サイモン・シン/青木薫訳「宇宙創生(上)」感想。
科学ノンフィクション。2016年02月16日読了。
サイモン・シン+青木薫訳は傑作ノンフィクションが多いのでPCでは右サイドバーにカテゴリを作りました。
本書は、最新宇宙物理学ではなく、宇宙とはいったいなんぞや?という宇宙に関する歴史を、紀元前の時代から遡って近現代に至るまでの宇宙科学観測史を、ほぼ時系列に書き記した本。
夏至の日の正午に井戸に差し込む太陽光が、場所によって違うことから地球は丸いと発見した話から始まって(紀元前276年頃)、
地球は全天体の中心であるという天動説が世の主流であった中、天体を観測した結果、地球は太陽のまわりを回っているという地動説を主張したコペルニクス、
こういう基礎の基礎から本書は書き進められるが、徐々に難しくなっていく。
詳細は下巻の感想にて。
早く読み進めたいというワクワクが止まらない本である。
9点/10点満点
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