伊勢崎賢治「紛争屋の外交論」感想。
いわゆる新書。2011年04月27日読了。
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1ヶ月も更新が滞ってしまいました(※)。
でありながら、日々のユニークユーザー数は増えもせず減りもせず。安定して1日100人前後の方々にお読みいただいております。このブログは滅多にコメントがつかないので、どのような方が当ブログを読んでいるのかわからないのですが、とにもかくにもお読みいただき誠にありがとうございます。
さて本書。
「国際貢献のウソ」や「武装解除」を書いた伊勢崎賢治氏の最新著作です。
国連で様々な戦後処理を担当してきた著者が、平和ボケした日本の外交に渇を入れる私的外交論、それが本書です。あとがきが2011年2月15日付になっているので、今年に入ってから脱稿したものと思われます。
内容は多岐にわたり、
貧困国で起こる内戦は貧困だけが原因ではなく、多国籍企業が政府上層部と結託し特権階級を作り、国家が腐敗(賄賂の蔓延)し、それが元で国庫が破綻し、広範囲に貧困が蔓延し、そこに善意の皮を被った国際援助団体が入り込み……(シエラレオネの例)
政権とPR会社が結託してウソの世論を盛り上げれば、戦争すら誘導できる……(アメリカのイラク戦争の例)
沖縄の米軍基地問題はイラクやアフガニスタンの学生から見たら、米軍とうまくやっているようにしか見えない……(米軍に抗議するため自爆テロをする人は日本にはいない)
日本政府はアフガニスタンへの援助でアフガン警察組織の給料を払うと言っているが、それは他国から見たら恥ずかしい行為……(アフガニスタンの警察組織は、もはや腐ってしまってタリバンと区別がつかない)
等々、そういう話が載っています。
全体的には、話題がありすぎてとっちらかったような印象を受けるのですが、国際貢献に興味がある人は読んでおくべき一冊でしょう。
7点/10点満点
※持病の椎間板ヘルニアが悪化して、自宅のトイレに行くのも難儀しておりました。腰が痛すぎて昼間っから飲んだくれ、酒の力で痛みを抑える毎日。痛みが過ぎると、読書は捗らず、映画を見る日々で御座いました。
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