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2010/10/25

西田宗千佳「世界で勝てるデジタル家電」感想。
いわゆる新書。2010年10月21日読了。

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世界で勝てるデジタル家電―メイドインジャパンとiPad、どこが違う?

内容(紀伊國屋Bookwebより)
iPadが日本で生まれなかったのには理由がある。
世界のモノづくりのルールが変わったのだ。
従来のメイドインジャパンのやり方では戦えない。
超・量産と「修理するより新品交換」のモノづくりのルールが、いま世界を席巻している。
これこそアップル勝利の方程式。
メイドインジャパンも「ルールを変える」ことが復活のカギだ。
東芝、パナソニックなど、成功例に学べ。


iPhoneはiPadの設計方法。ハードウェアスペックは低くても構わない。しかしグラフィックは手を抜かない。ハードもソフトも徹底的に追求する。

生産方法。台湾は中国のEMSを使ってとにかく大量生産する。ねじは極力使わない。熟練度の低い工員でも組み立てられるよう、はめ込みを多用する。大量生産による制約はあるが、デザインは妥協しない。

アフターサービス。大量生産すると、修理するより新品に交換する方が安い。修理する場合、修理している間ユーザーは不便に感じるが、新品交換ならユーザーも喜ぶ。一石二鳥。


日本製デジタル家電、携帯や液晶テレビの世界シェアは低い。存在感が無くなってきている。

しかし、ゲーム機はいまだ日本製が圧倒的である。


なんてことがいろいろと書かれている。デジモノ系の雑誌記事やwebコラムなどで既に読んだことがあるような内容が多いが、一冊にまとめられていると現在の日本メーカーの状態がよくわかる。良い本です。


この本に書かれていることを元に考えると、

第二次世界大戦後、世界中で、ありとあらゆる工業製品が大量生産されていたが、

(先進国を中心に)人々が欲しい物を手に入れてしまった後、きめ細かなユーザーニーズに対応するため多品種少量生産にシフトしていったが、

(中国インドブラジルロシアなどの国が経済発展するにつれ)やっぱり大量生産によるコスト競争に戻ってきた。


ということなんだろうな。要するに、資本主義はエコじゃないってことだ。


6点/10点満点


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