村上玄一「ニッポンの底力がわかる本」感想。
新書。2009年09月8日読了。

村上玄一 / 青春出版社 2009/08 ¥861 (税込)
◆著者データ(紀伊国屋Bookwebより)
村上玄一[ムラカミゲンイチ]
1949年生まれ。日本大学総合科学研究所教授、日本大学芸術学部研究所教授(ジャーナリズム論)。政治、経済、国際情勢からマスコミ、文芸など、幅広い分野の諸問題を噛み砕いて理解するための研究会を主宰。そのわかりやすさが、多くの社会人や学生に支持されている。読売新聞社、学習研究社、角川書店を経て現職
◆身も蓋もない言い方をしてしまうと、新書というよりは単なる蘊蓄本。
・太陽電池の特許出願数は、日本68%、米国11%、欧州15%でダントツ1位!
・原子力発電所のプラント建設は1基あたり数千億円の巨大案件(利権)で、世界シェアは東芝(+米ウエスチングハウス)、三菱重工(+仏アレバ)、日立(+米ゼネラルエレクトリック)の3グループに集約されている。いずれのグループにも日本企業が入っている!
・それだけではなく、日本製鋼所室蘭製作所は、原子炉で使われるパーツの世界シェア8割!(600トンの鉄塊を作ることが出来る世界でも数少ない製鋼所で、原子炉のパーツは巨大な鉄塊を削りだして作る)
・世界的に人口が増えている。将来的には水不足が起こるだろう。中近東で見られる海水を淡水化する装置に使われているフィルター、逆浸透膜は、東レや日東電工などの日本企業が世界シェアの7割以上を占める!
◆というような蘊蓄が、50ネタ掲載されている。
◆まあなんだ、こういう本を読むと元気が出るんだよね。
6点/10点満点
◆余談
フェリー船内があまりにヒマだったので、帰省先でのんびり読む予定だった「インドなんて二度と行くかボケ」を船内で読み終えてしまった。こりゃ参った。どこかで本を調達しないと、帰省先でもヒマになる。と思い、フェリーを下りバスで苫小牧駅前まで行き、本屋を探した。が、田舎の中途半端な都市らしく、駅前は寂れている。結構巨大な駅ビルは、運営会社が倒産でもしたのか、ビルのテナントが一件もなく廃墟。駅の南側に行くと8階建てのビルがあったのだが、営業している店は数店舗。ふと思い曜日を確認すると、9月6日(日曜)。日曜なのに人通りも少なく、この街は大丈夫か? 反対の駅北側に行ったら、水平方向に巨大な長崎屋とイトーヨーカドーが営業していて、大きな店もあるのか安心した。と思ったら日曜なのに人が少ない。これが地方都市の現実かと思うと悲しくなってしまった。後日、親に聞いたら、イトーヨーカドーは来年撤退して廃墟になるそうだ。地方都市らしく駅前は寂れているけど、新興住宅地近郊の国道沿いには様々なロードサイド大型店舗が建ち並んでおり、駅前以外は発展しているみたいだ。
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