまとめる必要があったのか疑問に感じる。個人的に面白かったのは第2章のケープタウンのタクシードライバーの話で、これをふくらませて1冊の本に仕上げた方が良かったんじゃないかと思う。


5点/10点満点


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