テレビ雑感・北方領土(2011年8月27日)
フジテレビの深夜ニュース(ニュースジャパン)で北方領土の特集をやっていた。
スケソウダラの加工会社の社長さんの名前がタララエフっつーのに笑ってしまった。
じゃなくて。
北方領土は実効支配されて66年が経過し、既に第3世代が生まれ育っているという話だった(終戦後、島に移住してきたロシア人には既に孫がいるということ)。その第3世代はテレビ出ていた子供で12歳と11歳。北方領土みたいに娯楽の少ない島だと、あと5~6年もしたら第4世代が生まれてくるんだろうな。
で、この北方領土を日本が無理に取り返そうとしたら、北方領土に生まれ育ったロシア人がもれなく数千人付いてくる。
このロシア人を、
(1) 「日本人」として扱うのか、
(2) 「日本領に永住権を与えるロシア人」とするのか、
(3) 「ロシアのどこかへ追い出す」のか、
(4) 「北方領土内にロシア人居住区を作って閉じ込める」のか、
このあたりをはっきりさせないまま「返せー」なんて叫んだってしょうがないじゃん。
もし(3)とか(4)を選んだら、イスラエルと徹底抗戦しているパレスチナのような状況になっちゃうよ。
(3)は手切れ金の金額次第じゃ可能性のある解決案かもしれないけど。
あと(2)を選んだ場合、ロシアンマフィアの餌食になるような。
ま、日本人的な玉虫色の解決を狙うしかないんでしょうけどね。(北方領土で生まれ育ったけど戦争で追い出されてしまった日本人が全員死んでから考える、ということ)
※以下、2011年8月28日追記
2008年01月07日に読んだ、吉田一郎「国マニア」という、国の成り立ちや飛び地のエピソードが満載された本の109ページに、
「ところで、日本もロシアに北方領土の返還を本気で要求するのなら、返還後の統治形態やロシア系住民の扱いについて、具体的なビジョンを示す必要があるのでは。①北方領土に一国二制度を導入し、「北方領土特別自治県」に高度な自治権を与える、②ロシア系住民の永住権や土地所有権を認める、③日本語とロシア語を公用語とし、教育言語は日本語とロシア語の選択制とする、④日本国憲法と抵触しない限りにおいて、現行のロシアの法律・条例を引き続き適用する、⑤北方領土の議会は独自の立法権を有し、ロシア系住民の議席枠を設ける、⑥北方領土は独自の入国審査を行い、日本人の移住はビザを必要とする、⑦北方領土の公務員、警官は島民によって構成される、⑧ロシアの医師免許、弁護士や会計士の資格、教員免許、運転免許などを認める--といった具体的な提案がないと、いつまで経っても現実的な交渉はできないはずだ。」
ということで、私が上に書いた話は吉田氏の受け売りで、私のオリジナルな発想ではありません。
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