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2014/04/27

ドン・ウィンズロウ/東江一紀訳「犬の力・上」感想。
メキシコ麻薬戦争小説。2014年04月13日読了。

ドン・ウィンズロウは、探偵ニール・ケアリーシリーズで人気が出た作家。
「ストリートキッズ」(このブログを始める前に読んだ)
「仏陀の鏡への道」
「高く孤独な道を行け」
を読んだことがある。

本書「犬の力」は、2010年の「このミステリーがすごい」海外編第1位の作品。

つまり、かなり面白い小説と考えて良い。


このミスで1位を獲ったと知り、ドン・ウィンズロウはまあまあ好きな作家だったので買ったが、ずっと積ん読。さいきん積ん読本消化に励んでいるのでようやく読んだ。


1975年から1999年まで、メキシコの麻薬マフィアと闘ってきたDEA(全米麻薬取締局)のアート・ケラーの物語。

とは言うものの、アート・ケラーは主人公の一人で、麻薬マフィアのボス、ボスの甥っ子、マフィアに加わるニューヨークの底辺の若者、殺し屋を職業にしてしまうメキシコのお坊ちゃま、ケラーの敵なのか味方なのか分からないCIAの上級職員、エグゼクティブだけを相手にする高級娼婦、神父。

いろんな人間が主人公クラスで登場する。


物語は、1997年、メキシコのある集落で、一族19人が麻薬マフィアに惨殺されたシーンから始まる。一族にマフィアの裏切り者がいた。裏切り者は、バナナのように顔の皮を剥がされて殺されていた。アート・ケラーは、自分の落ち度でこの事態を招いたと悲しむ。


そして物語は、なぜこの事態を招いたのか、長い長い説明をするため、1975年に遡る。

アメリカ人のアート・ケラーが麻薬を取り締まるためDEAに入局し、アメリカの公機関がメキシコ国内で掃討作戦を展開するという展開。

最初は、なんでアメリカの公機関がメキシコ国内で掃討作戦を展開出来るんだろう?という疑問がつきまとったが、読み進めていくうちに解消。


血なまぐさい描写(生きた人間の生皮を剥ぐ等)が結構出てきたし、後半への伏線なのか、主人公が誰だかイマイチ分からないくらい主要登場人物がいっぱい出てくるし、上下巻に及ぶ長い小説にありがちだけど、こいつは誰だっけ?という人物が出てくる度に頁を前に戻して確認したり。

そんなこんなで、上巻は4~5日かけて読んでいった。


8点/10点満点

下巻はこちら

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