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2013/02/07

田中真知「アフリカ旅物語 北東部編」感想。
紀行文。2013年01月24日読了。

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アフリカ旅物語〈北東部編〉 (新装版)

田中真知さんという、雑誌「旅行人」に寄稿していた旅作家さんがいる。
雑誌での記事は何度か読んだが、本は「孤独な鳥はやさしくうたう」を読んだだけだ。

何かの雑誌で、田中真知さんがコンゴ川を丸木舟で1ヶ月かけて川下りした経験があると読み、その詳細が本書に記載されているとのことだったので、興味が湧いたので買った。といっても、今は絶版もしくは重版無し状態なので、古本で買った。


この「アフリカ旅物語」は、「北東部編」と「中南部編」の2冊ある。

今回読んだのは「北東部編」で、
1990-93年のエジプト在住記
1990年のスーダン夫婦旅行記
1985-86年のスーダン旅行記
1993年のエチオピア、ケニア、ウガンダ、ザイール(現コンゴ)旅行記
が収められている。

エジプトでタクシーに乗った際、ドライバーと話をしたら、銀行の重役だったという話。銀行の重役でも、給料だけでは生活していけないので、副業でタクシー運転手をしている。

1990年にハネムーンでスーダンに再訪したら、1985年に来たときより首都ハルツームは街中にゴミが溢れ、据えた臭いがして、前より酷くなっていた。

当時のスーダンは北部イスラム教徒(政権)対南部キリスト教徒の内戦状態にあったが、1988年にナイル川が氾濫しスーダン全土が水に流され、90の学校が前回、176の学校が半壊した。その後、蚊が大発生し国民の2人に1人がマラリアに罹り、さらに氾濫で流れ出た水が砂漠の大地を緑で覆い、それを狙ってイナゴが大発生してスーダン全土の畑を食い尽くした。その影響が抜けていない1990年は荒んでいたという話。

今スーダンは石油がジャブジャブ出ていて、中国資本が大量に石油を買っているから金回りがいい。今のスーダンを見たら著者・田中真知氏はどう思うのかな。

と思って著者のブログ「王様の耳そうじ」を見たら、2009年に約20年ぶりにスーダンを再訪した「ハルツームのスーパーにて」というエントリーが載っていた。

1985年にスーダン初訪問の時にいった場所は、ダルフール地方のジェベル・マッラという田舎町で(マッラ山の近くと本書に地図が載っていたので↓あたりだと思う)

大きな地図で見る

このあたりではイスラムの戒律がそれほど厳しくなく、コニャック、シェリー、ワイン、ウィスキーなどが手に入ったと書かれている。

1990年にジェベル・マッラを再訪しようとしたら、隣国チャドが内戦に陥り、大量の難民がスーダンに押し寄せ、それが武装化した強盗団になっているため、危険でジェベル・マッラには行けなくなっていた。

エチオピアのコンソという村は、直径260メートルの山頂に1500人が住んでいる。超人口過密地域である。ウンコは藪の中でするのだが、ウンコに行く気配が住人に分かり、「ウンコに行くのか」「ウンコ終わったのか」と住民から声がかかるくらい、人口過密である。


というような話が載っている紀行文である。


8点/10点満点


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