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2011/01/31

2010年の読書総括。59冊。

2010年の読書総括を表にまとめました。

2010年は、1月中旬~3月上旬に中近東アフリカ旅行(11カ国)、5月に香港マカオインド旅行を行った関係で、例年より読書量が減りました。

この年の読書総数は59冊。


天野才蔵 2010年の読書総括
 ジャンル国内海外合計数
小説SF・ファンタジー・ホラー101
小説冒険・ミステリ404
小説歴史・時代・武侠000
小説純文学・青春000
 小説小計505
その他ノンフィクション・ルポ18220
その他新書や新書的な本13013
その他紀行文・旅関連・エッセイ13013
その他ビジネス・株・雑学他718
 その他小計51354
 総合計56359


なんと。小説はたったの5冊。
大沢在昌「新宿鮫」(再読)
伊藤計劃「虐殺器官」
松村美香「ロロ・ジョングランの歌声」
熊谷敬太郎「ピコラエヴィッチ紙幣」
逢坂剛「暗殺者の森」
おお。本当に5冊だ。こりゃまずい。
いくら何でもさすがにひたすらこりゃまずい。
2011年はもうちょっと、せめて20冊くらいは小説を読みたい。
というか、読まなきゃ。



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さらば、ビッグコミックスペリオール

ビッグコミックスペリオールは創刊当初から買い続けている。

最もマンガ雑誌を買っていた頃は、ジャンプマガジンサンデーヤンジャンヤンマガスピリッツモーニングスペリオールの8冊も買っていた。

ヤンマガをやめ、サンデーをやめ、ヤンジャンをやめ、スピリッツをやめ、マガジンをやめ、ジャンプをやめていった。今はスペリオールとモーニングだけになった。

そのスペリオール、1月28日(金)に発売号で、「医龍」の連載が終了した。

これでスペリオールを買う理由はなくなった。

さらば、スペリオール。



「覇」 池上遼一の時代は終わったのだよ。キャラの見分けが付かないっての。

「王様のホームタウン」 話が古くさすぎ。編集担当は年寄りなのか?

「タッチアップ」 絵が古くさすぎ。20年前のキャラだよ。読む気にならない。 

「キーチvs」 マンガ家の好きなように描かせるとこうなる。
 
「匠三代」 こんなのはビッグコミックでやりなさい。

「ダクションマン」 こんなのは少女マンガ雑誌でやりなさい。

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2011/01/28

山下鈴夫「激白 臓器売買事件の深層」感想。
言い訳本。2011年01月25日読了。

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激白 臓器売買事件の深層―腎移植患者が見た光と闇

病腎移植で有名になってしまった万波誠医師が手がけた腎移植のなかに、臓器売買事件で立件される事例があった。

この事例では、ドナー(臓器を提供する側)とレシピエント(患者・臓器をもらう側)に血縁姻戚関係は無く、レシピエントがお金を払ってドナーの腎臓をもらったことで、臓器移植法違反で立件され、ドナーは罰金刑、レシピエントは執行猶予付き判決を受けた。

本書は、事件の当事者であるレシピエントが「事件の真実は異なる。警察もマスコミも正しい情報を伝えていない」と自ら筆を執って書いたもの。


で、感想。


著者(1947年生まれ)は浅学かつ自分に甘っちょろい爺さんで、書かれていることはただの言い訳にしか感じられない。


以下、私にしては珍しく著者を罵倒する。

◆根本的に間違っている

(9ページから引用)
「本書を読むと理解していただけると思うのだが、私たちは腎臓を「買った」のではなく、腎臓を提供してもらったことに対して「お礼を贈った」のである。」

同じことだ、バカたれ。
(10ページから引用)
「(略)生きるか死ぬかの境目にいる人間が、生命を保つための臓器を提供されたとき、手術をしてくれた医師やドナーに対し、言いようもないほどの感謝の念を抱くのである。これは、私じしんが死の淵から舞い戻ってきて、強く感じたことだ。
 その感謝の気持ちをお礼の品物で、あるいは現金で贈ることを、一方的に禁止してしまっていいのだろうか、という問題である。」

日本の国民皆保険制度を正しく等しく運用するためには、一方的に禁止するのが当たり前だ、バカたれ。
(113ページより引用)
「私にしても妻にしても、そのようなことは一切考えず、A子さん(注:ドナーのこと)のためににとお金を振り込んだり、車の用意(注:A子さんが要求した金品のひとつ)したりしていたのだ。あくまでもお礼のつもりで。」

お礼と言えば免罪符になるとでも思っているのか。そんなことを言いだしたら、人を殺しても「あれは復讐です」が許されてしまうぞ、バカたれ。

◆著者の医者嫌い(適当に内容抜粋)

著者は2000年4月に体の怠さを感じた。足が怠くなった。目の調子もおかしくなった。でも医者嫌いだから医者には行かなかった。

2004年1月、飼い猫が死んだショックで寝込んだ。熱が下がらなかった。足がパンパンに腫れ、足の甲が剥げ液体が出てきた。でも病院には行かなかった。

薬を飲んだが怠い。

そして血尿が出た。2004年2月、ようやく病院に行った。すぐ入院し、胃に七つの潰瘍が見つかった。

2004年4月、万波誠医師のいる病院に転院氏、腎不全と診断され入院し、透析を開始した。

(何日後の話か不明だが)枕が変わると眠れないので、外泊許可をもらって自宅で熟睡した。

そのまま数ヶ月、病院に戻らず、自宅で暮らした(当然透析もしない)。

(括弧内追記:徐々に悪化していったので)病院に戻った。

何度目かの外泊の時、体調が悪くなり救急搬送、余命3ヶ月の宣告、腎移植を奨められる……


何ヶ月も透析を受けないって、バカだろう、お前。

(この行追記)医者の言うことを守らず、どうしようもないくらい状態が悪くなったら病院に駆け込む。お前みたいなのがいるから、日本の医療費は高騰し続けるんだよ。


◆日本の医療制度

医者が患者を見下すことが当たり前だった時代(1900年代初め)、医療を受ける行為は金持ちの特権だった。しかし労働者階級は医療の恩恵に与れなく、放っておくと労働者階級の連中が怒り出すので、国民皆保険が始まった(注:参考リンク「国民健康保険制度の歴史」)。第二次世界大戦終了後、だんだんと制度が整っていき、現在の国民皆保険に近い形になっていった。

しかし、医者の特権意識は続いていて、それを暴いたのが山崎豊子の「白い巨塔」(1965年刊)である(まあ、小説ですけど)。

以降、医者の高慢ちきぶりに腹を立てていた識者論者国民その他大勢が、「医者にも看護師にも謝礼金を払うな」と言いだし、実際そういう風潮が徐々にできあがっていき、病院側も「謝礼は一切受け取れません」と張り紙をするところも出てきた。

であるから、私(1966年生まれ)なんかは物心ついたときから、医者に「礼金」を払う習慣なんぞ持っていない。そりゃ私だって結構いい歳だ、私より年上の親戚縁者(祖父祖母伯父伯母など)が「手術したらお金かかるでしょ、お礼金とか出さんとならんしね」なんて言っているのを聞いたことがあるので、私と同世代の人たちの中には礼金を払った経験がある人もいるだろう。

しかし、例えば1980年以降に生まれた今30歳くらいの医者なんかは、患者から「礼金」をもらうなんて、昔話で聞いたことはあっても、実際に経験したことのない医者が大勢いると思う(私は医療関係者じゃないので、この辺は単なる推測に過ぎないのだが)。

国民皆保険の理念は、「国民がみな等しい医療を受けることができる」ための制度である。そのために医療点数制度があるのだ(点数制度の善し悪しはおいといて)。それなのに、医療に対し点数外のところで金品の授受が発生してしまったら、点数制度そのものの意味が無くなってしまう。

1947年生まれの著者が、いい歳した大人が、こんなことも判らないのか。

バカたれだな、本当に。


◆浅学なのに

本書では、医学書から書き写したような腎臓や透析の解説、移植医療の歴史などが数十ページにわたって書かれている。日本で最初の心臓移植「和田移植」についても言及している。

(45~46ページから引用)
「(略)チャレンジ精神に富んだアメリカ人だから、重度の腎臓病に罹患した場合、座して死を待つよりも、移植を試みて治癒することに賭けてみるということはある。日本人は、むしろ現状維持を望み、あえて挑戦するよりも、いま以上に悪くならない方を選択する傾向が強い。
 確かに、そうした精神構造の違いは存在する。
 それと、もうひとつ、とくに決定的だったのは、 一九八六年(昭和四三年)八月、札幌医科大学胸部学科の和田寿郎教授によって行われた心臓移植手術であった。
 四十年を経ても、多くの人の記憶に残っている事件である。
 問題となったのは、患者が本当に心臓移植を必要としていたのかどうか、免疫抑制剤を少量しか使わなかったのはなzせか。さらには、ドナーである大学生の「死」は確実だったのかという根源的な疑問も呈されたのである。」


お前の浅学さから考えると、お前はその時期に「和田移植」があったことさえ知らなかっただろう。それを何知ったかぶって滔滔と語っているんだ。

身の程を知れ、バカたれ。


3点/10点満点


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今いちばん欲しいモノ(アフィリエイトです……)

THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

が、未だにいちばんよく聞いているバンドだったりするのです。

↓ 下のDVD-BOX欲しいなあ……

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2011/01/27

城山英巳「中国臓器市場」感想。
ルポ。2011年01月24日読了。

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中国臓器市場


中国では、死刑囚がドナーとなって臓器移植が行われている。今まで読んだ何冊かの臓器移植に関する本にも、同じことが書かれていた。

その死刑囚の臓器は、鮮度の高いうちに確保しなければならない。つまり、死刑執行直後に臓器を確保できれば、それが最も鮮度が高い。ではどうやって死刑執行の日時を知るか。

死刑執行を下す人物とコネができればいいのである。

コネを持った人物は臓器ブローカーとなり、臓器移植を行っている医師に、臓器の提供日時を連絡する。

医師は、移植コーディネートをビジネスにしている人物に連絡し、患者(レシピエント)を病院に連れてこさせる。

死刑執行の直後、遺体から臓器が摘出され、患者に移植される。

患者は、正規の手術料や入院料、薬代の他に、コーディネーターに手数料を払い、医師に謝礼金を払い、臓器ブローカーにも謝礼金を払い(ここから死刑執行官にも金が渡る)、死刑囚にも金が渡る(これは中国政府から)。


日本では、移植コーディネート行為に金品の授受が発生すると、臓器売買として捕まる。この法律は海外でも適用される。

本書では、大連・瀋陽をベースに、中国人が経営していると見せかけて移植コーディネート会社を実質経営している日本人=犯罪すれすれであることを自覚している=や、大阪のNPO法人で中国での移植コーディネートを行っている団体なども出てくる。

違法すれすれのコーディネートを行う日本人は、長い時間を掛け医者や臓器ブローカーとコネをつくり、ドナー(死刑囚)が出るとわかった時点で、日本からレシピエントを呼び寄せる。コーディネーターとしての対価は受け取れないので、医療通訳、宿泊場所の斡旋、その他身の回りの世話をする対価を受け取る……


※追記
死刑執行の方法も、銃殺の場合臓器に傷付く恐れがあるので、薬物(致死薬)の注射で行う場合があるらしい。その死刑執行は、手術台が搭載された「専用車」の中で行われる場合もあるらしい。(115~116ページ)
※追記終わり


など、なかなか衝撃的な事例が多数記載されている。

中国の臓器移植の実態と、そこに暗躍するブローカーや、日本の法律では禁じられている移植コーディネートをビジネスにする日本人の存在など、価値あるルポとなっている。


しかし、余談として語られるエピソードに、取材途中で投げ出したような内容が多く、率直に言えば「何だかなあ」と感じる部分も数多い。

売血された血を輸血されHIVに感染しエイズで死亡した女性の夫が、政府に陳情に行ったら、謎の物質を噴射され意識朦朧となり拘束されてしまった話(63ページ)。で、その女性はその後どうなったの?

自分がドナーとなり、夫に生体肝移植を行ってもらうはずだった女性は、目が覚めたら夫は死んでいて、女性の肝臓の7割が勝手に切り取られ、見知らぬ誰かに移植されていて、それでありながら手術料を請求された話も、この女性は何度も政府に陳情に行くが相手にされない……で話が終わっている。


何ともすっきりしないのだ。


6点/10点満点


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2011/01/25

渡部潤一「新しい太陽系」感想。
知的教養。2011年1月19日読了。

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新しい太陽系


天体写真集「FAR OUT」を見たら、その写真の素晴らしさに感激して、星のことをもっと知ろうと思った。

SF小説にどっぷりとはまっていた小学生高学年~中学生の頃、SF=宇宙という単純な発想から「天文ガイド」を不定期に買っていたので、星についてはそれなりの知識があるけど、大人になってから改めて星についての本を読んだ記憶がほとんどない。

ので、本書「新しい太陽系」を読んでみた。


著者:渡部潤一氏は、1960年福島県生まれ。国立天文台天文情報センター長。東京大学理学部天文学科卒。専門は太陽系小天体の観測的研究。2006年、国際天文学連合「惑星定義委員会」の委員となり、冥王星の惑星からの除外を決定した最終メンバーの一人

!!!冥王星を惑星から外す決定をした人(の一人)!!!


本書は、なぜ冥王星が惑星から外れてしまったのかを、星空を観測する技術革新から解説している。

1)ガリレオの時代=1600年代の天体望遠鏡による観測
  →天王星まで発見

2)天体力学と星図(1800年代中頃)
  →天王星の軌道のズレから海王星を予測し、発見

3)写真撮影技術
  →海王星の軌道のズレから冥王星を予測し、写真を丁寧に見て発見(1930年)

4)電子撮像技術(1980年以降)
  →冥王星より遠い場所に小惑星を発見(1992年)。そして冥王星より遠い場所に、冥王星より大きな小惑星エリスを発見(2003年)。現在最遠128億光年の天体まで観測。

そして本書は、最新の研究データ(と言っても本書が出版されたのは2007年)を元に、現在の太陽系はここまで研究が進んでいるんだよ、ということを、太陽、水星、金星、地球、月、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星と太陽系外縁天体に章立てし、分かり易く解説した本である。

私が星に興味を持っていたのは1980年代前半までなので、最近の情勢なんてとんと知らなかった。

うん、久しぶりにワクワクしながら読み進めることができました。

だいぶ前に買った天体望遠鏡、今のマンションに越してきてから一度も箱を開けていない天体望遠鏡で、久しぶりに星空観測してみようかな。

……と思って箱を開けたら、レンズがすっかり曇ってしまっていた。安物だったからなあ。

で、天体望遠鏡を検索していたら国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクトというのを発見しまして、これが素晴らしい。Webサイト上でここまで軽やかに動くとは(注:12月に買い換えたパソコンの性能が良いからかも)。

で、そのプロジェクトから作られたソフトが 4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」

これが素晴らしいソフトである。

GoogleEarth星空版を3DCGで表したような感じのソフトだが、星空のダイナミックさを知るのならGoogleEarth星空版より「Mitaka」の方が上である(個人的感想)。

私が知らなかっただけなんだろうけど、国立天文台、やるな。


やっぱり天体望遠鏡の入門用製品、買っちゃおう。


8点/10点満点


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神崎純也「闇の貿易商」感想。
自伝ノンフィクション。2011年01月19日読了。

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闇の貿易商


大手出版社も中堅出版社も取り上げないような、海外のヘンテコエピソードや悪党の自伝武勇伝などを得意とする出版社彩図社から出た本。

コロンビアのマフィアに属していた著者が、逮捕されたのをきっかけに更正するので、今までやってきた犯罪の中身をばらしましょう、という内容。

北朝鮮から覚醒剤を密輸し大阪のやくざに売った話、
コロンビアの女を日本へ連れてくる女衒の話(そういや、一昔前の大久保駅前にはコロンビア人の娼婦がたくさん立っていたなあ。今じゃすっかりコリアタウンになっちゃったけど)、
コロンビアで仕入れた銃器を日本へ輸出しようとする話、
コロンビアで作ったコカインをアメリカに輸出してFBIに見つかって逮捕されて求刑20年の話、
コロンビアでエメラルドを強盗して、それを日本に持っていって売った話、
日本に戻って車の横流しをしていたら逮捕された話。

などが載っている。

この手の本は息抜きのために読むので、普段の私なら「へえ、そうかいそうかい、そりゃすげえ」とたいして感心もしないところなのだが、本書は文章が意外と上手く、更にマネーロンダリングの手法解説は、内部に居た者でないと思いつかないような手口だった(私が無知なだけかも知れないが)ので、感心してしまった。

この手の本の中じゃ、意外と面白い部類に入るかな。


8点記載ミス 6点/10点満点


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2011/01/24

G-SHOCK Crazy Colorシリーズ(アフィリエイトの投稿)

G-SHOCKから、キチガイじみた色のシリーズが出ています。
こういう色の時計、好きなんです。





G-SHOCKのProTrekシリーズ、世界一周のお供でした。
とても役に立ったので、長期海外旅行に行く人にはお奨めです。

私が持っているのはProTrekシリーズ「PRW-1500J-1JF」というもので、

※高度計が付いているので、ラパスやクスコなど高地に行ったとき、息苦しさの度合いがわかる。

※方位系が付いているので、道に迷ったときその場で東西南北がわかるから、地球の歩き方に掲載されている地図さえ持ってれば、けっこうどこでも歩けた

※温度計も付いている。ナミブ砂漠が45℃とか、バラナシは夜でも32℃とか、そういうことはコレで調べた。

※気圧計が付いているので、低気圧=天気悪そう、という単純な予測はできた。気圧は2時間ごとに自動計測し、メモリーに記憶されるので、気圧グラフを見ることができる。

※ぶつけたり落としたくらいじゃ壊れない。

※防水10m。なので汚れたら洗えるし、シュノーケリングでもOK。

※ソーラー充電なので、バッテリを気にすることなく。

※秒の誤差を自動補正する電波時計で、日本、アメリカ、イギリス、ドイツの電波を受信する。(だから南米やアフリカじゃ役に立たない)

これは3万円くらいで買えます。少々機能が落ちるProTrekは1万円台、もっと高機能だと5万円台まで、幅広いラインナップがあります。


ProTrekシリーズ「PRW-1500J-1JF」


G-SHOCK 「Pro Trekシリーズ」

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2011/01/23

桃井和馬「妻と最期の十日間」感想。
エッセイ。2011年01月18日読了。

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妻と最期の十日間

下川裕治「12万円で世界を歩く」の写真担当で、下川裕治とは「世界一周ビンボー大旅行」との共著もある、写真家桃井和馬。

私は、フォトジャーナリスト広河隆一の著作(および広河が編集長を務める雑誌「DaysJapan」)を何冊か読み、そこで桃井和馬というフォトジャーナリストのことを知った。

2007年02月22日に読み終えた「岩波フォトドキュメンタリー 破壊される大地」
2007年11月19日に読み終えた「観光コースでないアフリカ大陸西海岸」

この2冊を読んでいる。

どちらも、明確なメッセージが伝わってくる素晴らしいフォトルポである。


本書は、

桃井和馬の妻がある日突然会社で倒れ、飲み屋で呑んでいる最中に連絡を受けた桃井和馬が、うろたえながら病院に駆けつけると、くも膜下出血で意識のなくなった、そして二度と意識が戻ることはないだろう妻がベッドに横になっていた。妻はまだ41歳。二人の間には11歳の娘が居る。

あまりにも突然の出来事で、娘の前でもうろたえ取り乱しそうになった著者は、妻の状態をできる限り記録に取ることにした。


◆紀伊國屋Bookwebより
世界各国の紛争地域を取材してきた著者が、最愛の妻をくも膜下出血で亡くすまでの看取りの十日間を記録したノンフィクション。
世界中で多くの生と死を見続けてきた著者だったが、迫りくる妻の「死」には、ただひたすら戸惑い、動揺し、取り乱すばかりだった。
回復の兆しはなく、意識も戻らぬまま、脳死に陥る妻。
著者は、妻の「その瞬間」までを詳細に記録することで、過酷な現実と向き合うことを選ぶ。
◆引用終わり


出版社の企画としては、映画化(2011年1月5日から公開)された眉村卓「僕と妻の1778話」を意識したものだろう。


だけど本書にはそういう二番煎じ的なことは感じられず(と言っても私は眉村卓を読んでいないのだが)、

あまりにも突然訪れた妻の死に、夫として父親として男として、その事実に正面から向き合いたくても、愛する妻がいなくなってしまうことを受け入れられないちっぽけな男の姿を包み隠ささず書いている。

世界中の危険地帯を取材している著者ですら、肉親の死というのは精神的に辛いのだな。

読んでいてつらくなる本だった。


8点/10点満点


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2011/01/22

戯れ言(バカ田大学学生が増えた話)

自分メモ

Yahooニュースのリンク先から辿っていった、小学館の雑誌記事をまとめた「NEWSポストセブン」の記事。


大学生ホワイトカラー内定率悪化はFラン大学生数増えたから
http://www.news-postseven.com/archives/20110116_9723.html

何で「Fランク」を「Fラン」と略すのかなあ。

頭悪いなあ。

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マイケル・ベンソン「FAR OUT ファー・アウト―銀河系から130億光年のかなたへ」感想。
宇宙の写真集。2011年1月17日鑑賞。

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ファー・アウト―銀河系から130億光年のかなたへ


雑誌を買うため、駅前の本屋に行った。

私は、JALマイルを貯める都合上、ほぼ全ての本を紀伊國屋Bookwebで買っている。絶版本やPC関連書、今勉強している地理学関連の本なんかはアマゾンを使うこともある。しかし、雑誌をネットで買うのはさすがに面倒である。雑誌を買う場合(Newsweek・東洋経済・ダイヤモンド・クーリエジャポン・DaysJapan・ナショナルジオグラフィックなどが多い)は、本屋に足を運ぶ。せっかく本屋に足を運んだのだから、ついでに昨今の出版物を見て回る。

本書は、そんな感じで本屋を見て回っているときに見つけた本。

簡単に言えば、「とても綺麗に撮影された宇宙の写真集」である。

値段は6300円。

一年間に50万円くらい本を買っている私(注:働いている頃の平均)でも多少躊躇する値段であるが、写真があまりにも綺麗なので、ちょっと悩んだのだけれども結局買ってしまった。

A4変形の大型本で、カラー写真が228点。最も遠い星の写真は、何と130億光年も離れている。(注:2011/07/28誤記訂正:30億光年と書いていましたが、130億光年の間違いです)


銀河の美しさ、星雲の不思議さ、一枚の写真に銀河が何個も写っている遠宇宙の恐ろしさ。


星に興味がある方は、一度ご覧あれ(図書館に行けば気兼ねなく見られるでしょう)

本書「FAR OUT」 新潮社の特設サイトへのリンク

※特設サイトに載っている写真は、本書の写真より解像度が低いです。


9点/10点満点

※JALカードを使って紀伊國屋Bookweb(JALカード特約店)から本を買うと、
・買った金額の約1%が特約店特典としてJALマイルに加算される。
・JALカードで支払えば、カード代金の約1%がJALマイルに加算される。
・買った代金の約1%(100円未満切り捨て)が、紀伊國屋Bookwebポイントとなる。
実質3%弱の還元となるのです。

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2011/01/21

夢枕獏「サイコダイバー25 新・魔獣狩り13 倭王の城・下」感想。
伝奇小説。2011年01月14日読了。

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新・魔獣狩り〈13〉完結編・倭王の城(下)―サイコダイバー・シリーズ


※ちょっと長いです。(少々追記アリ)


◆私自身の話

私は1966年生まれで、同級生の母親が町立図書館の司書だったこともあり、幼い頃から図書館によく通っていた。記憶に残っているなかで私が最初に読んだ小説は、福島正実の「おしいれタイムマシン」(1977)である。

で、翌1978年、スターウォーズが公開され、そして私は正真正銘のSFファンになった。

私の生まれ育った田舎町(当時で人口は1万人を下回っていた)の町立図書館には、ハヤカワSF文庫の8割と、創元SF文庫の5割くらいが揃っていた。小さな町の図書館の書架2本分が、まるまるSF小説だったのだ。これは、SF好きの町民が、SF小説を次から次へと寄贈してくれていたからだ。こういう環境だったから、SF好きになるのも当たり前なのかも知れない。

私は図書館に通い、エドガー・ライス・バローズの火星シリーズや金星シリーズ、ターザンシリーズや地底世界ペルシダーシリーズを皮切りに、EEスミスのレンズマンシリーズ、エドモンド・ハミルトンのキャプテンフューチャーなどを次々と読み(注:シリーズ全部を読んだわけではありません)、

そして必然的に星新一、筒井康隆、半村良、平井和正、新井素子、眉村卓、光瀬龍、豊田有恒、安部公房(注:「第四間氷期」とか「砂の女」とか「箱男」はSF界で絶賛されていたんだよ)、荒巻義雄、田中光二、広瀬正、鏡明、川又千明、横田順弥、堀晃、山田正紀、石原藤夫、野田昌宏、高千穂遙、矢野徹、神林長平、岬兄悟、火浦功、水見稜、谷甲州、ロバート・A・ハインライン、JGバラード、アシモフ、スタニスワフ・レム、ACクラーク、クリフォード・D・シマック、PKディック、ジェイムズ・ブリッシュ、フレデリック・ポール、ポール・アンダースン、ヴォネガットJr、フレドリック・ブラウン、トマス・M・ディッシュ、コードウェイナー・スミスなどを読み耽っていった。(注:小松左京や大原まり子は嫌いだった)(更に注:上記リストには漏れアリ。もっといろんなSF作品を読んでいます)

そしてこれまた必然的に、「SFマガジン」と「SFアドベンチャー」を毎月購読、たまに「SF宝石」、稀に「奇想天外」、お金があれば「スターログ日本版」、SFなので星にも興味が出てきて「天文ガイド」を買っていた。(注:私は中学生まで決まった小遣いがなく、「あれ欲しい」と母親に申告し、OKだったらお金が貰える家庭だった。本代と映画代は、なぜかほとんど満額OKだった。今考えたら素晴らしい両親だったと心底思う)

半村良の“元祖国産伝奇小説”「石の血脈」や「嘘部」シリーズ、平井和正の「ウルフガイ」シリーズ、新井素子の「グリーンレクイエム」と「星へ行く船」シリーズ、鏡明の全著作、ハインラインの「月は無慈悲な夜の女王」シマックの「都市」、山田正紀の「最期の敵」、神林長平の「あなたの魂に安らぎあれ」、川又千明の「幻詩狩り」などがお気に入りである。

◆夢枕獏との出会い

で、夢枕獏。

夢枕獏の作家デビューは1977年。でもこの頃の夢枕獏は売れない作家で、1981年にフタバノベルズから出版された「幻獣変化」がSF雑誌で高評価だったので、取り寄せて読んだ。そしたら面白かった。でも売れていなかった。

1982年に、ソノラマ文庫からキマイラシリーズ第1巻「幻獣少年キマイラ」を出したあたりから少しずつ売れ始め、1984年ノンノベルから出たサイコダイバーシリーズの最初の物語「魔獣狩り」、そしてトクマノベルスから出た「闇狩り師」で人気作家となっていったのである。

翌1985年には、フタバノベルスから「餓狼伝」シリーズ、カッパノベルスから「獅子の門」シリーズ、1986年には講談社ノベルスから「黄金宮」第1巻、カドカワノベルスから「大帝の剣」第1巻、1988年には文春文庫から「陰陽師」シリーズが出て、この頃にはベストセラー作家になっていったのである。

こういう言い方はアレなんだけど、要するに私は夢枕獏が売れる前からファンだったのです。

◆サイコダイバーシリーズ

夢枕獏が人気作家になったきっかけのひとつであるサイコダイバーシリーズ。

サイコダイバーという「人の精神にダイブ」できる特殊能力を持った人物を主人公に据え、中身はSF伝奇エログロバイオレンス小説であり、話ごとに主人公が変わる連作シリーズである。

シリーズ12巻までは普通の連作小説であったが、1992年7月に出版された13巻目から「新・魔獣狩り」シリーズが始まった。1992年とは、携帯電話もインターネットも普及していなかった頃である。

1984年に世界観が作られたサイコダイバーシリーズ。
1992年から始まった「新・魔獣狩り」の話。

それまでに登場してきた全てのサイコダイバー主人公を総出演させ、次から次へと強く不気味な連中が出てくる展開。

しかしです。

18年前に始まった「新・魔獣狩り」シリーズは、世の中が大きく動いているのに、話の中の世界観は古くさいままなのです。しかも、巻を重ねるごとに、ただグロいだけの展開になっていく。


◆で、本作の感想

有り体に言えば、ちっとも面白くないのである。

あれだけ引っ張ってきた登場人物同志の因縁が、なぜこうも簡単に決着するの?

こんなで良いの?

風呂敷広げすぎて畳めなくなったから、慌てて全部強引にまとめちゃった、としか思えないんですけど。

もうちょっと何とかできなかったの?

18年も引っ張っといてコレかい。

ワクワクもしなけりゃハラハラもしないし、ドキドキもしない。


◆というわけで。

獏ちゃん、さようなら。

もうたぶん獏ちゃんの本を買うことはないと思うよ。

◆私自身の話の続き

20歳くらいで「SF狂」から「普通にSFも読みます」に変化し、SFばかり読む読書ライフからは変わっていった。25歳頃から冒険小説にはまりだし、大沢在昌、船戸与一、逢坂剛、宮部みゆき、佐藤賢一などをとことん読むようになり、30歳頃から時代小説を読み始め、35歳頃からノンフィクションやドキュメント系にシフト、今は小説よりも知的好奇心を満たす本が中心の読書ライフになっている。

もうちょっと具体的に書くと、サイバーパンクブームの頃、ギブスンの「ニューロマンサー」スターリングの「スキズマトリックス」を読んだあたりでSF狂から抜け出しちゃったので、飛浩隆は一冊も読んだことがないし、伊藤計劃も最近まで知らなかった。

だからどうした、って話ですけど。

3点/10点満点


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2011/01/20

夢枕獏「サイコダイバー24 新・魔獣狩り12 倭王の城・上」感想。
伝奇小説。2011年01月12日読了。

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新・魔獣狩り〈12〉完結編・倭王の城(上)―サイコダイバー・シリーズ


2週間もブログ更新をサボってしまいました。
少し読み貯めができたので、数日連続で更新します。


で、夢枕獏の「サイコダイバーシリーズ」が遂に完結を迎えるという本書。

辻褄合わせの説明と、拍子抜けするような展開の連続です。

さて下巻はどうなるかな。


3点/10点満点


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2011/01/05

綾野(リン・イエ)著/富坂聰編「中国が予測する“北朝鮮崩壊の日”」感想。
中国軍人の論文。2011年01月05日読了。

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中国が予測する“北朝鮮崩壊の日”

著者:綾野(リン・イエ)
1957年生まれ。中国国防大学国際戦略研究部所属の研究者。北朝鮮の金日成総合大学に留学経験を持つ現役の軍人(大佐格)でもある。


中国の現役軍人(大佐格)が、金正日体制崩壊をシミュレートした論文を、中国ウォッチャー富坂聡が(たぶん)翻訳したのが本書。論文が発表されたのは2007年はじめ。その後加筆され、本書は2008年5月に出版された。

私は北朝鮮にあまり興味がないので、普段ニュースで見聞きする程度の知識しか持ち合わせていないが、最近お気に入りの富坂聡が編著となっているので買ってみた。

北朝鮮って中国共産党の意向を汲みつつ国家運営をしているのだろう、と今まで思っていたのだが、本書を読むと「北朝鮮=金正日は中国共産党すら手玉に取る、世界屈指の外交ノウハウを持った専制君主」ということが書かれている。


金正雲体制への移行が発表された現在、著者綾野氏の推測は当たらなかった部分もあるが、中国が北朝鮮に手を焼いているという事実がわかっただけでも、私にはめっけものの本であった。


8点/10点満点

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2011/01/01

角幡唯介「空白の五マイル―チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む」感想。
秘境探検ルポ。2010年12月29日読了。

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空白の五マイル―チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む


概要(紀伊國屋Bookwebより)
チベットのツアンポー峡谷に挑んだ探険家たちの旅を追い、筆者も谷を踏破。
もう一度訪れたいと再び挑むが、想定外の出来事の連続に旅は脱出行と化す。
第8回開高健ノンフィクション賞受賞作。
第1部 伝説と現実の間(一九二四年;憧憬の地;若きカヌーイストの死;「門」;レース;シャングリ・ラ)
第2部 脱出行(無許可旅行;寒波;二四日目)


まあ、なんだ。

めちゃくちゃ体力使う冬山登山で、一日1000キロカロリー分しか食料を持って行かないってのは、この著者はバカなんだろうな。


7点/10点満点


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