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イスラム政治学。2014年11月11日読了。 »

2014/11/24

岩瀬昇「石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?」感想。
いわゆる新書。2014年11月05日読了。

三井物産でエネルギー関連事業に43年携わってきて、三井石油開発の常務執行役員を務めていた著者が、地震の知識と経験を元にまとめたエネルギーに関する話。

エネルギー関連の本を何冊か読んでいるが、これ一冊で色んなことを知った気になれる。よくまとまっている本だと思う。

原油を精製すると、軽い順にLPG(液化石油ガス)、ガソリン、ナフサ、ジェット燃料、灯油、軽油、重油、アスファルトなどになる。

LNG(液化天然ガス)は、低硫黄原油よりもさらに硫黄分および窒素分が少ないガスである。

カリブ海の小国トリニダード・トバゴからガス(LNG)が獲れる(知らんかった)のだが、これが安いらしい。なぜかというと、トリニダード・トバゴのLNGはアメリカのスポット市場のみを相手にしているため、通常のエネルギー供給とは異なり、安定供給の義務がないから、生産した分だけを売るということが可能になる。

シェールガス、シェールオイルはどうやって採掘するのか。なぜここに来て急に存在感が増してきているのか。

日本のエネルギー戦略はこのままでいいのか。

というようなな事が書かれている。

前半半分(第3章まで)はかなり面白く読めたが、後半はWebに公開されていて引用可能な公的資料をつかって解説くっつけただけのやっつけ仕事で、さらには自分の専門外のことにまで口を挟んでしまって墓穴を掘る。的な。第三者に全体構成の意見を聞いていればもっとよい本になったと思われるので、この尻すぼみ感はちょっと残念。


6点/10点満点

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