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2011/09/28

イロイロ初日の夜、そして朝

夜の10時頃に「ファインロックホテル」に戻ったけど、ミニハンバーガー3個だとイマイチ腹が満たされなかったので、ホテル付属のレストラン(24時間オープン)でフライドポテトを食いながら、レストランで流れていたメイウェザーVSモズリーのボクシングの録画試合をテレビで見る。

フィリピンは実質8階級制覇のスーパーなボクシングチャンピオン、マニー・パッキャオの出身地で、ボクシングは人気がある。

※バーなどで知り合ったフィリピン人数人に話を聞いたら、フィリピンで一番人気があるスポーツはバスケットボール、次がボクシング。サッカーはまったく人気が無くて、マンチェスターユナイテッドやFCバルセロナ、レアルマドリードすら誰も知らない。

んで、このレストラン、サンミゲルピールセン(キリンラガーのような味)が1本28ペソ=50円ちょっと、山盛りのフライドポテトが37ペソ=70円くらい。一人旅をする人のために、情報としてメニューをアップ。

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で、翌朝起きて朝飯を食った。食ったのはBreakfast Set Bで74ペソ=140円くらい。コンビーフを軽く炒めたものと、パン2枚と、スクランブルエッグ(注:見た目は違うけどウェイターはスクランブルエッグと言った)とコーヒー。

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んー。昨晩のフライドポテトに比べると、値段と量がイマイチバランス悪いぞー。

で、3泊する予定だった「ファインロックホテル」をチェックアウトし、Wi-Fiの使える「ファミリーペンションハウス」に移動することにした。「ファミリーペンションハウス」は地球の歩き方フィリピンにも紹介されているくらいなので、まあ安心な宿だろう、と。

その道中動画。

ま、スーツケース持って歩くにはなかなかしんどい道ですな(気楽な一人旅のように見えますが、フィリピンには1ヶ月の短期英語留学に来ているのですよ)

というわけで、次回は「ファミリーペンションハウス」の紹介をば。

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2011/09/27

フィリピン、パナイ島、イロイロでWi-Fiバー発見!

注:私は45歳で、ただ今フィリピンに短期英語留学に来ていますが、飛行機のチケットが取れなかった関係で、入学日までちょっと遊んでます。

というわけで、Wi-Fiがわりあい快適に出来た「CRAVE BURGER」で晩飯を食った後、更に街を彷徨う私。

昼間Wi-Fi出来るレストランを見つけたけど、入口がわからなくて諦めた。で、夜に再び行ったら、なにやら楽しげなミュージックがガンガン聞こえてくる。その名は「Lumpiga」

ちなみにここ。

大きな地図で見る

で、店内の雰囲気はこんな感じ。

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で、ここは地球の歩き方フィリピンでも紹介されている「ファミリーペンションハウス」という宿と超隣接(つか同じ建物)していて、「ファミリーペンションハウス」はWi-Fiも(一日50ペソ=95円くらい)有料だけど使えるとのこと。

「Lumpiga」では、サンミゲルピールセン(ビール)を2本飲んで80ペソ=150円くらい。

んー。

Wi-Fiどころかインターネットがまったく使えない「ファインロックホテル」に3泊する予定だったけど、「CRAVE BURGER」でインターネット依存症であることがわかった私は、宿の移動を真剣に考えたのでした。

ということで、イロイロは夜の10時過ぎに一人で出歩いても危険性をぜんぜん感じない平和な街でした。

あ、因みにこの夜「Lumpiga」にいたのは1時間くらいで御座います。

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2011/09/25

マニラからイロイロに移動

ブログのタイトルを更に長くしました。これはどうなんだろう?さすがに長すぎる?

9月15日(木)

マニラで泊まったアトリウムホテルの従業員に聞くと、翌日10:50発のイロイロ行きAirPhil Express(航空会社の名前です)に乗る場合、マニラ市街の渋滞が酷いので、8:30にはホテルをチェックアウトするべきだとのことなので、本当にまったく一欠片もマニラ観光することなく。

アトリウムホテルの21階に泊まっていたのでバルコニーに出て(注:出るのは禁止されているけど、窓の鍵は壊れている)朝っぱらのマニラ市街を撮影したのがこれ。(やや貧相に見える屋根はPuyat駅)

で、ホテルの朝飯ビュッフェ(6品しかおかずがない貧相なビュッフェ、でも275ペソ=500円)を食って、とっととチェックアウトして、ホテルの従業員に「タクシー呼んで」と伝えると、メータータクシーと割高だけど固定料金のホテルタクシーどっちが良い?と聞かれたのでホテルタクシーを選択。するとこのドライバーが裏道に詳しく、1時間は絶対かかると言われていた空港(第3ターミナル)までわずか20分で到着。ぬおー、マニラ空港で2時間以上の待ち時間が。

ちなみに、マニラからイロイロに行く飛行機代金は約1200ペソ=当時のレートで2300円くらい。いやぁ、LCC(Low Cost Carrier)っていいですね。

ところが。

アロハシャツ着て、胸ポケットにタバコとライター突っ込んで搭乗ゲートをくぐり抜けたら、なんとライター没収!手荷物に入れておけば取られなかったっぽいけど後の祭り。くそう。ちなみに第3ターミナルの搭乗ゲートをくぐり抜けるには税金200ペソが必要です。で、ここには喫煙所(但しドリンクでもガムでの何でもいいから何か買え)があります。でもライター売ってないでやんの。むかー。

まあそれはそれとして、次なる目的地のイロイロ市はパサイ島はビサヤ諸島の一部で、ビサヤ諸島にはセブ島も含まれます。留学先がセブ島なので、近い場所を選んだだけなんですが。

飛行機は200人乗りの中型機で、何の問題もなくあっさり出発、あっさり到着。

で、これがイロイロ空港。
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宿は事前に地球の歩き方フィリピンで当たりを付けていた「ファインロックホテル」というところにしようと思っていました(位置はマップ参照)。24時間ルームサービスとか、付属レストランの飯が美味いとか、そういうところが魅力に感じたんで。


大きな地図で見る

地球の歩き方フィリピンによると、街中へ行くのに乗り合いタクシーを利用のことと書いてあるけど、乗り合いバスはだいたいの行き先しかわからなくて、ファインロックホテルに行ってくれるかどうか不明。乗り合いタクシー自体は空港出てすぐに客引きしてくるし、誰もメータータクシーに乗らないしぼったくりタクシーも(ほとんど)いないからすぐにわかりました。乗り合いタクシーは50ペソ=90円くらいです。安っ!

以下の動画は乗り合いタクシーの車内から撮ったもの。定員10人くらいの車に15人くらい乗ってます(まあ、普通だよな)

で、最終的には乗り合いタクシーの運ちゃんがファインロックホテルに連れってくれましたが、追加料金100ペソ取られました。んー、微妙な料金だ。追加50ペソなら文句なしだったんだけど……(後で地図をよく見てわかったこととして、モロ地区行きの乗り合いタクシーに乗ってしまったため、ホテルの場所とは方向が異なっていた)

ファインロックホテルは思っていたよりチープな宿だったのでがっかり。まあ675ペソ=1200円くらいなので文句言うほどじゃないんだけど。(後でわかったことして、フィリピンじゃまあまあの宿)

この段階でまだ13:00頃。昼飯食わないと。いやその前にライター買わないと。

ということで街をうろうろ。歩きで。

歩いていると小さいお店が色々ある。ライター購入。7.75ペソ=14円。

気づけば14:00過ぎ。腹減った。地元の高校生がたくさんいるハンバーガー屋で、ツインチーズバーガーとか言うのを食う。50ペソ+コーラ11ペソ=110円くらい。安いと言えば安い。(写真が下手です)

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フィリピンはやっぱり南国で、小さな島が集まって成り立っている国で、イロイロ市(パサイ島)も港町で、蒸し暑いわけですよ。

いったんホテルに戻ってシャワーを浴び(お湯が出ました)、ファインロックホテルはインターネット環境がまったくのゼロなのでWi-FiカフェかWi-Fiレストランを探すため、パソコン担いで再び街へ。

なんだかいろいろ探し回ってようやく辿り着いたのが、「CRAVE BURGER」というチェーン店(らしい)。スモールサイズチリバーガー3個セット135ペソ+コカコーラZEROが50ペソ。コーラが異常に高いぞ。

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場所はこの辺り。


大きな地図で見る

うーん、ネットが無いとイライラする。
私はネット依存症だったのね。

今回はここまで。
次回更新はWi-Fiバー発見!の巻。

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2011/09/24

というわけでフィリピンに来ています。

9月23日、9日ぶりの更新で御座います。

今はセブ島のWilliamsというWi-Fiバーにいますが、とりあえずマニラに着いたところから。

えーっとですね、私45歳ですが、マジでフィリピンに英語留学してます(1ヶ月だけだけど)。


9月14日。
成田→マニラの午前便に乗るはずだったのに、成田空港駅に到着したとたんにパスポートを忘れた大マヌケな私で御座います。

JALマイレージの特典航空券なのでわりと融通が利くのですが、パスポートを忘れるという、(私的に)あり得ない大失態に半べそかきながらJALマイレージバンクに電話したら、「パスポート忘れたんじゃ搭乗できませんねえ、午後便が空いているので振り替えしますよ」とのお言葉。

14日も15日も午後便(22:50頃マニラ着)なら空いていることは事前に知っていたので、振り替えてくれることはまあ想定内なのですが。

で午後便に乗ったのですが、予想外のバゲッジシステムトラブルなどがあり、飛行機出発が40分くらい遅れました。で、機内では非常口近くの足下ゆったりシートに座りラッキーとか思っていたら、隣に三井化学?のOBの方(64歳とか言っていた)がやたらと話しかけてきて、でもこのOBの方は日本語と英語を話せるタイ人キャビンアテンダント(かなり美人)と私と交互に話しかけるので、私としては困ったもので。

で、マニラに予定より30分くらい遅れて到着。22:30頃だったかな?

イミグレちょっと渋滞。でもイミグレ行列で無料Wi-Fiつながるっす。

で、パスポート忘れてなきゃ午前便=13:30頃にマニラに到着してマニラ観光するつもりだったから、空港からわりと近いパナイ市にあるアトリウムホテル(3つ星)を予約してたんです。まあ1600ペソ=3000円くらいですけど。

、で、そこに行くために安全なクーポンタクシー(割高だけど定価タクシー)を利用しようと思ったのですが、マニラ空港のクーポンタクシー案内所のすぐそばに、偽のクーポンタクシーが客引きしていて、最初はこいつに引っかかりそうになって、でも値段聞いたら絶対こいつら偽業者だってのがわかって、正規クーポンタクシーを何とか見つけました。ここまでで空港で30分以上過ごしているぞ(ホテルの客引き=日本語ペラの奴がしつこかったり、とかね)。

ま、つーわけで、マニラ観光を一切しないまま、予約したアトリウムホテルに着いたっす。

かなーり豪華な内装でしたっす。

今日の更新はこれで終わり。
明日は留学先のクラスメート(韓国人10名日本人8名台湾人2名)とセブ島のプライベートビーチへミニトリップ。明日以降の更新は未定ですが、次回はパサイ島イロイロ市の話で御座います!

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2011/09/14

フィリピンに1ヶ月ほど行ってきます。

9月14日(水)より、フィリピンに1ヶ月ほど行ってきます。

マニラに1泊
→パナイ島のイロイロに3泊
→セブ島で4週間の英語留学
→マニラに戻って(たぶん)帰国

です。

留学先の学校は韓国系で、1日8時間の英語漬けです。

留学先はセブ島ですが、リゾート気分に浸るほど気力が残っているかどうか不明。


……ということで、今朝(9/14)、5:30に起きて洗濯して6:30に成田に向かいました。9:30発の飛行機に乗り、13:10マニラ着。マニラは1泊だけど、半日マニラ観光が出来るかな、と思っていました。


だがしかし。

成田空港に着いたら、「パスポートを忘れた」事に気づいたのです。

もうどうしようもない。

今回のマニラ行き往復航空券はマイルの特典。JALマイレージサービスに半べそで電話して「バズボード忘れぢゃっだー」と伝え、「午後便に振り替えできるー?」と聞いたら、「そうですか、午後便に空きがありますので、振り替えしましょう」と、ありがたいお言葉。


こういうときって、マイルの特典航空券は融通が利くから便利なんだよね。

というわけで、本来なら今ごろ機内でメシを食っている時間だったんだけど、今は自宅に戻ってきています。

何やってんだか。

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2011/09/13

広野伊佐美「幼児売買-マフィアに侵略された日本」感想。
ルポ。2011年09月10日読了。

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幼児売買―マフィアに侵略された日本

本書は1992年に書かれた本で、サンデー毎日に連載し好評を博した幼児密売ルートを暴くシリーズ+日本に海外マフィアが進出している当時の現状を出来る限り取材したルポ。

粟屋剛氏「人体部品ビジネス」の参考文献として書かれていたので手に入れた(絶版本なのでamazonマーケットプレイスで)。


幼児売買に関するルポは第1話のみで、他の話はHIVに感染しているタイ人売春婦を追っかけたり、米軍が麻薬や銃器密売ルートの一翼を担っている話だったり、ユダヤ人(イスラエル人)がやくざをものともせず日本中のあちこちで露店を開いている話とか、まあ今読むと既に小説のネタになっているような話が多い。


幼児売買の話は、東南アジア諸国やアルゼンチンなど南米諸国の貧しい家族の子供を、欧米人の子無し家庭が合法的に養子縁組し、その子供を移動させる際に成田が中継点として使われている、というもの。ネタの出所は入管職員。


著者の広野伊佐美氏は、「ドナービジネス」を書いた一橋文哉氏の本名らしい(wikipediaより)。


で、「ドナービジネス」を読んでいるときにも感じたのだが、それぞれのエピソードについて、確信の人物に到達するまでの道のりがあまりにも簡単である。
「××の件に関し、旧知の間柄である暴力団幹部に聞いたところ、◎◎が黒幕だと教えてくれ、◎◎と会う段取りを着けてくれた」
「麻薬取引の現場に居合わせ、片方の車を追いかけ、ジュースを買いに車から降りてきた人物に突撃取材したら、案の定、しどろもどろになった」

なんて感じ。


ルポ本としてどうにも信憑性が薄いんだよなあ。

全部本当だったら、とんでもないスクープ連発のはずなんだけどねえ。


(評価保留)点/10点満点

◆余談:臓器売買に関する最近の読書

最近、私は好んで医療関係、なかでも臓器売買及び臓器移植についての本を読んでいる。
◆粟屋剛「人体部品ビジネス」2011年09月05日読了(フィリピンとインドの臓器売買ルポ兼、臓器移植そのもの倫理を考える思想書)

◆岸本忠三・中嶋彰「現代免疫物語」2011年08月29日読了(免疫研究に関する医学史の入門書)
◆ドナ・ディケンソン「ボディショッピング 血と肉の経済」2011年08月23日読了(生命倫理を問う本)
◆デレック・ハンフリー「安楽死の方法 ファイナル・エグジット」2011年08月06日読了(安楽死本)
◆岩田健太郎「「患者様」が医療を壊す」2011年07月17日読了(医者の思想エッセイ)
◆一橋文哉「ドナービジネス」2011年02月16日読了(作り話っぽく信頼性に欠ける)
◆山下鈴夫「激白 臓器売買事件の深層」2011年01月25日読了(臓器売買犯の言い訳)
◆城山英巳「中国臓器市場」2011年01月24日読了(ルポ本としての構成はイマイチだが取材内容は良)
◆青山淳平「腎臓移植最前線」2010年10月17日読了(これは良書)
◆木村良一「臓器漂流」2010年09月09日読了(本としては残念だが事実関係は興味深い)

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2011/09/11

粟屋剛「人体部品ビジネス」感想。
ルポ兼思想書。2011年09月06日読了。

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人体部品ビジネス―「臓器」商品化時代の現実


最近、臓器移植や臓器売買に関する本を適当に見つけては読んでいる。(本エントリー末尾参照)

本書はそういう類の他著に参考文献として記載されていて、著者の粟屋剛氏をネット検索すると医事法と生命倫理を専攻する大学教授であり、ネットに掲載されている文献を読むと臓器売買に関する調査が極めてリアルである。

そこで、既に絶版(たぶん)となっている本書をamazonマーケットプレイスで入手し、読んでみた。

本書は1999年11月に出された12年も前の本であるから、現在の状況とは大きく異なっている部分もあると思うが、内容はすごい。

◆第1章はアメリカの移植用心臓弁加工会社クライオライフ社の取材である。移植用心臓弁とは、死体から心臓弁を採取し加工し、冷凍保存することで長期間保存を可能にした物。当然、心臓弁に異常がある人への移植用に用いられる(本書出版当時の話なので、今はどうだかわからない)。これは角膜移植に近い移植で、臓器移植とは捉えられていない。(本章では角膜移植は臓器売買にあたる可能性を示唆している)


◆第2章はフィリピンでの臓器売買の実態調査。
マニラ市街にあるモンテンルパ刑務所(「バタス」という本の著者が入所していた刑務所である)では、なかば公然と臓器売買が行われていた。死刑囚が腎臓を一個売ると(書類上は善意の贈与)減刑=死刑回避を期待できる。囚人の臓器売買はシステマチックになっており、書類上は善意の贈与でも、囚人には謝礼が支払われる。その売買契約書は警務所内病院がひな形を用意している。
また、臓器売買を推奨する医師へのインタビューも掲載されている。臓器は個人の所有物であるのだから、臓器売買をするかしないかを決めるのは個人の意志である、と言う考え方である。


◆第3章はインドでの臓器売買の実態調査。
デリー、ムンバイ(昔のボンベイ)、コルカタ(昔のカルカッタ)、チェンナイ(昔のマドラス)で調査を行い、
(1)臓器売買ブローカーがすべてを取り仕切るブローカー主導型
(2)病院がドナーと患者を集める病院主導型
(3)患者が新聞広告などの手段でドナーを集める患者主導型
の3タイプに分けられることを突き止める。

臓器を買いに来るのは金持ちのイメージがあるが、例えばアラブ人の場合はアラブの金持ちばかりが来るのではなく、それほど収入の多くないレバノンの一般市民なども多数来ている。

インドでも臓器売買積極的賛成派の医師や弁護士などがおり、そういう人物へのインタビューも掲載されている。


◆第4章以降は、どちらかというと生命倫理の話が中心となり、ルポとしての要素は薄くなっていく。
臓器売買を考える一冊の本としてはまとまっている構成なのかも知れないが、ルポ要素だけで一冊の本の仕上げることが出来るくらい濃密な取材なので、生命倫理に踏み込んでいったのは勿体ない感じがする。


◆本書のルポは今まで読んだ臓器売買に関連する本の中でも、最も価値が高い。著者粟屋剛氏は本書しか書籍を上梓していない。論文はかなりの量を発表しているようだが、できることなら、もっと本を書いて欲しい。


8点/10点満点


◆余談:臓器売買に関する最近の読書

最近、私は好んで医療関係、なかでも臓器売買及び臓器移植についての本を読んでいる。
◆岸本忠三・中嶋彰「現代免疫物語」2011年08月29日読了(免疫研究に関する医学史の入門書)
◆ドナ・ディケンソン「ボディショッピング 血と肉の経済」2011年08月23日読了(生命倫理を問う本)
◆デレック・ハンフリー「安楽死の方法 ファイナル・エグジット」2011年08月06日読了(安楽死本)
◆岩田健太郎「「患者様」が医療を壊す」2011年07月17日読了(医者の思想エッセイ)
◆一橋文哉「ドナービジネス」2011年02月16日読了(作り話っぽく信頼性に欠ける)
◆山下鈴夫「激白 臓器売買事件の深層」2011年01月25日読了(臓器売買犯の言い訳)
◆城山英巳「中国臓器市場」2011年01月24日読了(ルポ本としての構成はイマイチだが取材内容は良)
◆青山淳平「腎臓移植最前線」2010年10月17日読了(これは良書)
◆木村良一「臓器漂流」2010年09月09日読了(本としては残念だが事実関係は興味深い)

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2011/09/07

アクセスカウンター16万突破に感謝。

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トップに設置している忍者Toolsアクセスカウンターが16万を突破しました。
お読み下さっている皆様に感謝です。

2005年12月15日 ブログ始める
2006年11月23日 アクセス01万突破 (344日) 一日平均 29
2007年10月09日 アクセス02万突破 (321日) 一日平均 31
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2011年09月07日 アクセス16万突破 ( 60日) 一日平均167

9月14日から1ヶ月フィリピンに行きます。4週間の短期語学留学です。
遊ばない予定ですので、旅行記っぽいのは期待しないで下さい。
また、読書量もがくんと落ちる予定です。

そんな当ブログですが、今後ともご贔屓にどうぞ。

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2011/09/05

岸本忠三・中嶋彰「現代免疫物語」感想。
講談社ブルーバックス。2011年08月29日読了。

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現代免疫物語―花粉症や移植が教える生命の不思議

◆ドナ・ディケンソンは「ボディショッピング 血と肉の経済」(2011年08月23日読了)で、医学者や科学者が臓器や卵子や遺伝子を扱うことに関する生命倫理を問うた。印象に残ったのは以下のような主張。

肝臓や腎臓の移植は臓器移植である。場合によっては、それが売買されるケースもある。臓器の売買は生命倫理的に許されるべきではない。

では、卵子はどうなのだろうか?卵子は臓器ではないのか?肝臓腎臓と卵子の違いとはいったい何だ?

遺伝子を利用することによって病気の治療につながるのは素晴らしいかも知れないが、それを特許として限られた科学者や製薬会社の独占的所有物として良いのだろうか?

遺伝子を研究することや、幹細胞を研究するために、卵子が利用される。科学者たちは、若くてまだ妊娠を望んでいない若い女性から卵子の提供を受ける(対価を払う)が、これは臓器売買の一種なのではないか?


◆本書

本書は、阪大教授の岸本氏(阪大医学部長も歴任)とサイエンスライターの中嶋氏が、現代の免疫学に関する発見の歴史を、医学知識のないの読者でも分かるように易しく書いた本である。(元々は単行本で出版された本みたいなので、ブルーバックスの読者レベルに合わせたわけではないと思う)

1930年代から1960年代に亘る30年間に、抗体と呼ばれる免疫物質(分子)が続々と発見されていた。

アレルギーを引き起こす原因も、抗体に関係があることが突き止められ、花粉症の現任となる抗体(IgE)は日本人の科学者石坂夫妻が突き止めた。

というような話から始まって、1960年代以降現在に至るまでの、抗体、T細胞、インターフェロン、胸腺の役割、受容体など、怒濤の発見ラッシュの歴史と、それにまつわる科学者達の奮闘、数ヶ月の差で一番乗りを逃してしまった科学者の悲哀、そういうことがドラマチックに書かれている本である。


新しい抗体や受容体を発見するために、特定の抗体に弱いマウス(実験動物としてのネズミのこと)やウサギを生産し、

鶏の卵を使った実験から生み出されたインターフェロン、

遺伝子を利用することによって新たな治療法が確立できると考えた科学者や製薬会社による、遺伝子医療開発レース、

などなど……


本書は科学者達の飽くなき探求心をテーマ毎の物語形式で書かれ、医療科学の発展を知る上で面白い話がたくさん載っており(あとがきで、かなり端折ったと書いているが、私には詰め込み過ぎに感じた)、とても良質なサイエンスブックと思う。


◆だが

冒頭に挙げた「ボディショッピング」を読んだ後に本書を読むと、とても複雑な気持ちになった。「ボディショッピング」の著者が懸念しているような、「医学者達の無垢な暴走」が如実に現れているのだ。

倫理というのはとても難しい。


7点/10点満点

◆余談:臓器売買に関する最近の読書

最近、私は好んで医療関係、なかでも臓器売買及び臓器移植についての本を読んでいる。
◆ドナ・ディケンソン「ボディショッピング 血と肉の経済」2011年08月23日読了(生命倫理を問う本)
◆デレック・ハンフリー「安楽死の方法 ファイナル・エグジット」2011年08月06日読了(安楽死本)
◆岩田健太郎「「患者様」が医療を壊す」2011年07月17日読了(医者の思想エッセイ)
◆一橋文哉「ドナービジネス」2011年02月16日読了(作り話っぽく信頼性に欠ける)
◆山下鈴夫「激白 臓器売買事件の深層」2011年01月25日読了(臓器売買犯の言い訳)
◆城山英巳「中国臓器市場」2011年01月24日読了(ルポ本としての構成はイマイチだが取材内容は良)
◆青山淳平「腎臓移植最前線」2010年10月17日読了(これは良書)
◆木村良一「臓器漂流」2010年09月09日読了(本としては残念だが事実関係は興味深い)

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2011/09/02

ドナ・ディケンソン/中島由華訳「ボディショッピング 血と肉の経済」感想。
ルポ?哲学?2011年08月23日読了。

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ボディショッピング―血と肉の経済

原著は2008年に出版され、邦訳本(本書)は2009年に出版された。わりと最近出た本である。

◆本書概要(紀伊國屋Bookwebより)
たとえば臓器、組織、細胞、さらには遺伝子さえも商業目的に用いられ、大金を生みだしている。
不妊治療用の卵子の売買、インプラント用の遺骨の売買、遺伝子特許、臍帯血バンク、幹細胞研究、美容整形、手や顔の移植…。
いま、世界で進行する人間のからだのすべての商品化のおそるべき実態の全貌をあきらかにしつつ、その問題のありかを気鋭のフェミニストが問う衝撃の書。

1 揺りかごから墓場までのボディショッピング―赤ん坊も遺骨も商品になる
2 自分のからだは自分のものだといえる根拠は?
3 「クリスマスに愛をこめて―幹細胞を贈ります」
4 幹細胞、聖杯、卵子のなる木
5 ゲノムの大争奪戦―フランケンシュタイン博士の怪物の特許化?
6 「ノー」といいたがるバイオバンク
7 “ほんとうの私”を買うこと―顔のショッピング
8 からだは資本なのか?

人の臓器や細胞が売買の対象になっていいのか。からだの商品化の驚くべき実態を多くの事例によって暴きつつ、そのあり方を問う問題作。

◆感想

本書のタイトルおよび概略を見ると、臓器売買に関する海外ルポかと思っていた。

ところが違った。

どちらかと言えば、広い意味での臓器売買に関する裁判記録や、広い意味での臓器売買に関する現状のルポを交えながら、その実、本書の中心は生命倫理に関する深い考察である。


第2章で、ジョン・ムーア事件を引き合いに出している。

ジョン・ムーアは有毛細胞白血病という珍しい血液ガンを患っていた。ムーアは治療のためUCLAに、血液、骨髄、精液などを採取された。UCLAの治療チームは、ムーアの細胞から通常では考えられないくらい多くのT細胞(免疫の働きで重要な作用をする細胞)が作られていることを発見し、その遺伝子を解明すれば研究用と治療用のT細胞を作ることが出来ると考えた。

ムーアの脾臓は常人の20倍の大きさに肥大しており、医療チームは脾臓切除手術を行っていた。

治療チームはムーアの脾臓の切片を研究チームに渡し、研究チームはバイオテクノロジー企業および製薬会社と手を組み、遺伝子解読そしてT細胞の生産を行おうとしていた。

ムーアに無断で。

さて問題です。

切除されたムーアの脾臓は誰の物でしょうか?

金銭的な話に置き換えると、ムーアの脾臓がなければ、研究チームもバイオテクノロジー会社も製薬会社も誰一人、儲けることは出来ない。しかし、ムーアには一銭も入らない(むしろ治療してもらったんだから金を払う側だ)。

再度、同じ問題です。

切除されたムーアの脾臓は誰の物でしょうか?

ムーアの一件は裁判になった。結果として、医療チームのインフォームドコンセントが不十分であったことに関しては勝利したが、ムーアの脾臓の所有権は、ムーア自身には認められなかった。(英米法=コモンローに基づく判決。フランスやオランダの大陸法=シビルローでは解釈が異なる)


これを皮切りに、著者は「遺伝子」は誰の物かと読者に問いかける。バイオテクノロジーの発達により、遺伝子を利用した特許が多数出願成立されているが、「遺伝子」は、発明発見者の功績を保護する「特許」に値する物なのだろうか?「遺伝子」は人類すべてが共有するべき財産なのではないか?

と、様々な実例を出しながら著者は読者に問いかける。


私はこんなこと考えたこともなかったですよ。


◆そのほか1

臍帯血バンク

というのがある。臍帯血とは、へその緒の中に含まれる血液で、白血病の治療に有効な造血幹細胞が多量に含まれていることから、普通の献血とは別に扱われる。

万が一、自分の子供が白血病になったときのことを考え、母親が子供を出産する際、臍帯血を自分の子供用に保管する民間の臍帯血バンクもある。

だが著者によれば、母親の臍帯血が必ずしも有効とは限らないらしい。

◆そのほか2

著者によれば、女性の卵子提供も臓器売買の一種と考えるべき、と本書で述べている。

卵巣に異常があって出産できない女性のために冷凍卵子を提供する場合や、卵子にも幹細胞が多数含まれていることから研究や新薬開発などに卵子が用いられる。

提供する側の女性は、どうせ毎月来るものだし、ちょっとだけ苦痛に耐えたら数万円も貰えるからと、小遣い稼ぎ感覚で提供する人も多い。

しかし、卵子を採取するために排卵誘発剤を多用し、女性の体を無用に痛めている可能性も多々あるらしい。

女性が一生の間に生み出すことが出来る卵子の数には限りがあり(もちろん個人差はある)、限りある生体資源を人為的に取り出して利用することは、臓器売買といっても過言ではない。と著者は言う。


本エントリーの冒頭に、広い意味での臓器売買と書いたのは、上記卵子に関することが含まれているからである。


◆というわけで

このような話が山盛り250ページもある。しかも最近の本にしては珍しく、文字も小さめ、1ページの行数も字数も多く、読み応えたっぷりである。


倫理的・哲学的な内容が多く、読むのは疲れたが、読んで損のない一冊だった。

臓器売買や臓器移植について関心を持たれている方は、一読することをお奨めする。


8点/10点満点


◆余談:臓器売買に関する最近の読書

最近、私は好んで医療関係、なかでも臓器売買及び臓器移植についての本を読んでいる。
◆デレック・ハンフリー「安楽死の方法 ファイナル・エグジット」2011年08月06日読了(安楽死本)
◆岩田健太郎「「患者様」が医療を壊す」2011年07月17日読了(医者の思想エッセイ)
◆一橋文哉「ドナービジネス」2011年02月16日読了(作り話っぽく信頼性に欠ける)
◆山下鈴夫「激白 臓器売買事件の深層」2011年01月25日読了(臓器売買犯の言い訳)
◆城山英巳「中国臓器市場」2011年01月24日読了(ルポ本としての構成はイマイチだが取材内容は良)
◆青山淳平「腎臓移植最前線」2010年10月17日読了(これは良書)
◆木村良一「臓器漂流」2010年09月09日読了(本としては残念だが事実関係は興味深い)

単純に興味があるのです。

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ソマリア大飢饉の嘘(リンク)

辺境エッセイスト?高野秀行氏のブログ「ムベンベ」に載っていた

ソマリア大飢饉の嘘

という話が興味深い。

ので、リンク。


ついでに見つけた
ほぼ世界一周 今ココだよブログ
というのもリンク。

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