橋本治「大不況には本を読む」感想。
説法。2009年07月21日読了。

橋本治 / 中央公論新社 2009/06 ¥777 (税込)
◆概要(紀伊国屋Bookwebより)
もはや読書と出版の復権はありえないのか。
「思想性ゼロの国」日本でいま起きている日本人の魂のドラマを描き、「本を読む」人間をここに取り戻すための方法を深く考察した、硬骨の力作。
第1章 この不況はどのような不況なのか?(解決は困難だが、解明はそう困難ではない大不況;この大不況はどのように収束されるのか?)
第2章 人類の折り返し点(黒船にやって来られた国の考え方;経済は永遠に発展しうるのか?;歴史はもう停止しているかもしれない;日本と世界の不思議な関係)
終章 「本を読む」ということ(役に立たない「本書のまとめ」;「本を読む」ということ)
もはや可能性は「本」の復活にしか残っていないのではないか。
「『不況』と『本』という、今となっては『一つに結びつきにくい』と思われているものを一つにして、この本を書くことにしたのです」(著者)。百年に一度の大不況のなか、「思想性ゼロの国」日本でいま起きている日本人の魂のドラマを描き、「本を読む」人間をここに取り戻すための方法を深く考察した硬骨の力作。出版の未来はどこにあるのか。活字離れという問題はなにを意味しているのか。現代の百科全書的知識人が著す乾坤一擲の一冊。
◆という本で、紀伊国屋の推薦本にあったから買って読んだ。
◆なんだかすさまじくむちゃくちゃな論理の本で、宗教家の説法を読んでいるような感じになる。
◆この内容を、本で読むのではなく、講演で聴いたら全く違う感想になるのかもしれない。
◆また、明らかな間違いや認識不足も多数見受けられる。199ページに、日本の農業衰退の原因は日本人の人件費の高さにあるような記述がなされているが、だったらなぜ人件費が日本とあまり変わらないアメリカやオーストラリアから小麦やトウモロコシが輸入されてくるんだよ。少しは調べて物を書け。
2点/10点満点
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