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2010/02/06

1月28日 シリアに陸路入国

※今回は写真少ないです。

朝、宿の親父にシリア行きの詳細を聞くと、「国際セルビスタクシー(4人の客を乗せて走るタクシー)がここまで来る。心配するな、確実にダマスカスまで行く」という。ネットで調べたバス代(10~12JD)より高いのはセルビスタクシーだからか。更に宿の親父は、君のためにセルビスタクシーに予約の電話をしたんだからと、予約代行代金(バクシーシ)5JDを要求してくる。あーあ、この宿の親父もがめつい奴だった。

9:40、ローマン、エレーナ、ムスタファと別れの挨拶して、セルビスタクシーに乗り込む。タクシーの運転手は何も喋らず、顎で指図する強面の親父。

しばらく走ると、シリアとの国境を示す看板が見えてきた
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ドライバーとヨルダン人2人、シリア人1人と私を乗せたタクシーは、11:00に国境到着。ヨルダン出国手続きはスムーズ。出国税なし。歩き方には5JDと乗っていたのだが、出国のハンコを押してくれたのでいいや。

出国後、2kmくらい進みシリア入国に向かう。シリア入境は、シリア人カウンター、ヨルダン人カウンターと外国人カウンターの3種類あり、私は当然外国人カウンターに行く。先客が1名いただけで、待ち時間ゼロで手続き開始。シリアビザを持っていないので、ビザ発給をお願いしながらパスポートを差し出す。
「何で日本でビザを取ってこなかったんだ」
「ヨルダンで、シリアの景色が美しいと聞いたから来たくなったんです」
「何日いるんだ」
「たぶん5日くらいです」
「多分じゃなく、何日いるんだ」
「4日です。2月1日にヨルダンからエジプト行きの飛行機に乗るので、それまでには出国します」
「……む。そうか、じゃあ14日間のビザで良いな」
「はい」
「それでは……じゃあ24ドルだ」

24ドルの根拠はあまりないと思われる。入国審査カウンターの後ろにあるビザ代金支払所(Bankと書かれていたと記憶)で24ドル払い、領収書を持って再び入国審査官の元へ。
「どのくらい時間がかかりますか」
「座って待っていなさい」
「セルビスタクシーなんで、早めにお願いしたいんですけど」
「(むかっ)いいから座って待っていなさい」

ビザ待ちの先客に、どのくらい待っていますか?と聞いたら、1時間か2時間か8時間か、俺にもわからねえよ。という答え。セルビスタクシーの同乗客に文句言われたくないなあ。早くしてくれないかなあ。

と思っていたら、タクシーの運転手が来て「お前まだか」と言われる。入国審査官を指さし、「ここで待っていろって言われたんだ」と答えると、運転手は入国審査官に文句を言いまくり、「お前こっち来い」と私を呼びつける。すると、先客より先にあっさりビザ発行。

ビザ発給に至るまでの全所要時間、30分かからず。

セルビスタクシーは12:00前にダマスカスに向け再出発したのであった。

シリア側に入ると、レバノン山脈が見えてきた。晴天のなか、霞むように見えるレバノン山脈は誠に見事な景色であったのだが、セルビスタクシーは高速(120kmくらい)でぶっ飛ばし、揺れる車内からは乗客も邪魔になって満足な写真が一枚も撮れなかった。

※セルビスタクシーで国境越えを行う場合、タクシーの親父が見方になってくれるので意外と国境越えが楽かも知れないが、もしビザ発給されなかった場合、国境緩衝地帯で置き去りにされるかも知れないという恐ろしさも感じた。イスラエルに行っていなくて良かった(イスラエルの入国スタンプがある旅行者はシリアに入国できない)。

13:20、ダマスカス郊外、本当に単なる道路にセルビスタクシーが止まり、「ここが停車場だ、降りろ」と言われ、呆然。回りに目印になるような建物が一つもない。言葉がわからないから、ここがどこなのかを聞いても答えてくれない。

すると、セルビスタクシーの運転手が、シリアの普通のタクシー運転手を連れてきて、「こいつに乗って街中まで行け」というようなことを言い、代金は2JD、ヨルダン通貨で良いという。

じゃあホテル・パルミラ(地球の歩き方に載っていた中級宿)まで行って、とお願いすると、タクシー運転手はこっちが良いとかあっちが良いとかいろいろ言い出す。ああ、この運転手は面倒な奴なんだ……

このホテルは安いぞ、と何が何でも紹介しようとするが、歩き方のホテルの方が安い。

すると、運転手は突然ラジオのボリュームを大音量にして、「2JDじゃ駄目だ、6US$だ、わかってんのか、街中までは遠いんだよ、6US$だからな」と切れ始める。ああ、面倒だ……

挙げ句の果てには、「あれがフォーシーズンズホテルだ。街の位置関係はわかったか? じゃあお前はここで降りろ、ここは左折禁止だ、これ以上行けない、降りろ」ときた。切れたときの印象が凶暴そうだったので、おとなしく降り、5US$渡す。正直、ちょっと恐かった。

スーツケースをごろごろ引きずりながら、交通ルールが結構むちゃくちゃなシリア・ダマスカスの街中に放り出される。むむむ、困った、と思いつつも、ホテル・パルミラを探す。20分ほど歩いてたどり着いたら、閉館していた。

近くにフレンチ・タワー・ホテルというのがあるので、そちらを目指す。この宿は営業していて、フロントのけばい化粧のお姉さんは英語ペラペラで親切。最初1泊35ドルと言っていたのだが、地球の歩き方に25~30ドルと載っているんだけど、と言っただけで朝食付き30ドルにしてくれる。

宿は清潔で、室内明るくてホットシャワーも出るし、エアコン、冷蔵庫、テレビがある。良い感じ。

うんいいね、ここに泊まるよ。


で、14;00頃から昼飯。地球の歩き方に載っているタル・アル・カムルというケバブ屋の隣にある似たような店に入り、ラムのケバブを食う。
3_honmos


2_kebabu

会計をお願いすると、明朗会計よろしく説明を始める。
サラダ100SP、ホンモス100SP……合計は850SP(シリアポンド)=1700円!

ホンモスなんて頼んでないよ、と言ったら、でも食ったじゃん、みたいな回答。ああ、タクシーに引き続きまたやられた。


気を取り直して、旧市街のスークを見て回る。4時間くらい歩きまわるが、トルコ・イスタンブールのグランドバザールと大差なし、の印象。暗くなってきたのでホテルに戻る。

動画は、夕方19:30頃、すでに日が沈んで暗くなったダマスカス駅前(現在閉鎖中のヒジャーズ駅)。


ホテルでネットが使えないので、ホテル近くのネットカフェでサンドイッチ食いながらWiFi。ネットカフェ入店時に、パスポートの提示を求められる。いまだに秘密警察が存在するシリアという国に来たんだなあ、と実感する。youtubeもアクセスできないし。

明日はバスでパルミラ遺跡日帰りの旅だ。早く寝よう。


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コメント

陸路ヨルダンからシリアへ入国されたようですがシリアの税関検査は厳しいものでしたか?

投稿: 初心者 | 2011/07/29 01:36

初心者様

コメント有り難うございます。

私は、タクシー(セルビス)運ちゃん含めて合計5人で国境通過しましたが、シリア入国の税関検査は5人の荷物の中から2人くらい(うろ覚え)の抜き打ち検査でした。

私の荷物は調べられることはなく、同乗のシリア人の荷物がチェック対象でした。(日常物資の密輸を警戒していたのかも)

私が行ったときのシリアは平和だったので、今のようにデモで死人が出ている状況だと、どうなるのかよくわかりません。

投稿: 天野 | 2011/07/29 06:09

追記です。

シリアからの出国に比べ、入国の税関検査は甘かったですよ。

私は税関で引っかかる物を何も持っていなかった(ハズ)ので、調べられたところで問題なしと安心しきっていましたし。

パソコンとかの申告物は、申告書にちゃんと書きました(うろ覚え)

投稿: 天野 | 2011/07/29 06:14

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