森絵都「風に舞い上がるビニールシート」感想。
純文学。2009年08月11日読了。
◆概要(紀伊国屋Bookwebより)
才能豊かなパティシエの気まぐれに奔走させられたり、犬のボランティアのために水商売のバイトをしたり、難民を保護し支援する国連機関で夫婦の愛のあり方に苦しんだり…。
自分だけの価値観を守り、お金よりも大切な何かのために懸命に生きる人々を描いた6編。
あたたかくて力強い、第135回直木賞受賞作。
◆「器を探して」自由気ままなオーナーパティシエに振り回され、阿呆な男に結婚を迫られている弥生の話。
「犬の散歩」捨て犬の世話をするボランティア、を続ける費用捻出のためにスナックで働く人妻恵利子の話。
「守護神」ニシナミユキに論文の代筆を拒否されて腹を立てている苦学生裕介の話。
「鐘の音」二人の仏像修復士の話。
「ジェネレーションX」十年ぶりの草野球が楽しみなんですという話。
「風に舞い上がるビニールシート」国連のUNHCRの職員になり上司と結婚したけど夫はアフガンで殺されてしまって悩む里佳の話。
表題作とジェネレーションXの二つは、読んでいてああなるほどと共感するところもあったが、他の話はなんだかなあ。こういう類の本を読んで何かを感じ取れるほど人間ができていないのだろう、私は。
6点/10点満点
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