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2014/11/13

豊浦彰太郎「ビジネスマンの視点で見るMLBとNPB」感想。
野球本。2014年10月27日読了。

とある野球ブログがある。セイバーメトリクスを駆使してMLBの魅力を紹介し、その能力をNPBの選手分析にも活用している。

日本でも有名になってきたのが、
打者の指標であるOPS(出塁率と長打率を単純に足したもの)、
投手の指標であるWHIP(被安打数と与四球数を足した数値を投球回で割ったもの)、
である。

出塁率は、ヒットがあまり打てないバッター(=低打率)でも、選球眼がよければ高くなる。もちろん、ヒットをたくさん打つ(=高打率)なら、ますます高くなる。
長打率は、ヒットがあまり打てないバッター(=低打率)でも、ホームランバッターなら高くなる。打率はホームラン50本とヒット50本の価値が同じだが、長打率なら価値が4倍になる。

OPSは二つの数値を足すことによって、両方の長所を、つまり選球眼もよく長打も打てるバッターを選ぶ指標である。それはつまりチームの得点に貢献する確率が高くなるということを意味する。

OPSは、
0.850を超えるとかなり優秀、
0.900を超えると超優秀、
1.000を超えると歴史的なレベルで優秀、である。


WHIPは、1イニングあたり何人の走者を投手の責任で出したか、を表す数値である。死球とエラーで出た走者は含まない。

1イニングに出す走者が少ない方が、得点される可能性は当然低い。走者と得点に強い相関関係がある(当たり前)ので、走者と出さない投手は素晴らしい。そういう指標である。

WHIPは、
1.100を下回ると優秀、
1.000を下回ると超優秀、
0.950を下回ると歴史的なレベルで優秀、である。

ダルビッシュのMLB3年間の通算WHIPは1.20で、平均以上の評価。(NPB時代は0.98で超絶レベル)
岩隈のMLB3年間の通算WHIPは1.09で、リーグを代表する投手という評価。(NPB時代は1.20で、MLBに行ってからの方が凄みを増している)

2013年の上原浩治は0.57で、全米のセイバーメトリクスファンが狂喜乱舞したほど、歴史的な記録である。


で、セイバーメトリクスはまだまだ発展途上で、これが決定版!という数値はない。上記二つの指標も、OPSなどは「異なる分母で割った数値を単純に足すというのはなんの意味があるのか?」とか、WHIPに死球を含まないのはおかしいのではないか?など、異論も多々ある。

ので、全世界のセイバーメトリクスファンは、自分の作った指標をどんどん発表しているのである。


で、私は、セイバーメトリクス系のブログでたぶん日本で上位5傑には入るであろう野球ブログ(1日5回くらい更新している)を毎日読んでいる。

そのブログ主が本書を宣伝していたので買った。


すっかすかな内容だった。

700円の新書でも4点くらいしか点けられない内容なのに、本書は1800円(+消費税)もした。

誤字もたくさんあった。

自費出版なのかも知れない。


で、私は本書の紹介元であるブログに対して、こんな本を紹介するレベルだったのか、と大きく落胆しているのである。


2点/10点満点

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