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2014/10/25

醍醐麻沙夫「アマゾン河の食物誌」感想。
地誌エッセイ。2014年09月28日読了。

◆概要(amazonより引用)
むせ返るような、濃密なアマゾン河流域の大自然の恵みを味わう。世界最大の熱帯雨林を抱くこのユニークな地域が生み出した豊かさは比類ないと著者はいう。ピラニア、ヨロイナマズの塩焼き、屋台の不思議な香りと味の食物、ゲテモノ一歩手前の怪味、開高健や向田邦子といった食通を唸らせた美味…。開高健『オーパ!』アマゾン取材時に案内役を務めたブラジル在住の作家が、長年取材と魚釣りで分け入ったアマゾン河流域で出会った食材と料理のかずかずを、ゆったりとした時間のながれとともに描いた、食の博物誌。
◆引用終わり

1935年生まれの著者は大学卒業後、ブラジルに渡り、事業経営を経て、日本語教師や川漁師をしながら小説を書いている人。

本書は、ブラジルのアマゾン河(源流はペルーにある)流域で、どんな食べ物が食べられているのかを紹介する地誌エッセイである。

私は世界一周旅行をブラジルからスタートし、都合2週間滞在した。

行くまで知らなかったのだが、ブラジルは米が主食。パンが主食のようなイメージがあったが、基本は米。それに豆料理が大好き。レストランで食べると、どんな料理にもサイドディッシュで豆料理がくっついてくる。日本の定食屋で漬け物が必ずくっついているみたいな感覚。

ピラニアは普通に食べられる白身魚だったし(素揚げに塩を振ったのが美味い)、具がいっぱい入った卵焼きや、カツレツなども美味しかった。というか、ブラジルでは外れ料理がなかった。適当にそこいらの屋台で何かわからないものを食べても、結構いけた。

本書は、ブラジルに住んでいる著者が、アマゾン河という世界最大の淡水河の流域で、普通の人は何を食べているのかを、自分で足を運んで、食べて、紹介している。

食べ物の写真はなく、たまにイラストがあるくらいで、基本的に文章で食べ物の味を伝えている。だが、意外にも文章で味が伝わってくる。不思議だ。

全体を通すと、アマゾンの歴史、庶民の暮らし、文化的背景など、色んなことを盛り込んでいるため、食物誌に絞った内容ではない。ブラジルに行ったのは2009年の11月なのでもう5年も前のことになるが、ブラジルは楽しかったなあ、ということを思い出せる本だった。


6点/10点満点

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