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2014/10/23

椎名誠「砂の海 楼蘭・タクラマカン砂漠探検記」感想。
紀行文。2014年09月25日読了。

中国のタクラマカン砂漠にあったロプノール(ロプ湖)。現在この湖は、湖の痕跡が残っているだけである。この湖は、位置を移動させながら、ある周期で元に場所に戻ってくる「さまよえる湖」だった。この説を発表したのはスウェーデンの探検家へディンで、その名もズバリ「さまよえる湖」という本になっている。また、井上靖の「楼蘭」でもロプノールに触れられている。

私が中学生の頃(1980年代前半)、井上靖とシルクロードブームがあり、さまよえる湖ロプノールは大流行だった。

現実世界では、ロプノールがあった場所は、中国の核爆弾実験場だったため、長らく外国人の立ち入りが制限されていた。(今は今で新疆ウィグル自治区のテロで色々と問題がある)

で、1988年、朝日新聞社とテレビ朝日が「日中共同楼蘭探検隊」を企画し、へディン以来54年ぶりに外国人探検隊がロプノールに向かうこととなり、紙媒体担当として椎名誠にも声がかかったのだとか。


歴史的探検隊の一員なのだから、幾らでも重々しく書けるのだろうが、そこは椎名誠。実に椎名誠らしい飄々とした文体で歴史的短剣を綴っている。それがとても良い。


8点/10点満点



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