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2013/05/27

アクセスカウンター25万突破に感謝。

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トップに設置している忍者Toolsアクセスカウンターが25万を突破しました。
お読み下さっている皆様に感謝です。

2005年12月15日 ブログ始める
2006年11月23日 アクセス01万突破 (344日) 一日平均 29
2007年10月09日 アクセス02万突破 (321日) 一日平均 31
2008年06月21日 アクセス03万突破 (255日) 一日平均 39
2009年01月19日 アクセス04万突破 (212日) 一日平均 47
2009年05月28日 アクセス05万突破 (129日) 一日平均 77
2009年09月06日 アクセス06万突破 (101日) 一日平均 99→11月に世界一周開始
2010年01月06日 アクセス07万突破 (122日) 一日平均 82
2010年02月22日 アクセス08万突破 ( 47日) 一日平均212
2010年04月27日 アクセス09万突破 ( 65日) 一日平均154→5月末に世界一周終了
2010年07月01日 アクセス10万突破 ( 65日) 一日平均154
2010年09月02日 アクセス11万突破 ( 62日) 一日平均161
2010年11月21日 アクセス12万突破 ( 80日) 一日平均125
2011年02月01日 アクセス13万突破 ( 72日) 一日平均139
2011年04月26日 アクセス14万突破 ( 86日) 一日平均116
2011年07月08日 アクセス15万突破 ( 73日) 一日平均137
2011年09月07日 アクセス16万突破 ( 60日) 一日平均167→フィリピン留学記
2011年11月25日 アクセス17万突破 ( 80日) 一日平均125
2012年01月30日 アクセス18万突破 ( 66日) 一日平均152
2012年04月23日 アクセス19万突破 ( 83日) 一日平均120
2012年06月24日 アクセス20万突破 ( 62日) 一日平均161
2012年08月28日 アクセス21万突破 ( 65日) 一日平均154
2012年11月01日 アクセス22万突破 ( 65日) 一日平均154
2013年01月20日 アクセス23万突破 ( 81日) 一日平均123
2013年03月22日 アクセス24万突破 ( 60日) 一日平均167
2013年05月27日 アクセス25万突破 ( 66日) 一日平均152


※合計2721日で25万アクセス突破です。通算平均で一日91.9アクセスです。

※最近、読むのに時間がかかるヘビーな本(1日50ページくらいしか読めないのに400ページ以上あるような本)ばかり読んでいるため、更新が滞りがちです。

そんなブログですが、今後ともご贔屓にどうぞ。

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2013/05/26

勝俣誠「新・現代アフリカ入門」感想・
いわゆる新書。2013年05月18日読了。

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新・現代アフリカ入門――人々が変える大陸

著者は1946年生まれで、早稲田→パリ大一大学の博士課程を出た開発経済学博士で、セネガルのダカール大学やカナダのモントリオール大学などの勤務を経て、現在、明治学院大学国際平和研究所所長兼国際学部教授。

2007年に勝俣誠「アフリカは本当に貧しいのか」を読んでいるが、その時と肩書きは変わらない。


さて本書。アフリカ入門書という位置づけなのだが、額面通りに受け取ってはいけない。

本書はアフリカの諸問題を先進諸国が多く集まる「北半球」と、貧国の多い「南半球」の、いわゆる「南北問題」に収斂させようと狙って書かれているのだが、そこまで単純化するのはどうなのかと思う。(本書のamazonレビューに星1つが付いていて、そのレビュアーも同じようなことを書いている)

のっけから本書のマイナス面を書いてしまったが、ある程度アフリカの政治問題に関心がある人なら、興味深い話がたくさん出てくる。


P31
1951年のリビア独立(イタリア領地→英仏共同統治)から始まり、1956年にスーダンがイギリスから独立、以降、モロッコ、チュニジア、ガーナ、ギニアと続き、1960年は実に17カ国も独立し「アフリカの年」と呼ばれているくらいである。

それらの国は独裁者が政権を握っていても、米ソのどちらかが独裁者一人をコントロールすれば国全体をコントロールできることから、米ソのあやつり人形として黙認されてきた。しかし、東西冷戦の終結とともに、「南」側諸国≒国連はアフリカ諸国に民主化を求めだした。

アフリカ諸国は仕方なく複数政党を認めたり、監視付きの選挙を実施するようになった。

しかしこれは、選挙の候補者が「国の発展のために何かをしたい」という具体策があるわけではなく、争点無き選挙だった。争点無き選挙は、「俺に投票した奴だけ得するよ」的な選挙運動が展開され、子分たちは親分を当選させるために頑張る。

結果として内戦にまで発展したケースが幾つもある。(2007年の「ケニア危機」など)


P197
セネガルは、1980年から2002年まで世界銀行の融資を受けていた。この間の年間経済成長率は2.7%だった。しかし、人口増加率が3%だったので、実質的なマイナス成長だった。(そういう考え方が成り立つのか。へえーっ。という感じ)


P243
カメルーンが1960年に独立した際、「カメルーン人民同盟(UPC)」というナショナリスト運動があり、その運動を支持していた村々は、フランス軍からナパーム弾を喰らって破壊された。フランス庇護下で発足した新政権は、UPC狩りを行って、UPC指導者を次々と殺していった。


いろんな点で、アフリカに関する新しい知識を得た。欠点も多々感じたけど、全体的にはとても良い印象で読み終えることが出来た。


※2013/6/3 追記
この本を読んで何が驚いたかというと、ジンバブウェのムガベ大統領は、黒人国民に対する人気取り政策で白人の土地を強制収容して、結果として農業が壊滅状態に陥ったのだが(ジンバブウェはイギリスの白人移住者が大地主で、西洋の先進的農業ノウハウを持っていた)、そのムガベが長期政権を築いていることについて(1987年から2013年の今に至るまでずっと大統領)、国民の支持がゼロだったら、暴力で支配する独裁者であってもここまで長持ちはしない、ましてやジンバブウェは西洋から経済制裁を加えられているのだから、黒人国民がその政策に不満を持っていたら、どこかで爆発したはずだ。つまり、ムガベは西洋のマスコミが思っている以上に、ジンバブウェの黒人国民に人気があるらしい。ちなみにムガベは、白人(=イギリス)から独立を勝ち取った闘志でもある。
※追記終わり


9点/10点満点

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2013/05/23

丹沢望「パレスチナの怒り」感想。
左翼の啓蒙書。2013年05月11日ほぼ読了。

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パレスチナの怒り

出版元は前進社

(wikipediaより引用:前進社(ぜんしんしゃ)は日本の出版社。革命的共産主義者同盟全国委員会(通称「中核派」)の公然事務所を兼ねる)


なるほど。パレスチナで検索に引っかかったからといって、何でもかんでも買ってはいけないのだな。


1点/10点満点

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2013/05/21

エミリー・ロス/アンガス・ホランド/宮本喜一訳「100 Inc.」感想。
ビジネス書。2013年05月10日読了。

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100Inc. -世界的企業100社のターニングポイント

しばらく更新の間が開いてしまいました。読むのに時間がかかる本ばかり読んでいるからです。


2007年10月に出版された本。何かの書評で見て、面白そうだと買ったは良いけど、ほったらかしにしていた本。積ん読本消化期間なので、読んでみた。

世界企業100社のターニングポイントを、ビジネス雑誌の記事風に紹介している。

これがですね。

予想以上に面白い話が盛りだくさん(そりゃそうだ100社分だよ)で、読み始めは「興味のある会社だけさらっと読んでしまおう」と思っていたけど、結局全部のエピソードをまじめに読んでしまいましたよ。

以下、面白かったところ。

※本書で紹介される20番目の会社 ノキア
ノキアの主力商品は、1980年代半ばあたりまで、トイレットペーパーとスタッドレスタイヤだった。1981年から初期の携帯電話端末製造に手を出したら、これが大当たりになった。

※本書で紹介される21番目の会社 エイボン(化粧品)
エイボンは女性販売員が自宅訪問し、化粧品を売る。このスタイルは全世界的に受け入れられていて、現在のエイボンは、143カ国に510万人(!)の販売員を抱えている。

※本書で紹介される27番目の会社 イケア
1953年、イケア初めてのショールームがスウェーデンの鉄道の町エルムフルトに作られた。って、イケアってそんなに古い(60年以上前に設立されたってことだ)会社だったのか。

※本書で紹介される31番目の会社 スターバックス
スターバックスの創業者ハワード・シュルツが、ただのコーヒーショップを世界的なカフェチェーンにした話は有名だけど、スターバックス自体はシュルツが創業した会社じゃなく、尚且つ、チェーン展開するのに、投資家集団から380万ドル(4億円弱)を掻き集め、しかも自己資金ゼロという離れ業。すごいよ、それ。

※本書で紹介される33番目の会社 amazon
amazonのジェフ・ペゾスの経営手法も有名で、とにかく利益を出さないことで知られている。利益を出すくらいなら、先行投資してしまうのだ。で、そのペゾスは、26歳の時、バンカーズ・トラスト(投資銀行)始まって以来の最年少副社長だった。

※本書で紹介される43番目の会社 マイクロソフト
ビル・ゲイツとポール・アレンは、ソフトを作っては売っていた。なんと、アップルにも、アップルベーシックというプログラムを21,000ドルで売っていた。

掲載されている100社のうち、半分くらいは私でも知っている会社で、残りはアメリカまたはヨーロッパにしか展開していないため、知らない会社だった。

全然知らない会社でも、年商が数億ドルに達する企業が成長していく過程は面白く、読んでいるとぐいぐい引き込まれた。(そりゃ100社分の話が詰め込まれているので、引き込まれないのもあったけど)


本書に興味を持たれた方は、図書館あたりで自分の興味ある企業に関する話を拾い読みをして、面白かったら全編読んでみてはいかがでしょうか。


予想以上に面白かったですよ。


8点/10点満点

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2013/05/09

7人の共著「見えないアジアを歩く」感想。
ルポ。2013年04月30日読了。

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見えないアジアを歩く

鋭意積ん読本消化中。

アジアは身近になったけど、まだまだ日本人が行かないアジアがたくさんある。
本書は、そういう地域を「見ないアジア」とし、ディープな執筆者陣がガイドブック風に紹介している、2008年に出版された本である。

本書に書かれているのは、
・タイのカレン族(山本宗輔・フォトジャーナリスト)
・スリランカ北東部(LTTE独立闘争)(澁谷利雄・和光大学教授)
・インドネシアのアチェ独立闘争地(佐伯奈津子・インドネシア民主化支援ネットワーク)
・インドとミャンマーに広がるナガランド(南風島渉・報道写真記者)
・ロシアのチェチェン(林克明・ジャーナリスト)
・バングラデシュのチッタゴン丘陵(下澤嶽・平和構築NGOジュマネット代表)
・イラク(佐藤真紀・JIM-NET代表)

に関してである。どの場所も、自国の軍や警察から虐殺されたり、民族闘争が発生したり、戦争が起きていた場所である。執筆者はすべて異なる。執筆者は基本的にその地のエキスパートである。

2013年の現在、いくつかの地域では平和が訪れ、いくつかの地域では紛争や虐殺が続いている。

内容は、その場所にどうやっていくのか、その場所で何が起こっていたのか、その場所で普通の人びとはどのように暮らしているのか、である。

上下二段組(脚注があるので実質三段組み)で、予想以上に読み応えのある一冊だった。

図版や写真も多く、各章が専門的すぎず、かといって端折っているわけでもなく、バランスよく書かれており、この場所で何が起きているか全く知らない人には新鮮に読める本だと思う。

ただ、最後の章に書かれているイラク(執筆者:佐藤真紀)だけレベルが低い。

自分で取材せず他の日本人ジャーナリストから聞いた単なる伝聞話を載せている、主観的な話が多い、自分の話が多い、などなど。

また、放射能に詳しくなった今だから言えることだが、イラクで使わた劣化ウラン弾に関する放射能の物理学的知識が間違っている。

例:半減期45億年のウランが使われている、吸い込んだら危険である→半減期45億年なら、ほとんど放射線を出さない安定した物質じゃねーか(※劣化ウラン弾で放射能被害が発生しているかどうかは別の話)

イラクの話の完成度が低すぎるので、ちょっと減点。


7点/10点満点


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2013/05/06

中村和恵編「世界中のアフリカへ行こう」感想。
アフリカの文化ガイド。2013年04月25日読了。

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世界中のアフリカへ行こう―「旅する文化」のガイドブック

2009年に出版され、タイトルだけで即買いした本。今まで積ん読でした。


世界中にアフリカ文化が広まっています。それを紹介しましょう。
というテーマで書かれた、8人の学者による9つの話。


個々の話は興味深い物もあるが、内容が学術的すぎる。地誌学の学術論文を読んでいるのかと戸惑うくらい、学術的である。

学術的でやや読みづらいだけで、内容は悪くないのだが、1冊の本としてまとまりがなさ過ぎる。

・アフリカの呪術は、カリブ海にもありますよ
  (中村和恵・明治大学准教授)
・南アフリカの詩人、作家の話
  (くぼたのぞみ・アフリカ文学翻訳者)
・ケニアの成年式(儀式)の話
  (小馬徹・神奈川大学教授)
・コンゴはどうして貧しいか、を在日コンゴ人教授が語る
  (ムンシ・ヴァンジラ・ロジェ ・南山大学講師)
・南北アメリカ大陸からアフリカに渡った食物(トウモロコシなど)の話
  (旦敬介・明治大学准教授)
・カリブ海にはアフリカンミュージックが根付いています
  (鈴木慎一郎・関西学院大学教授)
・アフリカの強烈な腰振りダンスは、世界中に根付いています
  (岡崎彰・一橋大学教授)
・アフリカから移住した人びとが書いた小説がヨーロッパで認められてきました
  (中村和恵・明治大学准教授)
・ヒップホップとアフリカと文学について
  (管敬次郎・明治大学教授)


音楽とダンスと文学とカリブ海ばかりの印象を受ける。(数千万人のアフリカ人が南北アメリカ大陸に奴隷として連れて行かれたんだから、文化的に結びつきが深いのはしょうがないのだが)


コンゴの話とトウモロコシの話は、個人的にたいへん興味深かった。
以下、注目ポイント。

コンゴ(旧ザイール)の話で、
・コンゴの公用語はフフランス語、国民語はキコンゴ語、リンガラ語、スワヒリ語、チルバ語。他に200以上の言葉が存在する。学校での言葉の教育は、幼稚園と小学校で県の言葉(著者の場合はサカタ語?)を学び、同時にフランス語を習う。中学ではフランス語と英語を学び、高校以降はフランス語のみとなる。4つの国民語は、高校大学で選択できる。

・ルワンダとの関係性をコンゴ人の視点で書いた部分では、かなり厳しいルワンダ批判が展開される。曰く、ダイヤモンドを産出しないルワンダでダイヤモンドが取引されているのは、コンゴは侵略され資源を搾取されているから、等々。

・コンゴを含めたアフリカの教育システムは、旧宗主国が被支配民を支配するために作られている。例えばコンゴの教育システムは、ベルギーを元にしている。自国の歴史を教え、創造的に物を考えるように改めなければならない。


アフリカに渡った食物の話では、
・マニオク(キャッサバ(芋)の一種)は、アメリカ大陸原産。ブラジルやコロンビアなどでも食べられている。毒性のあるキャッサバの方が、害虫の被害に遭いにくいので、好んで栽培されている。

・マニオクがアフリカに渡ったのは16世紀の頃、ポルトガル人が持ち込んだという説が有力。そこから現在では、コンゴとナイジェリアだけで世界のマニオク生産量の25%を占めるようになった。

・トウモロコシも、16世紀にアメリカ大陸からアフリカに持ち込まれた。トウモロコシは、栽培家庭のいろんな段階で食べることができるので、アフリカには適していた。(芽が出た段階はヤングコーン、熟す前は日本人が主に食べる状態、完熟して堅くなったらポップコーンになったり粉にして小麦粉っぽく使える)

・アフリカの各地で食されているウガリは、完熟し乾燥させたトウモロコシの細粒が原料。これを、2倍の量のお湯に溶かし、捏ねて、10分蒸らせば完成。お湯に溶かすだけで煮込む必要がない。燃料費の節約にもなるので、アフリカの多くの地域でウガリが食されている。


なるほどなあ。


でも、本としての完成度が低すぎるので、辛口採点。


3点/10点満点


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2013/05/04

久保康之編著「ODAで沈んだ村 インドネシア・ダムに翻弄される人びと」感想。
ブックレット。2013年04月23日読了。

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ODAで沈んだ村―インドネシア・ダムに翻弄される人びと

2003年に出版されたブックレット。この頃、ダム問題にかなり興味があった(川辺川ダム問題とか、諫早湾の干拓事業とかで)。十数冊のダム関連の本を買ったのだが、ちっとも読んでいなかったので、10年経った今、手に取った。

日本のODAで、インドネシアのスマトラ島にコトパンジャン・ダムが作られた。その際、4,900世帯、17,000人の住民が立ち退かされている。その住民の多くが、立ち退き前に約束していた補償が実行されていない。日本政府はODAを実施する際、インドネシア政府に「住民の十分な理解、そして配慮と解決」をさせることを約束させていたのに実施されない。

住民は、圧政軍事体制のスハルト政権下で、暴力混じりで立ち退き同意書にサインさせられ、移転先には水場も電気もなく困り果てていた。困った住民はインドネシアの正義感溢れる弁護士(この頃のインドネシアの弁護士は政府の手先が多かったらしい)と、日本の支援団体(本書を書いている人達)の手を借り、原状回復を求め、日本政府を相手に日本で裁判を起こした。原告は数千人に達した。

被害者であるインドネシア住民の状況を個別事例で説明するとともに、日本のODA(政府が金を出す→日本のコンサルやゼネコンが受注する)が正しいのかを考えさせる内容になっている。

80ページ弱のブックレットなので掘り下げは浅く、ODAを糾弾したいのか、インドネシア住民の被害状況を知らしめたいのか、どっちつかず。インドネシア住民の被害者も、80ページしかないのに個別事例が多すぎ、さらに名前や立場を詳しく書きすぎていて、固有名詞だらけな印象。

日本のこの手の本を読むと毎回思うのだが、大規模な開発事業を行うのに際して、被害にあった人びと「だけ」を取り上げるのはなぜなんだろう。デメリットを受ける人もいれば、メリットを受ける人(今回のケースでは立ち退きしないでダム工事の仕事にありつけた人など)もいる。それが開発事業だと思う。なぜなら、誰かが「この補償では不満だ」と言い、開発側がその要求を呑むとする。それを聞きつけた他の住民が「それなら俺ももっと補償額を上げろ」と言い出す。きりがない。

この手の本の行き着く先は、結局のところ開発なんてしない方が良い、という話になってしまうが、そういうわけにもいかんでしょう。

論点がよくわからなかったブックレットだった。
(立ち退きさせられたインドネシア住民で、まともな補償もされず困っている人の話はわかったが)


4点/10点満点


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2013/05/03

北村雄一「深海生物の謎」感想。
ビジュアル新書。2013年04月22日読了。

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深海生物の謎 彼らはいかにして闇の世界で生きることを決めたのか


深海生物の生態を知りたいと思って買ったんだけど、海底の地形の話とか、化石の話など地学的な話が全体の3割くらい占めていて、なおかつ出てくる生物は甲殻類とナマコが多く、同じネタを何回も繰り返す。

海洋研究開発機構という組織が、マッコウクジラの死骸を相模湾など2ヶ所で1200m海底に沈め、深海生物がどうやってマッコウクジラを食べるのか、何年も経過観察をしているのだとか。

興味を惹く話も多少は書かれているが、全体的な印象としては、やっつけ仕事の雑な本。


4点/10点満点


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