« レゴ MIND STORMS | トップページ | アクセスカウンター14万突破に感謝。 »

2011/04/28

伊勢崎賢治「国際貢献のウソ」感想。
国際貢献論。2011年04月06日読了。

にほんブログ村 本ブログへブログランキングに参加しております。
バナーをちょこっと押していただけると恐悦至極なり。

国際貢献のウソ

◆伊勢崎賢治氏の「武装解除」という本を2010年8月27日に読んだ。アフリカの内戦に関係する本を読んでいると、必ずと言っていいほど出てくる武装解除。英語で言うとDDR。何かというと、揉めている連中の間に入って「いつまでもドンパチやってないで、いいかげん終わりにしろ、あっちの連中にも武器を捨てさせるから、お前らも武器捨てろ」という事を行う。

で、伊勢崎賢治氏は、

早稲田を出てインド国立ボンベイ大学大学院社会科学研究科に留学している最中に、ボンベイ(現ムンバイ)のスラム住民居住権獲得運動に携わり、現地警察から敵視されてインドを追い出され、その後、
・国際連合平和維持局ニューヨーク本部主催DDR特別運営委員会日本政府代表
・国連東ティモール暫定統治機構上級民政官
・国連シエラレオネ派遣団、国際連合事務総長副特別代表上級顧問兼部長
・日本主導で行われたアフガニスタンDDRを指揮

というDDRのプロフェッショナルなお方である。

◆このような経歴の方が「国際貢献のウソ」という本を出すんだから、たまりません。目次もすごくて、
第一章:NGOという貧困ビジネス

(本書39ページより)
NGOは情報サービス産業である。(中略)
このサービス産業には、まず他人の貧困という商材がなければならない。

(本書42ページより)
そもそもNGOという業界自体が、(中略)途上国の貧困に依存しているわけです。


と、傍から見たらなんともまあばっさりとNGO=国際ボランティア団体の位置づけるのです。実際、NGO=Non Governmental Organization=非政府組織でありながら、国連や外務省(に相当する各国組織)や援助に行った先の国の政府高官などと積極的にコンタクトを取らないとNGOは自分たちのやりたい国際貢献が出来ないわけで、その時点で少々の矛盾を孕んでいると。

著者がこの本(の第一章)で書いているのは、国際貢献=従来スタイルのNGO方式は、寄付文化が発達して資金が潤沢な欧米系のNGOに比べ、寄付意識が薄く運営資金が渇渇で政府から補助金を貰っているような日本式のNGOスタイルはもうやめてしまったら、といった内容である。

◆私は適当な年齢になったらJICAのシニア海外ボランティアに参加して、余生は世界中のあちこちで適当に暮らしていこうと考えているんだけど(なので現在は英語とフランス語を学んでおります)、本書によればJICAの事業も、ボランティアのスタイルを取っているが給料(のようなもの)が支給されるのでこれは立派な定職であり、しかも派遣されるのは専門職ばかりでマネージャーが少ない。国際貢献の現場でいちばん必要なのはマネージャーであり、現地住民にも優秀な人材はたくさん居るんだから、専門職を多数派遣するのは援助効率が悪い。と言いきっているのです。国の予算を使いすぎているってことですけどね。

まあそんなこんなでいろいろと参考になるお話がたくさん掲載されておりました。
(中途半端な感想だ……)


7点/10点満点


|

« レゴ MIND STORMS | トップページ | アクセスカウンター14万突破に感謝。 »

◇いわゆる新書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/43036/51518446

この記事へのトラックバック一覧です: 伊勢崎賢治「国際貢献のウソ」感想。
国際貢献論。2011年04月06日読了。
:

« レゴ MIND STORMS | トップページ | アクセスカウンター14万突破に感謝。 »