宮田珠己「東南アジア四次元日記」感想。
紀行エッセイ。2010年08月23日読了。
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●内容(紀伊國屋Bookwebより)
会社を辞め、東南アジアへ旅に出た。
遊園地にしか見えない教団施設、仏像の迷路、バナナを頭にのせた虎の像、四階建てビルを枕にした巨大仏など、奇奇怪怪なものが続々登場。
しかもその道程は、オンボロバスに乗せられたり、オカマの祭りで股間に危機が訪れたり、精霊が霊媒師に乗り移る瞬間を見たりと、ハイパーデンジャラス!快笑旅エッセイ。
●かんそう。
宮田珠己のエッセイでいちばん面白いと誰かが言っている作品なのだが、誰が言っているかというと酒飲み書店員なのであるが、なぜかというと第3回酒飲み書店員大賞を受賞したから多分そうなのだろうということなのだが、まあなんだ、宮田珠己が面白いと感じる仏像や寺院や変な建物や変なモノや変な人が、案外と私には楽しくない代物ばかりなので、それほど面白いと思わないのであった。わたくし的には「ウはウミウシのウ」の方が面白いと思うのである。
●かんめい。
バックパッカーの本質本音が159ページの第八章に書かれている。
「私は出発してちょうど今三ヶ月を過ぎたところである。
で、ホームシックにかかっているかというと、実は二ヶ月を過ぎたあたりから出発当初の感動は薄れ、ただ外国にいるというだけではそれほどの興奮も起きず、もはや現地の人の生活習慣や文化に触れるなんてことには興味も湧かなくなっている。……中略……
といっても、日本が恋しいわけではない。
旅がただ移動しながら生活しているだけになって退屈なのである。」
素晴らしい。名言だ。
6点/10点満点
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