雑誌「旅行人」最終号
蔵前仁一さんが編集長を務める雑誌「旅行人」の最終号が発売された。
1999年に写真家・船尾修さんの「アフリカ赤道編」と「アフリカ南部編」を本屋で見かけ、写真の素晴らしさと元々アフリカに興味があったので買った。
2002年に、マンガ家・堀田あきおさんの「インドまで行ってきた」を本屋で手に取り、むちゃくちゃインドに行きたくなった。そして同じく堀田明夫さんのマンガ「アジアのディープな歩き方」、「ネパールに行ってみた」を買った。こんどはネパールに行きたくなった。
堀田あきおさんの漫画を出版していたのが旅行人(という名前の会社)で、その代表である蔵前仁一さんの著書「新ゴー・ゴー・インド」を2002年に買った。これまた面白かった。
堀田さんのマンガと蔵前さんの紀行エッセイで海外に取り憑かれてしまった私は、2004年にネパール旅行を画策した(いきなりインドは敷居が高いと感じたので)。ツアーに申し込んだのだが、結果的には最低催行人員に満たないためツアーが中止になってしまった。代わりに私は2004年(当時38才)に両親と一緒に中国旅行に行ったのだが、実のところ、これが生まれて初めての海外旅行なのだった(海外出張に行ったことはあった)。
そして私は2006年にケニア(+UAE1泊)に行き、2007年にタイ&カンボジアに行き、2008年にマレーシア、週末弾丸ベトナム、週末弾丸台湾に行き、2009年に世界一周してしまったのだ。
その蔵前仁一さんが編集長を務める雑誌「旅行人」が、遂に最終号(休刊号)を迎えることになった。
会社としての旅行人は現在蔵前さんを含めて3人で運営しており、経営的な厳しさではなく、歳を取り体力的にきつくなってきたのが休刊の理由とのこと。
この雑誌は、世界のディープな場所をいろいろと教えてくれた。私にとっては、ナショナルジオグラフィック日本語版以上に高く評価したい雑誌である。
最終号の特集は「世界で唯一の、私の場所」と題し、旅行人に縁のある44人の紀行作家が寄稿している。
私が当ブログで取り上げた作家さんも多く、椎名誠、船尾修、田中真知、石井光太、高野秀行、早川千晶、森優子、岡崎大五、宮田珠己、下川裕治、堀田あきお&かよ、小林紀晴などが寄稿している。
この雑誌(と読者層)がどのくらいディープなのかというと、今号に載っている(最後の)読者アンケート結果で、「死ぬまでにここだけは行っとけ!」の順位付けをしたら、
1位サナア(イエメン=2011年12月4日現在、イエメン全土に外務省退避勧告)、
2位バラナシ(インド)、
3位エルサレム(イスラエル)である。
イエメンが1位ですか。ソコトラ島にはぜひとも行きたいんですけどね。
世界は広いや。
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