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2014/04/15

鈴木正行「新版 アフリカ漂流2」感想。
貧乏長期旅行記。2014年04月06日読了。

全6巻の「アフリカ漂流」2冊目は、

ザンビア、マラウィ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、南西アフリカ(現ナミビア)、南アフリカ、スワジランド入国拒否、レソト、南アフリカ編。

1巻に増して、移動とイミグレと宿とメシと両替の話ばかりである。

ザンビア、マラウィ、ボツワナ、スワジランド、レソトは黒人国家である。
ジンバブウェは白人が支配してる。
現ナミビアは南アフリカに支配されていた(ナミビアの独立は1991年)
南アフリカは言わずとしれたアパルトヘイトの国である。


著者が旅行していた1981-1983年は、南アフリカおよびジンバブウェから黒人国家に入国することは難しかったらしい。

アパルトヘイト下の南アフリカで日本人は名誉白人と呼ばれていたが、これは貿易上、日本と取引しなければならなかった南アフリカが、差別すべき有色人種だけど日本人だけ特別扱いにするための方策である。アパルトヘイト下の南アフリカをバックパッカーで旅することの難しさについても、本書で詳しく書かれている。


以下細かなところ。

ボツワナは公共交通機関が一切無く、移動はジンバブウェで知り合ったわりと裕福なボツワナ人にずっと車に乗せてもらった話。

ボツワナの黒人男性は昼間から酒を飲んでダラダラしているだけで、働く意欲が全くない話。(でも現在のボツワナはダイアモンドなどが採れるので、世界でもかなり上位に来る経済優等生国家)

さらにボツワナで酒に酔っぱらった入国管理官の怒りを買い、理由無く拘置所に1日ぶち込まれた話。

ナミビアのウォルビスベイで日本の漁船を見かけ、漁師の誘いで船に乗り込み、久しぶりに日本食をご馳走になったが、他の漁師から泥棒扱いされた話。

現在のナミビアから南アフリカに向かう際、ヒッチハイクで捕まえたのが、日本人漁船員を相手にする南アフリカ人の娼婦2人+ヒモの若い日本人男性で、彼女らの車に乗り一気にケープタウンまで行った話。

南アフリカの黒人傀儡国家トランスカイ(南アフリカの白人が、黒人を痩せた土地に強制移住させ、その地で黒人傀儡自治政権に独立宣言させ、南アフリカが承認する→南アフリカは黒人差別などしていませんよ、黒人の独立を手助けしているんですよ、というパフォーマンスのための国。南アフリカ以外はどこの国も独立を承認していない)などを苦労しながら旅する話。

南アフリカの白人公務員でも、オランダ系とイギリス系では優しさがぜんぜん違う話(イギリス系の方が易しい)

などなどが書かれている。


まあ、アフリカに興味がある人なら面白いかも。今ではまったく通用しない話が多いけど。


6点/10点満点


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