大久保潤・篠原章「沖縄の不都合な真実」感想。
いわゆる新書。2015年06月13日読了。
翁長現沖縄知事と仲井間前沖縄知事の
実質的争点は、
基地移転に伴う土木工事(特に砂利屋)に絡む利権争いでした。
というような本。
誹謗中傷ではなく、客観的事実(関連団体の支援パーティでの発言やプレスリリースなど)をベースにしているので、説得力がある。
2014年の知事選で勝った現沖縄知事である翁長氏は、普天間にある米軍基地を辺野古に移設するのを反対(但し、米軍撤退は望んでいない)
敗れた仲井間氏は、辺野古移設賛成、
敗れた元衆議院議員下地幹郎氏は、現宮古島市出身で、宮古島周辺の有力者で、宮古島市に属する下地島にある下地島空港に米軍と自衛隊を誘致したくてしたくて。
というような話が盛りだくさん。ゲップが出る。
したたかな沖縄の政治家に利用されている左翼が憐れでしょうがない。
8点/10点満点
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