ビル・ブライソン/楡井浩一訳「人類が知っていることすべての短い歴史(上)」感想。
科学ノンフィクション。2015年06月24日読了。
宇宙の始まりから現在に至るまでのすべてを書いた短い歴史!
読み始めたらやめられない。上巻の200ページくらいまで、一晩で一気に読んだ。
宇宙物理学に興味がある人は、上巻の前半はすごく面白く読める。私がそうだった。
本書302ページには、なぜ有鉛ガソリンが普及したのかについての話。鉛は危険物という認識は1921年に既に分かっていたけど、鉛入りガソリンを使うとエンジンノックが激減することを、ゼネラルモータース・リサーチ社に務めている人が発見し、ゼネラルモータース、デュポン、スタンダードオイルが合弁企業を作って、鉛は悪いイメージがありすぎるのでエチルという名を使って有鉛ガソリンを普及させた。
なるほど。
とにもかくにも、宇宙物理学に興味がある人は、本書は読んで損はない。
8点/10点満点
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