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2017/01/04

塩見鮮一郎「貧民の帝都」感想。
いわゆる新書。2016年08月19日読了。

江戸時代末期から明治、大正にかけて、東京には巨大なスラム街がいくつもあった。

江戸幕府が大政奉還を行って(1868年3月12日)、徳川家に忠誠を尽くす侍彰義隊が上野寛永寺に立てこもり壊滅する5月15日頃まで、江戸は無政府状態だった。

その頃江戸を離れたのは支配層と富裕層で、残っていた者は日々どうやって暮らしていけばいいのかすら分からぬ者が多かった。新政府は古格にとらわれない統治を開始するが、置いてきぼりをくった貧困層から惨状の訴えが殺到した。

そこから新政府は貧困対策を開始するが、対策に不満を持つ者が独自の生活をはじめ、スラムと化していった。

というようなことを豊富な史料(数字)を基に綴られている。貧困かつ傷病者を救うために専門の療養施設を作ったり、その運営に奮闘する人の話が出てきたり、この時代の東京(江戸)の一面を知るには非常に優れた本である。

資料的な価値は高いと思うのだが、読む前に私が勝手に抱いていたイメージと異なっており、私的にはちょっと退屈な本だった。なんかすみません。


5点/10点満点

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