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2017/01/24

デイナ・プリースト/ウィリアム・アーキン/玉置悟訳「トップシークレット・アメリカ」感想。
米国防。2016年12月09日読了。


◆内容紹介(Amazonより引用)
9.11以降、テロとの闘いという大義名分のもとに、アメリカでは雨後の筍のように機密機関が生まれ、膨大な「最高機密」を扱うプログラムが立ち上げられた。1200を超える政府組織、25万人以上の従業者、そして政府から業務を請け負う民間会社の人員を含めると、じつに85万人以上の人間がなんらかの「最高機密」にアクセスしているという異常事態となっている。無数の最高機密に覆われ、ジャングルのごとき迷宮と化したアメリカの現実を、ワシントンポストのベテラン記者らが精緻な取材によって暴き出す。

◆感想

アメリカ国内には実に多くのトップシークレットがある。価値のない情報までトップシークレットに指定されてしまったため、膨大な数のトップシークレットが生まれてしまった。

トップシークレットとは何ぞや?いったいどのくらいの情報がトップシークレットになっているのか? をワシントンポストのデイナ・プリースト氏と元アメリカ陸軍情報分析官ウィリアム・アーキン氏が調べたルポ。

上述の内容紹介にあるように、トップシークレットにアクセスできる人物は85万人に上る。ここまでくるともはや機密情報でも何でもない。

本書はそういうアメリカ官僚の無駄を暴き出した本。呆れちゃいますね。でも他所の国のことなので、日本人である私にあまりビビッと来るものが無かったというかなんというか。

以下は私が面白いと思った箇所。

p36-37
大統領はCIAに指示を出すとき、事前に議会の承認を必要としない。大統領が求めれば、CIAは外国政府を転覆することさえ試みる。それが失敗した例がキューバ、北ベトナム、ニカラグア、アンゴラなどであり、成功した例がチリ、グアテマラ、コンゴ、イラン、そして2回成功したのが、よりによってアフガニスタンだ。

p51
CIAと外国のパートナーとの関係は、メディアが伝えるよりずっと強固だ。とくにイギリス、オーストラリア、カナダ、ドイツ、ヨルダン、ポーランド、フランス、サウジアラビアなどの情報機関との関係は鉄壁と言えるほど堅い。

CIAは大統領権限だけで動かせるのか。それはなかなか恐ろしい(でもトランプはCIAに喧嘩売ったからなあ)


6点/10点満点

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