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2015/06/21

増田義郎「物語ラテンアメリカの歴史」感想。
歴史概説。2015年03月13日読了。

3月17日からインドネシアに2週間遊びに行くので、その前に1冊本を読んでいこうと思って手に取ったのが本書。(ちなみに仕事は3月13日(金)で退職)


ラテンアメリカ、日本語で言うところの中南米。8割がスペイン語圏、2割がポルトガル語と英語とフランス語。かすかにオランダ語。

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中南米はラテンの国、とよく言われるけど、ラテンって何じゃい。(ラテン語を使っていたイタリア人、スペイン人、ポルトガル人の末裔のことを指すらしい)

中南米はスペイン人に武力侵略され、その後スペイン語を喋れるようになった現地人が支配階級になったからスペイン語が浸透していった。

大枠の流れとして、ポルトガルが大航海時代の先駆けとしてアフリカや南米を占領→追いかけるようにスペインも暴虐の限りを尽くしあちこち占領→両国が疲弊したところにオランダが→オランダも疲弊するとフランス&イギリスが暴虐の限りを……という知識はあったけど、実際の歴史はほとんど知らない。


なので、本書を読んでみた。


驚いた。

ブラジルだけポルトガル語で、他の中南米がスペイン語なのは、1494年のトルデシリャス条約というスペインとポルトガルの間で交わされた条約に基づき、現在の西経46度37分を境に、地図上で右(東)はポルトガル領、左(西)はスペイン領と両国が勝手に決めたからなのだという。(ローマ教皇のお墨付き)

Nanbei2


というようなことを含めて、本書はラテンアメリカの歴史を軽くなぞらえるにはとても優れた書物なのではないかと思う。

読んでいて面白かった。


ポルトガルの没落もスペインの没落も、先祖がアフリカや南米で人を殺しまくった呪いが原因なんじゃね? と思わせるに十分な鬼畜っぷり。同じように植民地支配をしていたオランダもイギリスもフランスも徐々に没落しているから、こういう国はこういう運命なのだろうな。


9点/10点満点

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