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2013/06/02

市之瀬敦「海の見える言葉 ポルトガル語の世界」感想。
言語エッセイ?2013年05月23日読了。

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海の見える言葉 ポルトガル語の世界

2004年に出版された本。この本も何かの書評で好意的に取り上げられていたのを見て、興味が湧き買った。で、今まで(2013年)ほったらかしにしていた。

著者は1961年生まれで、現在上智大学ポルトガル語学科の教授(執筆時は助教授)。

ポルトガル語は、ポルトガルの他に、ブラジル、アンゴラ、モザンビーク、サントメ・プリンシペ、ギニアビサウ、カボベルデ、東ティモール、マカオ、インドのゴア、の公用語である。

ちなみにポルトガルは人口1000万人強。ブラジルは1億9000万人。


第1章は、ポルトガル語が上記の国々に広まっていった課程を、歴史的背景とともに説明。

第2章は、「ピジン語が母語化したものをクレオール語という」ことに基づき、ピジン語のポルトガル語と、クレオール語のポルトガル語の説明。

なんのこっちゃ。「ピジン語とは何か」「クレオール語とは何か」という小見出しが設けられているが、どちらもはっきりとした説明になっていなくて、ちょっと不親切である。

第3章は、2002年4月末から7月末までの、3ヶ月のギニアビサウ滞在記。著者は1994年2月から3月にもギニアビサウに滞在していたのだとか。

第4章は、アフリカに根付くポルトガル語のお話し。アンゴラとモザンビークの歴史等々。

第5章は、サッカーに関連するポルトガル語辞典。これだけで40ページもある。

第6章は、ブラジルのポルトガル語について。ポルトガル語を喋る人数は、ブラジルがぶっちぎりでダントツなのだから、ブラジル語と呼んでもいいんじゃないのか?的な話。

第7章は、ポルトガルでも、ポルトガル語以外の言葉(ミランダ語)が公用語になっている、けど話者が少なく風前の灯火。

第8章は、アジアにも根付いているポルトガル語。東ティモールやマカオ、そして日本。日本には日系ブラジル人がたくさん住んでいるから、ブラジル語話者数では東ティモールより多い。

◆感想
個人的にアフリカ好きなため、ギニアビサウ滞在記は面白かった。
また、東ティモールが元もとポルトガル領だったとは知らなかったので、なかなか興味深く読めた。

エッセイ的な部分はかなり面白く読めるのだが、ところどころにポルトガル語の中途半端な文法話が載っていて、それが全体の25%くらいあり、かなりくどく感じる。この部分に関しては、ポルトガル語をある程度理解できる(知っている)読者を対象にしている感じがする。

また、ポルトガル語のサッカー用語は、その章だけ浮いている感じがした。

全体的な構成が今ひとつ。


5点/10点満点

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