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2011/12/30

ケン・オーレッタ「グーグル秘録 完全なる破壊」感想。
ルポ。2011年12月28日読了。

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グーグル秘録


昨年買って、頭の50ページ読んで「面白っ」と思ったんだけど、そのまま積ん読棚に埋もれてしまった本。さあ、賞味期限が切れないうちに読まねば。


老舗雑誌「ニューヨーカー」の記者ケン・オーレッタが2006年から取材を開始し、グーグルCEOエリック・シュミット、創業者ラリー・ペイジ、サーゲイ・ブリンを筆頭に、150回におよぶグーグル社員へのインタビュー、グーグルのライバル会社を含むその他関係者150人へのインタビューを元に、グーグルという会社が
どのようにして誕生し、
どのようにして収益を出し、
どのようにして発展し、
どのようにして反感を買い、
今後はどのように進んでいくのか、

を著した本。


グーグルは白い企業なのか、黒い企業なのか。創業者2人は社是として「邪悪になるな(Don’t be evil)」を掲げているらしいが、著作者の意向を無視したグーグル・ブックスのやり方に、私は邪悪さを感じた(グーグル・ブックスの理念は理解できるが)。

グーグルの正体は邪悪なのではないだろうか?

それとも挫折を経験していない無邪気な少年のような企業なのだろうか? (アップルのスティーブ・ジョブズは、アップルを追い出され、NEXTで大失敗したあとアップルに戻って来た。ジョブズは挫折を経験している)

グーグル自体は、検索と検索に連動する広告以外は失敗ばかりしているという見解もある。グーグル・マップもグーグル・アースもYoutubeも、全部他社を買収しただけじゃないか、と。

SNS(オーカット→私はこんなサービス知らなかった)は大失敗して、マイスペースやFacebookの後塵を拝し、結局サービスをやめちゃっているし。(本書出版後に、Google+で巻き返しを図っているが)

グーグル側の意見、
グーグルと敵対する側の意見、
グーグルから出て行った古参社員の意見、
中立的な立場で見られる人々の意見、

実に丁寧な取材(インタビュー)によって本書は構成されており、読み応えたっぷり、かつ現在のネット業界に動向にも詳しくなれる(原著が出たのは2009年なので、早くも少し古くさい部分が出てきているが)。


惜しむらくは。

登場人物のインデックスが欲しいところだ。とにかく登場人物が多すぎる。それだけ丁寧な取材を行った証でもあるのだが。

8点/10点満点


例)41ページまでざっくりと拾ってみた。

メル・カーマジン 2003年当時バイアコム(CBS、パラマウント映画、MTVなどのメディアコングロマリット)社長
リチャード・J・ブレスラー 2003年当時バイアコムCFO
ナンシー・B・ペレッツマン 投資銀行アレン&カンパニー
ラリー・ペイジ Google創業者
エリック・シュミット Google CEO
サーゲイ・ブリン Google創業者
チャーリー・アイヤーズ Google社員食堂のシェフ
マリッサ・メイヤー Google副社長(検索プロダクトとユーザーエクスペリエンス担当)
ヴィノド・コースラ サンマイクロシステムズ創業者で後にベンチャーキャピタリスト
クレイグ・ニューマーク クレイグス・リストの創設者
マーク・アンドリーセン ネットスケープ創業者で後にベンチャーキャピタリスト
クリシュナ・バラット GoogleNewsを作ったGoogle社員
ピーター・ノルウィグ Googleリサーチ担当ディレクター
ステイシー・サビデス・サリバン Google50番目の社員で、Google最高企業文化責任者
匿名でGoogleを批判する人物 元Googleマーケティング担当幹部
ダグラス・バウマン Google初のヴィジュアルデザイナー。既に退社
ハル・R・ヴァリアン Googleチーフエコノミスト
ポール・ブックハイト Google23番目の社員で「Don’t be evil」を発案した人。既に退社しフレンドフィード創業。

インタビューを元に構成した本だから登場人物が多いのはしょうがないことだけど、何回も登場する人物、いわゆるキーパーソンが何人かいるわけで、ところが本書の後半になると「これ誰だっけ?」と悩むこともあり、主要登場人物インデックスが欲しかったなあ、と思った次第。

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2011/12/25

村上龍「半島を出よ(下)」感想。
架空戦記。2011年12月22日読了。

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半島を出よ〈下〉


上巻よりは面白かったけど、それは話が解決に向かったからで、だけれどもこんなに簡単に物事が進んでいいのかという疑問は数多く浮かんだし、例えば北朝鮮側の狙い(目的)がちぃともわからなかったとかなんだけれども、そういうのは全て良しとしたところで、やっぱり章ごとに主人公を入れ替える必要があったのか、小説の構成として難点ありのような気がしてしょうがない。

何らかの意図があってこういう構成になったんだろうけど、好き嫌いだけで言うと、嫌い。

あと長すぎ。


5点/10点満点


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2011/12/24

村上龍「半島を出よ(上)」感想。
架空戦記。2011年12月19日読了。

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半島を出よ〈上〉

村上龍の小説を読むのは、「イン・ザ・ミソスープ」以来。


50ページくらい(うろ覚え)読み進んで、日本が経済的に没落したという設定の、近未来架空戦記みたいな話だということを理解した。

最近そういう設定に興味がないんだよな、読む本を間違っちゃったなあ。

しかも主人公が存在しない形式で書かれているし、登場人物多すぎるし、なんだかなあ。


4点/10点満点


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2011/12/23

下川裕治+桃井和馬「世界一周ビンボー大旅行」感想。
エッセイ。2011年12月14日読了。

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世界一周ビンボ-大旅行


下川裕治と桃井和馬がタッグを組んで書いた「12万円で世界を歩く」。この本は1988年に雑誌連載されていた。1988年というのはベルリンの壁崩壊前(1989年)であり、ソ連崩壊前(1991年)である。

この本では、当時12万円で行った幾つもの貧乏旅行ルートがあり、その中に世界一周が含まれている。

北京発ベルリン行き列車に乗り、28日で世界一周を果たす旅である。神戸から船で上海→北京→ウランバートル→イルクーツク→モスクワ→ワルシャワ→東ベルリン→西ベルリン→アムステルダム→ブリュッセル→パリ→ロンドン→飛行機でニューヨーク→バスでロサンゼルス→飛行機で東京。というルート。(このルートのみ12万円では収まらず、29万円かかったらしい)


本書はその「12万円で世界を歩く」の続編で、上記した北京発ベルリン行き列車での世界一周を1997年に再チャレンジしたものである。(NHK-BS番組の企画で同じルートで再び旅をすることになったのだとか)

冷戦終結前の中国・ロシア・ポーランド・東ドイツを旅した前回と、ベルリンの壁がなくなり東西ドイツが併合し、東側諸国はなくなり、ソ連も崩壊し、中国は驚くべき発展を遂げていた今回。

1988年の世界一周では国境通過でさんざんな目にあったのに、今回は拍子抜けするくらい簡単になっていたり、上海の街並みは昔の面影がなくなっていたり、たった9年で世界はこんなにも変わってしまうのか、という著者下川裕治の驚きが興味深く語られている。


1998年に出版された本なので、今(2011年)読むと、「今は更にとんでもないことになっているからなー」などと思ってしまう部分も多々あるが、ソ連崩壊前と後を同じ鉄道中心のルートで旅をし、前後を比較しているところに味わい深さがある。

や、なかなかに面白く読めましたですよ。


7点/10点満点


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2011/12/13

米川正子「世界最悪の紛争「コンゴ」」感想。
コンゴ分析。2011年12月12日読了。

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世界最悪の紛争「コンゴ」―平和以外に何でもある国

◆著者紹介
本書の序章で、著者自身の生い立ちについて書かれている。神戸に生まれ、父親の転勤でアメリカに住み、7歳で帰国、「ガイジン」扱いされ、中学・高校時代は再び父親の転勤でアメリカへ。大学はどこかに留学し?、その後、南ア・ケープタウン大学大学院で国際関係の修士を取得。国連ボランティアとしてカンボジア、リベリア、南ア、ソマリア、タンザニア、ルワンダで活動後、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)職員としてルワンダ、ケニア、ザイールコンゴ(2007年からの1年半はザイールコンゴ東部の街ゴマのUNHCR所長)、ジュネーブ本部で活動。現在は宇都宮大学特認准教授。アフリカ活動は17年におよぶ(うろ覚え)。

◆前振り
本書の著者は自身のブログで、震災に伴う原発事故で斜め上杉(のデマ)を全面的に信用していることを書いており、私はそれにすごく違和感を持った。というか貶した。本人のブログにも文句を書いたが、ガン無視された。

◆感想
本書はどうなんだろう、敷居がやたらと高い気がする。

語り口は比較的簡単で容易に読み進めることができる。しかしコンゴとルワンダに関する歴史に関しては、そこまで端折っちゃって大丈夫か?と思えるくらい省略されている。

FDLRとかAFDLとかRPFとかLRAとかRCDとかの紛争当事者に関する略語が、あまりにも説明不足で、これじゃあ予備知識の足りない読者はまともに理解できないだろうな、と感じたのである。

例えば、「ルワンダ難民」という言葉を用いている。

この「ルワンダ難民」は、1959年にルワンダを出て行ったツチ族なのか(行き先はコンゴとウガンダ)、1994年のルワンダ大虐殺でルワンダから逃げたツチ族(虐殺された方)なのか、大虐殺のさなかツチ族の逆襲でルワンダから逃げる羽目になったフツ族(虐殺した方)なのか、文脈からだけでは容易に推測できない。(例えば54ページの4行目とか)

※ご参考:以前私は「ルワンダ・ブルンジ・コンゴ(旧ザイール)のまとめ」というのを自分用に作ったので、わけがわからない方は読んでみて下さい。

本書の全体的な主張は、ルワンダ大虐殺を防げなかった国際社会なのに、コンゴ紛争(アフリカ大戦とも言われている)についてあまりにも報道が少ないのは何故だ。ルワンダはコンゴ紛争に関しては加害者であるはずなのに、世界各国から引き立てられるのは何故だ。それは、コンゴ紛争そのものがアメリカを中心とした資源を欲しがる先進諸国の「舞台劇」となっているからで、報道が少ないことや、国連関連機関同士の連携が悪いのも、「舞台劇」のシナリオの範疇なのではないか……

著者は国連機関の一員として長く活動したため、国連やNGO、各国政府の悪いところが見えている。そして、一向に良くならない現状に対して強い怒りを持っている。苛立ちなのかもしれない。


しかし私の印象としては、著者は長い間アフリカの紛争地に人道支援をする立場として居たため、現在の世界の動きが見えなくなっているのかな、と感じる。

世界の動きって何だよ?

最近読んだ本では、パラグ・カンナ「ネクスト・ルネサンス」やダンビサ・モヨ「援助じゃアフリカは発展しない」などに記されているように、人道支援団体は、支援すべき人が居なくなったら(≒紛争や貧困が無くなったら)、その存在意義が無くなり、結果として食いっぱぐれてしまうから、紛争屋貧困は無くならない。世の中のシステムはそのようにできてしまっている。

ということである。

また身も蓋もないことを言ってしまえば、これ以上世界の人口が増えたら、食料や水やエネルギーの争奪戦で世界中が大混乱に陥るから、世界の人口を減らすために紛争は常にあり続ける方が良いと思っている人たちが少なからず居る。(こっちは私の考え)


(P187)
「一方、常に紛争の犠牲者になる一般市民が望んでいることは、衣食住や言動の自由が守られている「人間らしい生活」ができること、と大変ささやかだ。(中略)選挙も重要ではあるが、もっと市民の視点に立ち彼らのニーズに応える必要がある。」

→だから世界各国で武装解除をやってるんじゃねーの?

※ご参考
ルワンダ大虐殺の加害者フツ族(当時ルワンダの政権を握っていた)は、大虐殺の真っ最中に被害者ツチ族率いるRPF(ルワンダ愛国戦線=現ルワンダ大統領ポール・カガメの集団)の逆襲に遭い、フツ族が難民となってコンゴに逃げ出した。そのフツ族残党が作ったのがFDLR(ルワンダ解放民主軍)。

AFDL(フランス語読み、英語ではADFL)(コンゴ・ザイール解放民主勢力連合)は、独裁者モブツを倒すためにポール・カガメらが作ったコンゴの反政府ゲリラ組織。AFDLがモブツを倒し政権を奪取すると、ルワンダ系を政権から追い出したため、怒ったルワンダ系が作った反AFDL組織がRCD(コンゴ民主連合)。

LRA(神の抵抗軍)は反ウガンダ政府の宗教団体。気が狂っている教祖が率いている悪魔の集団。


7点/10点満点

コンゴやルワンダが出てくる本で、私が読んだものは、
コーレイヴィッチ「ジェノサイドの丘(上)」のみ
吉岡逸夫「漂泊のルワンダ」
桃井和馬「破壊される大地」
石弘之「キリマンジャロの雪が消えていく」
白戸圭一「ルポ 資源大陸アフリカ」
大津司郎「アフリカン・ブラッド・レアメタル」
石井光太「飢餓浄土」
ダンビサ・モヨ「援助じゃアフリカは発展しない」など。

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2011/12/12

星野道夫「アフリカ旅日記」感想。
写真エッセイ。2011年12月8日読了。

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アフリカ旅日記―ゴンベの森へ


アラスカに住み、アラスカの動物写真を撮る星野道夫。氏はグリズリーに襲われ亡くなられてしまった。何の雑誌で見たのか覚えていないけど(ナショナルジオグラフィックかなあ?)、氏の写真はとにかく上手い。

名前は知っていたけど、写真集というのは、きっかけがなければなかなか買わない。私は星野道夫の写真集は持っていない。何気なく本屋をのぞき込んだとき、本書が平積みされていた。文庫(620円)なのにカラー写真が豊富で、テーマがアフリカだから買った。


本書は、アラスカを拠点とする星野道夫が、チンパンジー研究者の世界的権威ジェーン・グドールとともに、タンザニアの奥地ゴンベで、ジェーンと一緒に過ごした10日間の出来事を綴ったフォトエッセイである。


本書の写真を見ていると、星野道夫の専門であったアラスカの写真集が欲しくなってしまった。


6点/10点満点


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2011/12/11

Hiroyuki Hal Shibata「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」感想。
英語学習指南書。2011年12月7日読了。

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20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ


役にたつ内容は多々ありましたけれども、「続きはWebで」みたいな感じの誘導が多くて辟易したことも事実です。

つーか、68ページで自画自賛しているほどには構成良くないよ。


5点/10点満点


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2011/12/10

宮田珠己「ふしぎ盆栽ホンノンボ」感想。
ベトナムエッセイ(ウソ)。2011年12月6日読了。

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ふしぎ盆栽ホンノンボ


ホンノンボって何だ?

と思う方は、当記事にリンクされている写真をクリックして、紀伊國屋bookWebに行き、表紙の拡大写真を見て下さいませ。

変わった形の岩が中心にあり、五重塔の模型がのっているヘンテコな盆栽、それがホンノンボ。

ベトナムで当たり前のように存在しているホンノンボ。

ハノイのホテルにさりげなく飾られているホンノンボ。ミニチュア模型はちゃちい。しかしよく見ると、意外と味わい深い。そして宮田珠己はホンノンボにはまっていく……


以降は宮田節炸裂。


んが。私はそれほどホンノンボに魅力を感じなかったんだな。私は盆栽の究極美の方が良いのだな。

宮田珠己は、その文章が、他人に伝えるのが難しいほど面白い文章を書き、読んでいるとクスクス笑ってしまう文体で、私は大のお気に入り作家さんである。でも宮田本自体には好き嫌いがあって、その理由がようやくわかった。

宮田珠己は、自分の興味の対象を一冊丸々本にするケースが多いけど、その興味の対象が私も興味のある話だと「むちゃくちゃ面白い」という感想になる。「ウはウミウシのウ」は私の中では宮田珠己最高傑作である。私は">ウミウシ写真集を4冊も持っているくらいのウミウシ好きである。海もそこそこ好きである(私はろくに泳げないからシュノーケリングのみ)。私と興味の対象が同じで、宮田珠己のおかしな文章である。爆笑せずにはいられない。逸品である。


しかし仏像には興味がなかったので「晴れた日は巨大仏を見に」はちょっと楽しめなかった。

ジェットコースターにも興味がないので「ジェットコースターにもほどがある」の第1部はちょっと楽しめなかったけど、第2部以降、「はっちゃけた」感が出ておもろかった。

本書もそういう意味では、宮田珠己の興味の対象である「ホンノンボ」自体にはさほど興味はなかったのだが、本書も後半から「はっちゃけた」感が出ておもろかった。

そういうことである。


6点/10点満点


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手賀沼の雲(無音動画)。

手賀沼のほとりで、雲の動きを10秒間隔のインターバル撮影しました。撮影時間2時間強。

その写真(静止画)とつなげて動画にしてみました。

晴れた日、あまり雲に動きがないように見えたのですが、つなげてみると雲は動いてますね。

ハイビジョン動画に匹敵する画質になっているはずですので、全画面でご覧下さい。音を一切入れていないので、動画としては退屈です。


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2011/12/09

辻敢・斉藤幸司「決算書はじめの一歩」感想。
ビジネス書。2011年12月04日読了。

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決算書はじめの一歩


2003年頃に買った。と思う。で、頭の10ページ読んだ時点でやや難しく感じてしまい、中断、積ん読。

会計の知識を学び直す必要が出てきたため、急遽、積ん読状態を解消。

会社にいた頃、ベテラン経理マンに色々と教わったので、今読んだら「何じゃい、この程度のことしか書かれとらんのか」と思うようなことばかりなり。

でも2003年の私(当時37才)は理解できなかった部分があったので、入門書としては良くできているのかも。


4点/10点満点


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2011/12/08

山田真哉「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」感想。
ビジネス書。2011年12月03日読了。

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さおだけ屋はなぜ潰れないのか?―身近な疑問からはじめる会計学

2005年の2月に発売されてベストセラーになって、私はその年の6月頃に買った。と思う。
で、いつものごとく頭の20ページ読んだ時点で中断、積ん読。

会計の知識を学び直す必要が出てきたため、急遽、積ん読状態を解消。


2時間弱で読み終えたので、軽い読み物としては良いのかな、と。


5点/10点満点


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2011/12/07

中村安希「インパラの朝―ユーラシア・アフリカ大陸684日」感想。
紀行エッセイ。2011年12月02日読了。

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インパラの朝―ユーラシア・アフリカ大陸684日


26才、予算150万円(うろ覚え)、684日かけて47カ国をまわった著者が、旅先で感じたことを綴った本。「深夜特急」現代版のような感じ。

金はないけど時間が有り余っている。そういう旅をする人だけが取れるルート。バスや船を何日も待ったり、ローカル列車に乗ったり、ヒッチハイクしたり。

こういう旅をすると、旅は日常になり、そして世界中の日常を見ることができる。


若いって良いですね。


6点/10点満点


本書の地図から読み取ると、韓国・モンゴル・中国(チベット)・ネパール・マレーシア・タイ・カンボジア・ベトナム・ラオス・ミャンマー・インドパキスタン・キルギス・ウズベキスタン・トルクメニスタン・イラン・トルコ・シリア・ヨルダン・イスラエル・UAE・イエメン・ジブチ・エチオピア・ケニア・ウガンダ・タンザニア・マラウィ・ザンビア・ジンバブエ・南アフリカ・エジプト・ガーナ・ブルキナファソ・トーゴ・ベナン・ニジェール・マリ・セネガル・モーリタニア・西サハラ・モロッコ・イタリア・スロベニア・フランス・ベルギー・オランダ・チェコ・ドイツ・スペイン・ポルトガル。に行ったみたい。

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2011/12/06

既存書店に対する提言。

本屋で立ち読みするじゃん。

で、すげえよさそうな本があるわけ。読みてえ、買いてえ、って思うわけ。

でもここ数年、衝動買いは殆どしなくなっちゃったんだな。

なんでかと言うと、目次と頭数ページ立ち読みしただけの本が、必ずしも良い本だとは限らないから。

で、ここ数年は、本屋で目についた本を立ち読みして、本のタイトルをiPhoneのメモ帳に書き(この時iPhoneに打ち込むので、店員から怪しまれる)、後からamazonレビューを見て買うか買わないかを決める。


だからさあ、本屋は店頭にパソコンを置いて、amazonレビューをその場で確認できるようにしなさいよ。

それだけで本屋で立ち読みしている客を、即購入につなげられる可能性が高まると思うよ。


とか書きつつ、私はJALマイルを貯めている関係で、殆どの本を紀伊國屋bookWebで買うんですけどね。

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大沢在昌「絆回廊 新宿鮫10」感想。
冒険小説。2011年11月30日読了。

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絆回廊―新宿鮫〈10〉


夕方から読み始め、5~6時間かけて一気読み。

こういう展開なんだ。

せつないなあ。

悲しいなあ。

でもねえ。

392ページの鮫島って冷静すぎない? とか露崎の存在が都合良すぎない? とか大沢御都合節が出ているなあ。


8点/10点満点


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2011/12/05

マイク・デイヴィス「スラムの惑星」感想。
社会学の本。2011年11月29日読了。

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スラムの惑星―都市貧困のグローバル化


世界各国の都市にスラムがある。その人数は世界で10億人になるらしい。

著者は本書で、現代は新石器革命や産業革命に匹敵する人類史上の分水嶺であると指摘している。

「地球上の都市人口が農村人口を初めて凌駕する」と。


本書の原著は2006年に出版された。邦訳が出版されたのは2010年5月。著者の言う分水嶺はもう過ぎたことなのかもしれない。


◆著者紹介
1946年生まれの著者マイク・デイヴィスは、16才で父親が病に倒れ高校を退学、精肉工場の工員として働き、その間に従姉妹の夫である公民権運動活動家と知り合い工場を辞め、人種平等会議サンディエゴ支部で活動しながら高校を卒業。カレッジに入るものの寮に女を連れ込み退学。フルタイムの活動家になり、共産党に入党し、党の本屋で2年間過ごしたが、監視に来たソ連の役人を追っ払って解雇され、4年間トラックドライバーをしながらマルクスの「資本論」などを読み、自分の学んできたことを総括するためUCLAに通い、アイルランド史研究のためスコットランドに留学。留学中にロンドンの「ニューレフト・レビュー誌(NLR)」関係者と知り合い、1980-1986年までNLR誌のオフィスにフルタイムで働く。1986年に最初の著作「アメリカンドリームの囚人」を発表。1987年ロスに戻り、再びトラックを運転手となるも、低賃金を補うためにカレッジで教鞭をとりはじめる。で、現在はカリフォルニア大学バークレー校の教授である(いつ教授になったのかはよくわからん)。なかなかすごい人生だ。


◆感想

本書は、世界各国の都市にスラムができ、そのスラム人口が爆発的に増えていることを、膨大な数の論文を参照し(各章ごとに80以上の参照論文が掲載されている)、具体的なデータを元に検証している。

少しでも本書の内容を伝えるため、何とか要約しようと思ったのだが、本書は大学3年以上(もしくは大学院)の講義で取り上げるような内容であり、内容も濃く、要約なんて無理。

すみません。


私は自分の知的好奇心を満たしたいだけで、この手の本をいろいろと読んでいるのだが、やや敷居の高い本だったのかもしれない。


ただまあなんだ、本として考えたら完成度は低い(教科書として考えるのならどうでもいいことだが)。

理由1:句点が出てくるまでを一つの文章とすると、その中に多数の地名が出てきて、ややこしい。というかわかりにくい。

(P10)
ラゴスのアジェグンルというスラムである女が子供を出産し、ジャワ島西部の村から逃げた若い男がジャカルタのまばゆい光を求め、貧窮化した家族を持つ農民がリマにある無数のプエブロス・ホーベネス(pueblos jovenes)の一つに家族を移動させるだろう。


理由2:著者が括弧書きを多用し、それも傍点ありのハイフンの上に二重括弧とか平気で使っているなど、ただでさえ読みづらさ満点なのに、翻訳者が二重括弧の上に訳註を入れたりして、うひゃぁ。

(P139)
ナイル川東方のムカッタエ丘の麓にあるマンシエット・ナスルでは人口密度は少しだけましだが、150万人以上がわずか350ヘクタールにいる(『フィナンシャル・タイムズ』紙によれば、「ダンテのごとき困窮状態」にあるその南端で、かのザリバーン〔コプト派キリスト教徒の貧しい共同体〕がゴミから食料を拾い集めている)。

※原著のイタリックは傍点表記、「」は原著の""、『』は紙誌名、()と[]は原著に記載されている補足、〔〕は訳註。上記例に[]はありませんが本書には出てきます。

ややこしすぎるわ!


理由3:これは翻訳の問題だが、スクワッターというような言葉が頻出させているのに、そういう言葉に全く日本語で説明が無く、知らない言葉が出てくるとネットで調べなきゃならなかった。これは面倒。学問的には日本語(外来語)として通用しているのかもしれないけど、私は知らんがな。

※スクワッターとは無断居住者のこと


理由4:本書は全8章+エピローグで構成されているが、章分けするほど章と章の内容に違いを感じられなかった。学問的には意味があるのかもしれないが。もしくは私に読解力や基本的学力がないだけなのかもしれないが。


◆というわけで

社会学の読み応えたっぷりな翻訳本を3冊立て続けに読んだのだが(「援助じゃアフリカは発展しない」「ネクスト・ルネサンス」、そして本書)、それは各著者の意見の違いを意識しながら読めるわけでとても有意義なんだけど、誰がどういう意見を主張していたんだっけか?とちょっと混乱する部分もあり、社会学の本を1冊読んだら、連続して同じような本を読むのではなく、全く傾向の違う本を間に挟んだ方が良いのかもしれないと実感したのであった。


(読み物としては)6点/10点満点


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2011/12/04

雑誌「旅行人」最終号


蔵前仁一さんが編集長を務める雑誌「旅行人」の最終号が発売された。


1999年に写真家・船尾修さんの「アフリカ赤道編」「アフリカ南部編」を本屋で見かけ、写真の素晴らしさと元々アフリカに興味があったので買った。

2002年に、マンガ家・堀田あきおさんの「インドまで行ってきた」を本屋で手に取り、むちゃくちゃインドに行きたくなった。そして同じく堀田明夫さんのマンガ「アジアのディープな歩き方」「ネパールに行ってみた」を買った。こんどはネパールに行きたくなった。

堀田あきおさんの漫画を出版していたのが旅行人(という名前の会社)で、その代表である蔵前仁一さんの著書「新ゴー・ゴー・インド」を2002年に買った。これまた面白かった。

堀田さんのマンガと蔵前さんの紀行エッセイで海外に取り憑かれてしまった私は、2004年にネパール旅行を画策した(いきなりインドは敷居が高いと感じたので)。ツアーに申し込んだのだが、結果的には最低催行人員に満たないためツアーが中止になってしまった。代わりに私は2004年(当時38才)に両親と一緒に中国旅行に行ったのだが、実のところ、これが生まれて初めての海外旅行なのだった(海外出張に行ったことはあった)。

そして私は2006年にケニア(+UAE1泊)に行き、2007年にタイ&カンボジアに行き、2008年にマレーシア、週末弾丸ベトナム、週末弾丸台湾に行き、2009年に世界一周してしまったのだ。


その蔵前仁一さんが編集長を務める雑誌「旅行人」が、遂に最終号(休刊号)を迎えることになった。

会社としての旅行人は現在蔵前さんを含めて3人で運営しており、経営的な厳しさではなく、歳を取り体力的にきつくなってきたのが休刊の理由とのこと。

この雑誌は、世界のディープな場所をいろいろと教えてくれた。私にとっては、ナショナルジオグラフィック日本語版以上に高く評価したい雑誌である。


最終号の特集は「世界で唯一の、私の場所」と題し、旅行人に縁のある44人の紀行作家が寄稿している。

私が当ブログで取り上げた作家さんも多く、椎名誠船尾修田中真知石井光太高野秀行早川千晶森優子岡崎大五宮田珠己下川裕治堀田あきお&かよ小林紀晴などが寄稿している。


この雑誌(と読者層)がどのくらいディープなのかというと、今号に載っている(最後の)読者アンケート結果で、「死ぬまでにここだけは行っとけ!」の順位付けをしたら、
1位サナア(イエメン=2011年12月4日現在、イエメン全土に外務省退避勧告)、
2位バラナシ(インド)、
3位エルサレム(イスラエル)である。

イエメンが1位ですか。ソコトラ島にはぜひとも行きたいんですけどね。


世界は広いや。


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TOEIC試験直前対策で模試本を買った話。

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TOEICテスト本番攻略模試―出るパターンを徹底分析!頻出のものだけ厳選!


ご参考までに。

TOEIC試験の数日前に、2004年頃に買った旺文社の「TOEIC test450点攻略」という本で試してみたら、やけにサクサク問題が解けるので、直感的に何かおかしいと感じ、模試本を買ってきた。それが本書。

この本にした理由は、単に「安かったから(税込み1,000円)」+「part5、part6に効く」と書かれていたから。


実感として、この模試本より実際のTOEIC試験の方が難易度が高かった。

理由:この本を使ってリーディングセクションを順番通りやると、最後の3問くらいが時間切れになった。でも実際の試験では、part5を多少端折って解いていったのに、最後4問が時間切れになってしまった。


ま、この本で本番と同じ時間配分で模試をやったおかげで、時間切れに焦ることもなく(リーディングセクションは目一杯使っても全問解けないことがわかった)本番を迎えることができたので、こういう本も役にたつのだなあ、と再認識した次第。


5点/10点満点


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2011/12/03

パラグ・カンナ「ネクスト・ルネサンス―21世紀世界の動かし方」感想。
提言書。2011年11月23日読了。

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ネクスト・ルネサンス―21世紀世界の動かし方


しばらくは積ん読本(400冊以上ある)を粛々と消化するのに留め、新しい本はなるべく買わないようにしていたのだけれども、本屋で立ち読みしたらどうしても欲しくなってしまったので買ってしまった一冊。買ってしまったからには、積ん読本の仲間入りにならないよう、とっとと読み終えることにした。


◆著者 パラグ・カンナ
1977年インド生まれ。ジョージタウン大学外交学部で学士号、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで博士号。ニューアメリカ財団上級研究員、兼ブルッキングス研究所研究員。米国特殊作戦部隊アドバイザー。外交問題評議会(CRF)会員。


◆本書の内容(本書帯の文句改)
国家の時代は終わった!

新しい(ネクスト)ルネサンス=21世紀を動かすのは、ビジネス界のリーダーらメガ・ディプロマシー(巨大化する外交)の担い手たちだ!

世界規模での大変動が起きている現在、私は、本書で、新しい中世の時代から新しいルネサンスへと進む道筋を示そうと試みている。私は、2種類のアクターたちが世界の外交を発展させるために大きな役割を果たすに違いないと確信している。その2種類のアクターたちとは「企業のCEOたち」と「各都市の市長」たちである。


◆本書の内容(一部引用)
本書をざっくりと言うと、これからの世界は、旧態依然とした政治家や外交官や国際機関に勤める官僚による外交が主ではなくなり、企業のCEOやNGOや各国大都市(の市長)が勝手に連携して勝手に動かしていくのが主となるだろう、というような主張が書かれた本。


(P39-40)
「世界は国民国家の総体であり、まとまりを持つ国民国家が主役となって世界を動かしている」と考えるのは時代遅れだ。現在世界を動かしているのは、国民国家の中央政府ではなく、中世のように、より小さな統治形態であり、世界は、地方政府や州政府などの「小さな統治形態が島のように散らばってそれらがつながっている」状態であると認識すべきだ。簡単に言うと、こうした小さな島々は国家ではなく、都市のことを指している。現在、四〇の都市部と呼ばれる地域が世界経済の三分の二(私の注:P14では三分の一となっていた)を占めている。そこには資金、知識が集まり、安定している。ニューヨーク市の経済規模は、アフリカのサハラ砂漠以南の国のほとんどよりも大きい。ドバイのような港湾都市や自由貿易都市は、ヴェネチアの二一世紀版といったところだ。港湾都市や自由貿易都市は「自由ゾーン」である。

(中略)

下層民たちは、混沌の中におり、「地下経済」に依存して生活している。そして、彼らは階層化された「生態系」の中で生活している。階層化された社会というのはまさに中世時代の都市の特徴である。金持ちや貧乏人であることは関係なく、個人、そして都市が、現在の世界で起きていることの主役となっている。国家が世界の主役であった時代は終わりつつある。昔、世界は一つの村であるという主張がなされたが、現在の世界は村のネットワークであると言えるだろう。


という著者の主張を裏付けるため、根拠となるような話を幾つも展開する。


(P125)
スーダンのダルフールの大虐殺に関し、アメリカとヨーロッパは指導力を発揮して介入しようとはしなかった。そうした失敗を隠すために国連安保理は利用されている。国連安保理は国際法の実施に責任を持つ機構であるが、世界各国に対する道徳的な指針を示すことはほとんどない。


(P171-172)
2004年に大規模な津波がインドネシアを襲った。インドネシアの中心部から遠く離れたバンダアチェに救援物資を届けたのはオランダの多国籍企業TNTだった。(中略)ユニリーバは、食品会社ダノンが製造し、寄付した栄養価の高いビスケットを被災者たちに配布した。国連世界食糧計画(WFP)はシティグループから提供を受けたオフィスを本部として使用した。(中略)40億ドル以上集まった国際社会の寄付のほとんどは何に使われたか、その使途をインドネシア政府は未だに発表していない。

(中略)

チャド国内で最も衛生状態がよいのは、国連が運営している難民キャンプの中である。このキャンプには五〇万人ほどの難民が生活している。彼らは、スーダンと中央アフリカ共和国から避難してきた人々だ。国際救援委員会(IRC)は世界中に飲料水の供給と衛生教育を行っている。IRCの予算の九〇パーセントは、直接現地の活動に使われている。世界で最も効率のよい人道支援団体だ。


付箋を貼ったところが30ヶ所以上あり、全部引用していたらきりがないのでこの程度に留めておきますが、著者の主張を極限まで要約すると、常任理事国の我が儘がまかり通る国連は、もはやその存在に意味がなく、それに気づいている人たち(大企業のCEOや各国のNGOや各都市の有識者など)が勝手に事実上の外交を始めている、ということです。要約しすぎですけど。


◆感想

最初の数ページを立ち読みして衝動的に買ってしまったけど、読めば読むほどかなり難しい社会政治学の本であることがわかり、1日50ページずつ、じっくりと内容を理解しながら読んで、へとへとになってしまった。

著者の主張には共感する部分もあるけど、国際NGOの活動を褒めちぎったりしている部分には共感できなかったり。

とりあえず言えることは、この本には私がいままで全く知らなかった国際機関(NGOだけじゃなく)に関する情報が多数載っており、これから国際機関で働きたいと思っている若い方は、無理してでも本書を読むべきだと思う。


8点/10点満点


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2011/12/02

フィリピン留学の結果。

1ヶ月のフィリピン短期英語留学を終え、TOEICを受験しました。

360点(2007年)→450点(留学後)

上昇分は全てリスニング。リーディングは逆に昔より悪くなってしまいました。ベースのスコアが低すぎるというのもありますが、まあリスニング能力は確実に向上したかな、と。

1ヶ月でも十分効果はあったけど、3ヶ月やってりゃTOEIC600点近くまで伸びたんじゃないだろうかと、ちょっと後悔中。

でもねえ、学校で一番伸びたのはTOEICに関係ないスピーキング能力なんですよね。一日210分もマンツーマンレッスンがあるので、イヤでも喋らなきゃならない。たとえそれが世間話であろうとも、意思疎通できるレベルで会話を成立させるためには、必死になって喋らなければならないんですね。

TOEICを受けてわかったことは、TOEIC対策をやらないとスコアは伸びないってことで。会話をするだけなら品詞の使い方がめちゃくちゃでも、相手が「こういうことを言いたいんだろうな」と察してくれ会話は成立するけど、TOEICは正確な品詞の使い方を知らなきゃ駄目ってことがよくわかった。グラマーをきちんと勉強し直し、単語や熟語を地道に覚えるしかないってことで。


どうでもいいんですが、この程度の英語力でも世界一周旅行はできてしまいます(360点の頃)。そりゃ不都合はいろいろとありましたけど。

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