« 船戸与一「夜来香(イエライシャン)海峡」感想。
冒険小説。2009年06月17日読了。
| トップページ | 菅原出「戦争詐欺師」感想。
ドキュメンタリー。2009年07月02日読了。 »

藤原章生「翻弄者」感想。
ルポ。2009年06月22日読了。

翻弄者<br />
藤原章生 / 集英社 2009/04 ¥1,600 (税込)

◆概要(紀伊国屋Bookwebより)
14歳のときから、十数年間もフセインの宮殿に軟禁されていたという予言者。
薬物依存症の娼婦に思いを寄せ、併走するかのように、その世界に堕ちていく男。
キューバ革命の陰で、表現の自由を奪われ、追憶だけで命をつなぐ詩人。
時代に翻弄され、不条理に疲れ、それでも拠りどころを手探りする人間たち。


◆第1章は、イラクのフセイン大統領の下で、予言者として雇われていた(実質的には幽閉されていた)男の独白。第2章は、恋い焦がれる娼婦が麻薬におぼれていくのを、恋い焦がれるあまり一緒になって麻薬を吸い、麻薬を買う金まで出してしまうケープタウンのタクシードラ-バーの話。第3章は、キューバの同性愛作家、レイナルド・アレナスの友人である同性愛詩人デルフィン・プラッツが語る故郷の風景に関しての話。

◆著者藤原章生は、デビュー作「絵はがきになった少年」7点/10点満点で、第3回開高健ノンフィクション賞を受賞した、新進気鋭のノンフィクションライター。本書「翻弄者」のレビューが雑誌に載っていて、新刊が出たのだと思い期待して買った。

◆掲載されている3つの話があまりにも趣が異なる話であり、これを一冊にまとめる必要があったのか疑問に感じる。個人的に面白かったのは第2章のケープタウンのタクシードライバーの話で、これをふくらませて1冊の本に仕上げた方が良かったんじゃないかと思う。


5点/10点満点


にほんブログ村 本ブログへブログランキングに参加しております。
バナーをちょこっと押していただけると恐悦至極なり。


|
|

« 船戸与一「夜来香(イエライシャン)海峡」感想。
冒険小説。2009年06月17日読了。
| トップページ | 菅原出「戦争詐欺師」感想。
ドキュメンタリー。2009年07月02日読了。 »

◇ルポ・ドキュメンタリー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/43036/45550387

この記事へのトラックバック一覧です: 藤原章生「翻弄者」感想。
ルポ。2009年06月22日読了。
:

« 船戸与一「夜来香(イエライシャン)海峡」感想。
冒険小説。2009年06月17日読了。
| トップページ | 菅原出「戦争詐欺師」感想。
ドキュメンタリー。2009年07月02日読了。 »