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2014/01/26

ダロン・アセモグル/ジェイムズ・ロビンソン/鬼澤忍訳「国家はなぜ衰退するのか(下)」感想。
政治経済論。2014年01月15日読了。

下巻です。

第9章は、インドネシアのモルッカ諸島と、最初に征服したポルトガル人、ポルトガル人を追い出したオランダ人のケースから、ヨーロッパ列強の海軍力について考察する。ヨーロッパ列強が確立したプランテーション農業(それは奴隷を使い支配者に富が集中するシステムである)、その手法はアフリカにも適用された。

南アフリカ共和国で、白人(オランダ人の末裔)農家が原住民農家と競合しないよう、また大量の低賃金労働者を作り出すために、「先住民土地法」が作られたと書かれていて、このあたりはかなり興味深い。


10章以降も、(私の知識では)細かな差異が分からないため、似たような話がずっと続く。

著者の主張は理解できる。しかし、このような類の本をあまり読んだことがないので、他者の主張とどこが異なっているのよく分からない。


※※ココログがまたエラーを出して、以降、書いた内容がすべて吹っ飛びました。書き直す気力はないので、以降は簡単に。


第11章では、ペルーのフジモリ大統領(とベネズエラのチャベス大統領)は、自身の権力を強化するため、大統領に非協力的な議会を閉鎖し、大統領の権限を強化するため憲法を書き換えた。と書かれている。フジモリがペルーで逮捕されるには、いろいろな理由があるようである。


本書の解説(p282)に、本書のことを簡潔にまとめた文章が載っているので引用

「本書で著者たちはまず、長期的な経済発展の成否を左右する最も重要な要因は、地理学的・生態学的な環境条件の違いでも、社会学的要因、文化の違いでも、いわんや人びとの間の生物学的・遺伝的差異でもなく、政治経済制度の違いである、と主張し、それを歴史的な比較分析でもって論証していく。

それでは、その制度的な違いとはどのようなものか? 本書の第二の主張は、

包括的inclusivenaな政治制度--その極限が自由民主制--と、
包括的な経済制度--自由な(開放的で公平な)--市場経済との相互依存(好循環)

それと裏腹の収奪的extractiveな政治制度--権威主義的独裁等--と、
収奪的な経済制度--奴隷制、農奴制、中央指令方計画経済等--との相互依存(悪循環)

というメカニズムが存在する、というものである。

ある社会を支配している制度的枠組みが収奪的であるのか、それとも包括的であるのか、の違いが、その社会に置いて持続的な経済成長が可能となるかどうかを左右しているのだ、途中者たちは主張する」


7点(私には難しかっただけなのかも知れない)/10点満点


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