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2016/01/28

デビッド・クアメン/山本光伸訳「エボラの正体」感想。
ウィルス学入門。2015年12月16日読了。

エボラ出血熱(現在では必ずしも出血を伴わないことからエボラウィルス病と呼ぶらしい)。

アフリカ諸国で数年に一度、爆発的な死者を出すパンデミック(感染症の流行)が発生し、2014年には西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネ、そして飛行機を通してナイジェリアまで拡散し、各地で猛威をふるった。

従来この病気は、アフリカの中でも田舎にあたる地域で発生していた。2014年のパンデミックは、西アフリカ諸国の都市部で発生したのが今までと大きく異なっている。

このエボラとはいったい何なのか。

本書は、1996年に中部アフリカのガボンで流行した事例から、野生で死んだチンパンジーから広まったのではないかという推測から始まる。

その後、野生で死んだゴリラを食べるために持ち帰ったら、集落が全滅した事例や、ゴリラの生息数が極端に減ってきている事実などを紹介し、

霊長類にエボラウィルスを運んでいるのはコウモリではないか? と研究を進めるチームが、赤道直下のアフリカのジャングルの中にあるコウモリが巣くう洞くつの中を粉塵一粒吸い込まないように完全防塵で汗まみれになりながらコウモリやネズミにトレーサーを取り付け、まったく別の地域でトレーサーを付けたコウモリが発見され、そこではゴリラが全部死んでいた。

などの話が紹介されている。


面白かった。


8点/10点満点

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