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いわゆる新書。2010年05月25日読了。 »

2010/07/22

5月25日 帰国。世界一周の終わり。

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朝からシャワーを浴びて、豪華ビュッフェで朝飯を食って、といっても相変わらず胃が痛くヨーグルトとフルーツをいくつか食ったくらいだけど、こんな形で世界一周が終わってしまうとは思わなかったなあ、と考えながら荷造りして、ぼーっとしていた。12:00にチェックアウト。そこそこ手の込んだ飾り彫刻が施してある木の入れ物に入ったダージリンティーをもらう。バースデイプレゼントなのか、すべての宿泊客に配っているのかは不明。医者呼んでくれたりルームサービス取ったりタバコを買ってきてもらったり、なんだかんだでホテルのサービスを利用したため、予想よりも高い金額が請求されてしまった。かけた覚えのない電話代とかも入っていた。100円くらいだからいいんだけどさ。

疲労がピークに達しているので、ホテルからタクシーで空港に向かう。フライトは19:30なのであまりにも早すぎるけど、疲れが溜まりすぎてこれ以上インドで観光する気にならない。なんだかなあ。エアコンが付いているタクシーで、エアコン代金25%割り増しらしい。しかし、デリーの気温が暑すぎるのか、エアコンは効いているようで効いていない。車内が暑い。暑いのだ。

空港に着いたが、「あなたの乗る飛行機はチェックインを開始していないから、あなたはまだ空港内に入れない」と空港を警備する警官に言われ、しょうがないから周辺をうろつくと、空港のすぐそばにエアコンの効いた待合室らしき場所がある。まあいいや、ここで待とう、とその施設内に入ると「利用料が30ルピー」とか言われてしまう。

トイレはエアコンの効かない施設の外。トイレに行こうとすると、30ルピーを払えない(のか払いたくないのか)インド人が、トイレのそばで大量にごろ寝している。トイレは屋根が付いているので、多少は涼しいのかね。

トイレから戻ってくると、インド人には見えない鼻の高い男から、「あなた日本人ですよね」と声をかけられる。外国で日本語で喋りかけてくる輩にろくな奴がいないのは長旅しているとイヤというほど身につくけど、もう日本に帰るだけだからいいやと相手をする。

「私は、日本で13年働いていたイラン人です。日本がリーマンショックで不景気になって職が無くなったので、イランに戻って商売しています」
「へえ、どこに住んでいたの?」
「愛知県です。奥さん日本人です」
「へえ、そうなんだ。今なにやってんの?」
「宝石商です」
「インドには何しに来たの?」
「コロンビアのビザを取るためです」
「へ?」
「イランにはコロンビア大使館がないのです。私はコロンビアに宝石を仕入れに行きたいのです。でも大使館がないからビザが取れない。コロンビア政府の電話番号を調べて電話したら、イラン人がコロンビアビザを取るためには、インドのコロンビア大使館に行きなさいと言われました。だから仕方なくインドに来ました。インドは暑すぎます。もう二度と来たくない」
「暑いよねー。安宿にでも泊まっていたの?」
「1万円くらいの宿です。でも最悪でした。エアコンの効きが悪くて暑いのです。それで私は今朝チェックアウトして、すぐここに来ました」
「飛行機は何時なの?」
「夜の2:30です」
「えっ!それまで待ってるの?」
「そうです、待ってます。デリーはもうイヤです」
「コロンビア危ないでしょ」
「大丈夫です。私はペルシャ語、日本語、英語、スペイン語、ドイツ語が喋れます。スペイン語が出来るからコロンビアも大丈夫です」


「イランに来たことありますか?」
「ないよ。行きたかったんだけどね。時間が足りなかった」
「イランは最高に良い国です。ご飯がとても美味しい」
「そうなの?」
「本当です。お酒も飲めます」
「マヂ?」
「本当です。イランはイスラムの国ですが、お酒を飲む場所もありますし、お酒を売っている店もあります。おおっぴらに飲むと犯罪で捕まりますが、外国人は滅多に捕まりません」
「マヂ?お酒飲めるならイランに行けばよかったな」
「それに、世界でいちばん安全です。日本より安全です」
「マヂ?」
「イランには密告制度がありますし、秘密警察もたくさんいます。安全です。間違いなく安全です」
「へえー。まあでも俺はイスラム世界にとても興味があるから、そのうちイランには行くよ」
「ぜひ来て下さい。あなたはイランのことを知っていますか?」
「アハマディネジャド大統領って、頭いいよね。トルコとブラジルを味方に付けているよね」
「はい。でも彼は国民に人気がありません」


「ところで、イランのお札見たことありますか?」
「ないなあ」
「これです、見せてあげます」
「へえ、2万リアルか。ちなみにアラビア語の数字だけは読めるんだ、俺」
「おお、アラビア語の数字が読めるの。それは素晴らしい。これいくらだと思いますか?」
「2万リアルだろ、相場がわかんないなあ」
「約1万円です」
「へえ。そんなにするんだ」


「私は今まで15カ国くらいに行ってます。いろんな空港で、いろんな人と喋りました。そのときいつもお願いするのですが、あなた日本のお札持っていますか?」
「いや、今日ここ(空港)に来るのに最後の千円札を両替しちゃったから、100円玉しかない。なんで?」
「私の持っている2万リアル札と、あなたの国のいちばん安い札を交換してもらいたかったのです。その交換したお札に、いつどこの国のどの空港で何という名前の人とこういう会話をした、とお札に書き込むのです。そうすると、その国に行った思い出になるのです」
「へえ、それはいいなあ。でも悪いね、100円玉しかないんだ。お札で持っているのは、インドルピーと香港ドルしかない」
「そうですか。残念です。香港ドル見せてもらってもいいですか?」
「いいよ、これが20香港ドルで、日本円で240円くらい」
「交換してくれませんか?2万レアル札と」
「えっ?でも2万レアルは1万円なんだろ、価値が違いすぎるよ」
「そういう話じゃないんです、私の思い出なんです、思い出を作りたいのです」
「いや、でもさあ」
「いいんです。ぜひ交換して下さい」
「そこまで言うのなら」

このイラン人とは3時間くらい喋っていただろうか。16:00を回り、そろそろ空港の中に入れるかと思い警官に聞くと「ああ、チェックインが始まっているから入っていいよ」との返事。

イラン人に別れを告げ、ビジネスクラスのチェックインをする。もうこれ以降二度とビジネスクラスに乗れないかもしれないので、堪能せねば。

デリー空港のJALのラウンジは、ラウンジとは思えなくらい食い物が貧相だった。タンドリーチキンと、インドテイストのベジタブルサンドイッチと、その他2品。たった4品しか食い物がない。一応ビールとかワインはありましたけど。ついでにトイレも男性用は大小兼用が一室しか無くて、便所に行列が出来ました。なんだかなあ。

10時間後は日本だ、と思って気が緩んだ私はビールを飲む。胃がスカスカで、胃が痛かったはずなのに、ビール飲めちゃう。丸2日寝ていたから、思っていたより回復したのかな。ついでにタンドリーチキンも食ってみる。辛くない、旨い。


さて土産物屋を見て回ろう。セキュリティチェックだ(出国した後にもセキュリティチェックがある)。結構厳しい。ライターは持ち込み禁止だと。えっ、まぢ?

隣ではラウンジでも一緒だった日本人のおばさんがセキュリティチェックで何回もやり直しさせられていて、「もう、なんてひどい空港なの、最低よ、最低」と私に向かってぶつぶつ文句を言ってくる。俺に関係ないじゃん、誰彼構わずグチ垂れるな、と思った私は「最近はどこの空港もこんなモンですよ」とお答え差し上げたら、「私はね、インドに5回も来ているんですよ、こんなひどい扱いを受けたのは初めてだわ」と私に向かって文句を言って去っていった。いやだから俺に文句を言うなって。


前日、私はデリーのJALに電話して、胃が痛くてどうしようもないから機内食は食いやすい物にしてくれ、とオーダーしていた。で、私の依頼を受けて出された食事は、フルーツ盛り合わせと「そばでスカイ」

隣の客が食っている物は、ビールが飲めるくらいに回復した私の胃でも受け付けそうな和食だった。失敗した。


機内で、南アフリカのラグビー代表の活躍を描いた映画「インビクテス」を見る。イマイチ。6点/10点満点


まあ、そんなこんなでビジネスクラスを使った正解一周は終了し、私は26日の朝、成田に到着。終わったよ、これで世界一周が終わったよ。

帰宅してイランの為替レートを調べた。


2万レアルは180円だった。

何が1万円だよ。最後の最後まで騙されまくりだったなあ。

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