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2013/10/01

馬渕睦夫「国難の正体――日本が生き残るための「世界史」」感想。
多少マシな陰謀論。2013年09月18日読了。

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国難の正体――日本が生き残るための「世界史」

最近、新聞雑誌系のコラムでよく見る、
川口マーン惠美という在ドイツ日本人が現代で書いているコラム「シュトゥットガルト通信」で、
無残に失敗した共産主義と新たに台頭するグローバリズムの驚くべき共通点---馬渕睦夫著『国難の正体』の戦慄
という書評が載っていて、とても面白そうに感じたので買った。


公開されている文書や本(グロムイコ回顧録、トルーマン回顧録、グリーンスパン回想録などなど)から読み解く世界の裏側、という感じの本。
捏造はないけど、深読みし過ぎじゃないの?
と思えるようなこじつけ、強引な解釈が多く、んー?的な本。

本書の面白さは、川口マーン惠美もコラムで書いているけど、

・共産党政権というのは結局のところ、共産党幹部だけが既得権益を独占し大金持ちになり、政権に近い一部の人たちはそこそこ富裕層になれるが、概ねほとんどすべての人が押し並べて貧乏になる政治体制

・現代のグローバリズム資本主義は、成功した会社だけが儲かり、成功した会社の幹部だけが大金持ちになれ、成功した会社に在籍しているなどラッキーな人たちはそこそこ富裕層になれるが、概ねほとんどすべての人が押し並べて貧乏になる経済システム

政治と経済の違いはあるけど、結果的にごく一部の金持ちが誕生し、すさまじく多くの人たちが貧乏であるという結果は同じ。

共産主義政権と、グローバリズム資本主義は同じ結果をもたらす。


なるほど。


というような話が盛りだくさんなんだけど、解釈がこじつけっぽく感じてしまって私的にはちょっとダメ。フリーメーソン世界陰謀論より1000倍マシだけど。


5点/10点満点


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