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2015/05/05

小川和久「日本人が知らない集団的自衛権」感想。
いわゆる新書。2015年02月06日読了。


◆今、ISIS(イスラム国)がロケットランチャーを抱えて日本に攻めてきたらどうなるか?

→自衛隊は国家同士の戦争のうち、防戦しか関与できないので、国ではないISISが攻めてきた場合に対処するのは警察です。


◆では、ISISが北朝鮮と連携して、日本海側のどこかの都市を攻め落として占領たらどうなるか?

→北朝鮮が宣戦布告していない以上、凶悪犯による広域犯罪事案です。対処するのはあくまで警察です。自衛隊が関与することはできません。


といようなことを、小川和久氏の著書から学んだ。

小川和久・坂本衛「日本の戦争力」2006年02月03日読了。10点満点

小川和久・坂本衛「日本の戦争力 VS 北朝鮮、中国」2007年04月10日読了。6点

石破茂×小川和久(対談)「日本の戦争と平和」2009年06月09日読了。8点


本書は6年ぶりに読む小川氏の著書である。


本書は、Q&A型式で40の設題に対し、小川氏が解凍回答する形式を取っている。内容的には、既に読んだ上記3冊を超えるものではなかったが、今までこういうことに関心を持ってこなかった方でも興味が持てるように構成されている。

2つ、要約抜粋する(純粋な引用ではないのでご注意されたし)。


◆Q4 集団的自衛権とは何ですか?

A4 子供の喧嘩に例えると、

小学校6年1組にガキ大将がいて、誰彼構わず暴力をふるっていました。最初はみんな、自分一人で殴り返すなど反撃していました。これは「個別的自衛」です。権利という点から見れば、一人一人が「個別的自衛」を持っています。

しかし、1対1で戦ってもガキ大将には勝てない。

なので、6年1組の誰かがガキ大将に殴られたら、6年1組全員でガキ大将に仕返しすることにした。これが「集団的自衛」。

これが「集団的自衛」で、6年1組の考え方に賛成する誰もがこの仲間に加わることができる。これが「集団的自衛」。

本当に仕返しを実行したら、これが「集団的自衛権の行使」となる。


◆Q10 もし日米同盟を解消したら、日本の防衛はどうなるのですか?

A10 武装中立を選ぶか、非武装中立を選ぶかの二択。(5/7追記)非武装中立を選んだ場合、他国が戦争を仕掛けてきても反撃できない。

(ちなみにスイスは永世中立国として有名だが、武装中立で、徴兵制度があり、成人男子は全員予備兵となる)(追記終わり)




私的には小川氏の主張の復習なのだが、かなり分かりやすく書かれているので、本書はお薦めである。


薦めたところで、「憲法9条があるから日本は平和なんだ!」と言っている人には伝わらないので、まあ、そういう方は勝手にして下さい。


(日本国憲法第9条は、日本国(及び日本国籍を持つ人)にのみ通用する法律で、他国が9条を破ってなどお構いなしに戦争を仕掛けてくることを防ぐことはできない)

6点/10点満点

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