« ドン・ウィンズロウ/東江一紀訳「犬の力・上」感想。
メキシコ麻薬戦争小説。2014年04月13日読了。
| トップページ | 宮脇俊三「中国火車旅行」感想。
紀行文。2014年04月16日読了。 »

2014/04/27

ドン・ウィンズロウ/東江一紀訳「犬の力・下」感想。
メキシコ麻薬戦争小説。2014年04月14日読了。

上巻は4~5日かけて読んだが、下巻は一日で一気に読んだ。

ストーリーは文句なく面白い。ノンストップで先を読みたくなる面白さだ。


だが、不満もたくさんある。

後半になればなるほど、映画のシナリオ的な神様視点の描写が増え、ちょいと白ける(好き嫌いなので個人差があると思います)

メイン主人公のアート・ケラーのクソ甘っちょろい考え方は、アホ、ボケ、殺されてしまえ、というくらい甘っちょろくて、こいつをメイン主人公に据えたのはなぜなのか理解に苦しんだ。たぶん、キリスト教徒アメリカ人の標準的な考え方なのだろうが。

※訳者あとがきによると、本書のタイトルである「犬の力」とは、旧約聖書に出てくる言葉なのだそうだ。

主人公クラスの登場人物が多数いるので、誰に感情移入して読めばいいのかなあ、アート・ケラーは自分の目的のために仲間の命を奪われてしまうくそったれ(個人の感想です)なので感情移入できないなあ、などとも思ったり。

カランは、バイクを始末するという思考に至りながら、同じ場所に1ヶ月も滞在した。何でだ?なんでそんなバカな行動をしたのだ?

大桃、小桃、オバップは、なぜ手下と化したのか?どこか読み落としたかなあ。

下巻p265
ノーラはラウルに電話して、その旨を伝え、切った後で、リーに言う。「うちのボスにも電話して、予定変更の了解を取らないと」
なんでリーはこれをOKするのかなあ。それまでの慎重な行動からは理解できないなあ。


という細かい好き嫌いはあるけど、ストーリーは面白かった。


人を殺す描写が多すぎるが。

7点/10点満点

上巻はこちら

|

« ドン・ウィンズロウ/東江一紀訳「犬の力・上」感想。
メキシコ麻薬戦争小説。2014年04月13日読了。
| トップページ | 宮脇俊三「中国火車旅行」感想。
紀行文。2014年04月16日読了。 »

◆小説・ミステリ系統」カテゴリの記事

●海外作品(原著英語)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/43036/59541129

この記事へのトラックバック一覧です: ドン・ウィンズロウ/東江一紀訳「犬の力・下」感想。
メキシコ麻薬戦争小説。2014年04月14日読了。
:

« ドン・ウィンズロウ/東江一紀訳「犬の力・上」感想。
メキシコ麻薬戦争小説。2014年04月13日読了。
| トップページ | 宮脇俊三「中国火車旅行」感想。
紀行文。2014年04月16日読了。 »